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 先行記事は、以下の通り。





 首記の件について、先行記事「続報・韓国駆逐艦・広開土大王の我が海自P-1哨戒機に対する火器管制レーダー照射の韓国「反論動画」」以降の韓国側報道は以下の通り

1/14 日韓防衛当局による非公開の会合がシンガポールで実施された

⑬1/15 【中央日報】韓国国防部「日本の韓国軍艦レーダー情報要求は非常に無礼」
⑬1/15 【中央日報】韓国国防部「日本の韓国軍艦レーダー情報要求は非常に無礼」
韓国国防部「日本の韓国軍艦レーダー情報要求は非常に無礼」

2019年01月15日14時05分 [? 中央日報日本語版] 

【1】 14日にシンガポールで開かれた韓日実務協議で日本側が韓国軍艦のレーダー情報全体を要求したことに対し、韓国国防部が「非常に無礼」という立場を明らかにした。

 【2】 国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は15日、ソウル国防部庁舎で開いた定例記者会見で「日本は今回の事案に関連して『スモーキングガン』(決定的証拠)といえる我々の軍艦のSTIRレーダー(追跡レーダー)の周波数を公開しなかった」とし「日本は一部のデータだけを話しながら、我々の軍艦レーダー情報全体に対する要求をした」と明らかにした。 

【3】 崔報道官は「我々としては受け入れがたい要求をした」とし「我々に対するこうした要求は非常に無礼な要求であり、事案を解決する意志のない主張だとみている」と強調した。

 【4】 崔報道官は日本哨戒機の低空威嚇飛行について「日本側は威嚇飛行でないと主張をするが、我々の乗組員が威嚇を感じるほどの雰囲気だったという部分については一部うなずく部分があったと聞いている」と明らかにした。

 【5】 韓国と日本は14日、シンガポールで韓日レーダー問題をめぐり実務協議を行った。午前10時30分(現地時間)から韓国大使館で最初の会議を行い、午後には日本大使館で会議を続けた。双方は午後8時30分まで10時間ほど会議を繰り返したが、結局、隔たりを確認するだけで共同声明文は調整できなかった。

⑭1/17 【中央日報】哨戒機照準問題・・・日本、証拠出せない理由がなにかあるのか
⑭1/17 【中央日報】哨戒機照準問題・・・日本、証拠出せない理由がなにかあるのか


哨戒機照準問題…日本、証拠出せない理由が何かあるのか2019年01月17日07時54分 [? 中央日報/中央日報日本語版] 

【1】 日本が韓国海軍艦艇「広開土大王(クァンゲト・デワン)」による哨戒機照準問題に関連し、レーダー情報を勘違いしていた可能性が提起されている。先月、東海(トンへ、日本名・日本海)沖で漂流中だった北朝鮮船舶を救助するために現場で救助活動を行っていた韓国海警艦〔三峰号(サムボンホ)〕から出ていたレーダー波を海軍艦艇の射撃統制レーダーと認識していたかもしれないという指摘だ。日本が今回の問題に終止符を打つことができる決定的証拠(スモーキングガン)の役割が可能な哨戒機の受信情報を出すことができないのも、誤解事実を把握したためかもしれないというのが軍事専門家の見方だ。 

【2】 今月14日、韓国と日本は葛藤を縫合するために第3国であるシンガポールで午後遅くまで協議を行ったが、この席で韓国代表団は日本哨戒機のレーダー波の受信情報を公開するよう日本側に要求した。だが、日本はこれを拒否して、むしろ韓国艦艇のすべてのレーダー情報を開示するよう求めた。政府当局者は「日本がスモーキングガンを公開すれば、それが艦艇のことなのか警察艇のことなのか、すぐに確認が可能だ」とし「かえって公開が不可能な軍事保安事項であるレーダー情報を公開するよう無理な要求で一貫した」と伝えた。韓国国防部は昨年末、日本の主張に反論する動画を製作して配布したことに続き、論争が続くと16日、日本の主張に反論した。

 【3】 韓国政府は日本の主張に反論するために別の資料も準備したという。まず、日本側が使った表現だ。通常、射撃統制レーダーに捉えられて襲撃状況になれば「ロックオン(lock-on)」という表現を使うが、日本は「コンタクト(接触、contact)」という表現を使ったというのだ。軍関係者は16日、「日本側が哨戒機照準の根拠としてIバンド電磁波に接触したという点を挙げている」と指摘した。 

【4】 また、日本側が公開したレーダーに警報音が鳴らなかったことも射撃威嚇を受けるほどの危険状況ではなかったという傍証だというのが韓国政府の立場だ。

 【5】 国防部当局者は「ミサイル攻撃のためのレーダー波を日本哨戒機が探知したなら、哨戒機機内に警報音が鳴ったり警報灯がついたりしたはずだが、日本が威嚇を受けたとして公開した動画にはこのような場面が出てこない」とし「シンガポール実務会議(14日)でこのような内容を指摘すると、日本側からはこれといった回答がなかった」と付け加えた。 

【6】 反面、韓国は状況が発生した当時、最初から三峰号で使用されたものと類似の周波数を持つ射撃統制レーダーを使わなかったという立場だ。軍関係者は「艦艇から空中の物体を射撃するために使うレーダーはSTIR-180レーダー」とし「これは海警艦のIバンド帯域だが、当時海軍艦艇(広開土大王)で唯一作用したレーダーは探索用のMW-08でIバンドではなくCバンド帯域」と説明した。海軍艦艇はCバンドを、ミサイルを搭載していない海警艦はIバンドレーダーを使っていたが、日本が勘違いした可能性があるということだ。 

【7】 しかし、艦艇が航空機攻撃用スパローミサイルを撃つために稼動するSTIRレーダーは海警艦や一般商船で使うIバンドとは明確な違いがあるという。広開土大王と同じ種類の艦艇で艦長の経験がある予備役海軍大佐は「STIRレーダーは出力があまりにも強いため、哨戒機が探知した場合、レーダースコープには水平な1つの列で現れる」とし「しかし、一般Iバンドレーダーだと地震波のような高低がある電波信号を送るため、専門家がこれを見たとすれば誤解しにくい状況」と説明した。日本がこれを知りつつも意図的に外交的な問題提起に出た可能性があるということだ。

 【8】 韓国と日本のきっ抗した対立で真実攻防は今後も続く見通しだ。実際、日本防衛省はこの日、韓国大使館の武官を防衛省に呼び、「韓国側が誤った情報を発表した」と抗議したと共同通信が伝えた。

⑮1/18 【中央日報】深まるレーダー葛藤…韓国政府、日本の韓国武官招致→日本武官を呼んで抗議
⑮1/18 【中央日報】深まるレーダー葛藤…韓国政府、日本の韓国武官招致→日本武官を呼んで抗議


2019年01月18日06時36分 [? 中央日報/中央日報日本語版] 

【1】 韓国国防部が韓日レーダー葛藤に関連して17日、駐韓日本武官を呼んで厳重に抗議したと明らかにした。前日、日本防衛省は韓国側が誤った情報を発表したと主張し、駐日韓国大使館の武官を防衛省に呼んで抗議した。

 【2】 国防部報道官はこの日「実務会議に関した韓国報道官のブリーフィングは正確な事実であり、日本のメディアが両国間会議の終了前には報道しないことにした事前合意を破ったことに厳重に抗議して再発防止を促した」と話した。

 【3】 国防部が言及した実務会議は14日、シンガポールで開かれた韓日実務会議をいう。この日の会議で両側は昨年12月、東海(トンへ、日本名・日本海)上で発生した韓日両国哨戒機の威嚇飛行とレーダー照射問題について議論した。韓国側は当時、日本の哨戒機(P-1)が低空飛行をするなど威嚇飛行をしたと見ており、日本側は韓国の駆逐艦「広開土大王(クァンゲト・デワン)」がP-1を狙って攻撃用追跡レーダーを照射したと主張している。

 【4】 国防部は実務会議に関連して15日「(事態発生当時)韓国の乗務補助員が威嚇を感じるほどの雰囲気だったということを日本側が一部うなずいたと聞いている」と明らかにした。これを受け、日本防衛省は「日本はP-1が威嚇飛行をしなかったし、シンガポールで開かれた対面協議でもこの点は全く認めなかった」と主張し、駐日大使館武官を呼んで抗議した。

1/21 防衛省 警報音公開

⑯ 1/19 【中央日報】日本のレーダー探知音公開方針に…韓国国防部「不適切な世論戦」
⑯ 1/19 【中央日報】日本のレーダー探知音公開方針に…韓国国防部「不適切な世論戦」


2019年01月20日10時00分
 [? 中央日報/中央日報日本語版] 

【1】 日本政府が韓日レーダー攻防と関連して「新しい証拠」のレーダー探知音公開を検討中とされる中、国防部は19日、日本側の一方的主張だとして反論した。

 【2】 国防部はこの日「日本政府哨戒機探知音公開示唆」関連の立場文を通じ、「日本政府が哨戒機の警告音を公開するならば以前のように事実を歪曲したり両国間の対立を助長しようとする意図であり不正確な内容を一方的に主張するのは望ましくない」と指摘した。 

【3】 これに先立ち外信によるとハワイを訪問している日本の岩屋毅防衛相はこの日、「国民にも国際社会にも誤解があってはいけない」とし、哨戒機が射撃統制レーダー(STIR)を探知した時に出た警報音を帰国後に公開する方向で調整していると話した。 

【4】 岩屋防衛相は「いまなお認識の一致を見ていないことは非常に残念だ。再びこうしたことが起きないことが重要だ。韓国とどのように協議を進めていくべきかよく考えたい」と主張した。

 【5】 これに対して国防部は「日本は公開するという警告音が韓国の駆逐艦広開土大王(クァンゲト・デワン)の追跡レーダー(STIR)から照射されたという時点の警告音なのかが確認されなければならない」と強調した。

 【6】 不正確な警告音を公開して脅威を受けたと主張するのは国際社会に誤った認識を与えることになりかねず、日時、方位、周波数特性など正確な情報を公開しなければならないということだ。 

【7】 その上で「人道的救助活動を進行中の広開土大王艦に対し持続的な低空威嚇飛行をした理由と、そのように危険なレーダーの照射を受けたとすればすぐに回避機動しなければならないのに余裕で飛行をした理由も明らかにしなければならない」と批判した。 【8】 続けて「日本は不適切な世論戦を展開するのではなく、正確な証拠を提示して両国の専門家らが参加する中で科学的で客観的な検証を受ければ良いだろう」と付け加えた

上掲韓国報道を受けて、先行記事にしたモノを含めて韓国の主張・対応を抜粋してまとめると、以下の通り。

 日本語訳による誤解や齟齬の可能性はあるが、私(ZERO)は韓国語もハングルも理解しないので、仕方が無い。
 例によって丸数字は引用元の記事番号。【】内はその記事のパラグラフ番号だ。また、仕切り「ーーーーーー」は、報じられた記事ごとにいれた。

(1) 「この日、北朝鮮の遭難船のためにレーダーを稼働したのを日本が誤解し、この点を既に日本側に説明した。」①【5】ある韓国海軍関係者

(2) 「すでに午前からレーダーを稼働した状況だったため、日本を狙ったのではないことは明らかだ」①【5】ある韓国海軍関係者

(3) 「わが軍は正常な活動中にレーダーを運用したが、日本海上哨戒機を追跡する目的で運用した事実はない」①【6】韓国国防部から担当記者団の携帯電話への文字メッセージ

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(4) 「漂流中だった北の漁船が近くの船舶に救難信号を送り、わが軍が海軍駆逐艦(広開土大王・3200トン)を派遣し、救助作業を行った。」②【2】韓国軍の消息筋

(5) 「出動した駆逐艦は遭難した北の船舶を迅速に見つけるため火器管制レーダーを含む全てのレーダーを稼働し、この際、近くの上空を飛行していた日本の海上哨戒機に照射された」②【2】韓国軍の消息筋

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(6)「東海で遭難したとの通報を受けて出動した駆逐艦『広開土大王』が船舶捜索のためのマニュアル通り、航海用レーダーと射撃統制レーダーをフル稼働していた」③【2】複数の韓国軍消息筋

(7)「その後、日本の哨戒機が艦艇の方向に接近し、光学カメラを使用した」③【2】複数の韓国軍消息筋

(8)「追跡レーダーが(光学カメラと)共に稼働されたが、ビームは照射しなかった」
 「実際に日本の哨戒機を威嚇する行為は無かったことを明確にしたい」③【4】韓国軍消息筋

(9)「日本の哨戒機は艦艇が捜索救助作業を始めてからしばらく後、接近してきた」
 「艦艇の上空を飛行するなど、むしろ威嚇的だった」③【7】韓国軍関係者

(10)「日本の哨戒機は国際商船共通網で海洋警察を呼び出し、通信感度も極めて低かった」
 「艦艇ではなく海洋警察を呼んでいると認識した」③【8】韓国軍関係者

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(11)「当時1.5メートルの波が立ち、1トン未満の北朝鮮漁船を探すのが難しい状況だった」
 「当時、(艦砲とミサイル照準用)射撃統制レーダーのSTIR180は日本哨戒機に向かってレーダー電波を撃っていない」⑤【2】消息筋

(12)「広開土大王」はこの日、別の射撃統制レーダー「MW-08」を稼働させていた。 ⑤【3】

(13)「MW-08は精密探索が可能なので救助活動にもよく利用する。悪天候の時も使っているレーダー」⑤【3】キム・ジンヒョン予備役海軍少将

(14)「威嚇飛行をしていたのはむしろ日本海上哨戒機の方」「無線電話で国籍や正体を明らかにしなかった」⑤【3】消息筋

(15)「日本哨戒機は国際商船共通網を使って韓国海洋警察に問い合わせをした。通信状態も非常に良くなかった」⑤【4】(韓国)海軍関係者

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(16)「我が軍は人道主義的構造のために正常な作戦行動をしたのであり、日本側が脅威を感じるいかなる措置も取らなかった」⑥【1】韓国国防部

(17)「通常的にみると、ある国の軍艦の上空を哨戒機が通過するのは異例の飛行」⑥【5】合同参謀本部の関係者@国防部の定例記者会見

(18)「我々の駆逐艦はこうした日本の哨戒機の特異な行動に対し、遭難船探索のために運用していた追跡レーダー(STIR)に付属する光学カメラを稼働して日本哨戒機を監視することになり、その過程で一切の電波放射はなかった」⑥【5】合同参謀本部の関係者@国防部の定例記者会見

(19)「当時の無線交信については一部の通信内容が認知された。しかし通信の強度があまりにも微弱で雑音が激しく、我々が認知したのは『コリアコースト(KOREA COAST)』(海警)と言う言葉だけであり、遭難船の救助状況でその周辺に海警艦があったため海警艦を呼ぶためのものと考えた」⑥【6】合同参謀本部の関係者

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(20) 韓国海軍駆逐艦・広開土大王の火器管制レーダーは、対空用・射撃統制レーダーSITR 180と対艦用のMW-08があり、MW-08は探知レーダーとして使っていたがSTIR 180は電波を出していなかった。 ⑧【2】【3】軍当局

(21) MW-08は対水上目標なので、航空機を照射しても敵対行為ではない。(と、言いたいらしい。多分。)⑧【2】【3】軍当局

☆------------------------------ ここまで第一回
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12/31の韓国各紙の社説
(22)「日本メディアは映像公開が安倍首相の決定によるものだと報じた」
 「レーダー葛藤は執権6年目に入って支持率が落ちている安倍首相が国内世論用としてあおっているという観測も出ている。日本は事態を長引かせながら葛藤を深めるのではなく、速やかに事実関係に基づいて静かに問題を解決すべきだ」⑨【2】 東亜日報

(23) 「(日本が)一方的に動画を公開したのは深刻な外交欠礼」
   動画公開を推進した安倍首相に対して「外交葛藤を収拾すべき責任のある政治指導者が、国内政治に利用しようとむしろ葛藤をあおったのだから、慨嘆するしかない」」⑨【3】韓国日報

(24) 「映像公開が安倍首相の指示ということに驚く。いったい安倍首相は韓日関係をどこまで悪化させるつもりなのか問わざるを得ない」
 「国内の政治的利益のために隣接国との外交葛藤を活用する態度を直ちにやめるべきだ」」⑨【4】
 
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⑩1/3【中央日報】韓国国防部「レーダー」葛藤に遺憾表明 「日本哨戒機の低空飛行、謝罪を」
(25)「韓日国防当局が事実確認のため実務協議を続けていくことで合意したにもかかわらず、日本は映像を公開し、テレビ朝日とのインタビューで高位当局者(安倍晋三首相)までが一方的な主張を繰り返したことに対し深い遺憾の意を表明する」⑩【2】韓国国防部資料

(26)「日本側が公開した映像で分かるように、当時、友好国の艦艇が公海上で遭難漁船を救助している人道主義的状況で、日本の哨戒機が低空威嚇飛行をした行為そのものが非常に危険な行為」
 「我が艦艇は日本哨戒機に対してレーダーを照射していない」⑩【5】韓国国防部

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⑬1/15 【中央日報】韓国国防部「日本の韓国軍艦レーダー情報要求は非常に無礼」
(27)「日本は今回の事案に関連して『スモーキングガン』(決定的証拠)といえる我々の軍艦のSTIRレーダー(追跡レーダー)の周波数を公開しなかった」とし「日本は一部のデータだけを話しながら、我々の軍艦レーダー情報全体に対する要求をした」⑬【2】韓国国防部・崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官

(28) 「我々としては受け入れがたい要求をした」
  「我々に対するこうした要求は非常に無礼な要求であり、事案を解決する意志のない主張だとみている」 ⑬【3】韓国国防部・崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官

(29) 「日本側は威嚇飛行でないと主張をするが、我々の乗組員が威嚇を感じるほどの雰囲気だったという部分については一部うなずく部分があったと聞いている」 ⑬【4】韓国国防部・崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官

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⑭1/17 【中央日報】哨戒機照準問題・・・日本、証拠出せない理由がなにかあるのか
  https://japanese.joins.com/article/224/249224.html

(30) 日本が韓国海軍艦艇「広開土大王(クァンゲト・デワン)」による哨戒機照準問題に関連し、レーダー情報を勘違いしていた可能性が提起されている。先月、東海(トンへ、日本名・日本海)沖で漂流中だった北朝鮮船舶を救助するために現場で救助活動を行っていた韓国海警艦〔三峰号(サムボンホ)〕から出ていたレーダー波を海軍艦艇の射撃統制レーダーと認識していたかもしれないという指摘だ。⑭【1】

(31) 日本が今回の問題に終止符を打つことができる決定的証拠(スモーキングガン)の役割が可能な哨戒機の受信情報を出すことができないのも、誤解事実を把握したためかもしれない ⑭【1】軍事専門家

(32) 日本哨戒機は「Lock On」と言わず「Contact」と言っている。 ⑭【3】韓国政府【新たな資料」

(33) 、日本側が公開したレーダーに警報音が鳴らなかったことも射撃威嚇を受けるほどの危険状況ではなかったという傍証だ ⑭【4】韓国政府
( 日本語がおかしいし、日本はレーダーなんて公開していないし、レーダーに警報音が鳴ることも滅多になさそうだが、意味を推定すると、「日本防衛省公開動画には、FCレーダー照射中とするシーンでも警報音が入っていない。だから”警報音は鳴って居らず、警報音が鳴るほどの危険状況ではなかった”と言う傍証である」と、言いたいらしい。
 「警報音は、各自のヘッドセット内で鳴っており、機内からハンディカメラで撮影した防衛省公開動画には警報音が入らなかった」って発想は、まあ、不都合だから無視しているんだろうな。)
(34)国防部当局者は「ミサイル攻撃のためのレーダー波を日本哨戒機が探知したなら、哨戒機機内に警報音が鳴ったり警報灯がついたりしたはずだが、日本が威嚇を受けたとして公開した動画にはこのような場面が出てこない」
 「シンガポール実務会議(14日)でこのような内容を指摘すると、日本側からはこれといった回答がなかった」⑭【5】韓国軍当局者

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⑮1/18 【中央日報】深まるレーダー葛藤・・・韓国政府、日本の韓国武官招致→日本武官を読んで抗議  https://japanese.joins.com/article/268/249268.html

(35) 「実務会議に関した韓国報道官のブリーフィングは正確な事実であり、日本のメディアが両国間会議の終了前には報道しないことにした事前合意を破ったことに厳重に抗議して再発防止を促した」⑮【2】韓国国防部報道官

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⑯ 1/19 【中央日報】日本のレーダー探知音公開方針に…韓国国防部「不適切な世論戦」
  https://japanese.joins.com/article/330/249330.html?servcode=A00&sectcode=A10&cloc=jp|main|top_news

(36) 「日本政府が哨戒機の警告音を公開するならば以前のように事実を歪曲したり両国間の対立を助長しようとする意図であり不正確な内容を一方的に主張するのは望ましくない」⑯【2】 韓国国防部

(37) 「日本は公開するという警告音が韓国の駆逐艦広開土大王(クァンゲト・デワン)の追跡レーダー(STIR)から照射されたという時点の警告音なのかが確認されなければならない」⑯【5】 韓国国防部

(38) 「人道的救助活動を進行中の広開土大王艦に対し持続的な低空威嚇飛行をした理由と、そのように危険なレーダーの照射を受けたとすればすぐに回避機動しなければならないのに余裕で飛行をした理由も明らかにしなければならない」⑯【7】 韓国国防部

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 1.「1/14の日韓当事者会議について、韓国は発表して良いが、日本が発表してはいけない」と言う明白なダブルスタンダード

 言うもサラなりだが・・・上記(35)の通り、「1/14の日韓当事者会議@シンガポールについては非公開で実施し、内容は公開しない」という事前の日韓合意があった訳だ。これは、上記(35)で正に韓国国防部が認めている処だ。

 で、その韓国国防部の報道官という、押しも押されもしそうにない(ッてぇか、他の誰が”韓国軍のスポークスマン”だろうかってぐらいの)”韓国軍のスポークスマン”が、上記(27)から(29)の通り、1/14日韓当事者会議直後にその内容を「公式発表」している。

 そのくせ、上記(35)の通り、日本側が韓国の「公式発表」に対する反論として当該会議内容に触れると内容を公開しないとした事前合意違反」と、非難しているのだから、呆れる以外にどうしようがあろうか。
 これが韓国軍の、繰り返す、韓国軍の、公式発表である。
 

 2.最早呆れを通り越して感心の域に達している「火器管制レーダー照射」に対する韓国側言い訳


 「火器管制レーダー照射に対する韓国の言い訳」は、大凡

 1.「全てのレーダーを使って北朝鮮船を捜索していた」

→2.「火器管制レーダーに付着した(ママ)光学カメラを使って海自P-1哨戒機を撮影した。その際火器管制レーダーは作動した(ママ)が、電波は放射していない」

→3.「対空ミサイル誘導に使うSTIRレーダーは電波を放射していない。詳細情報を探知するMW-08で捜索していた。」

と、変遷して来た訳だが、防衛省公開動画から「現場海域は晴れで波も穏やかで視程も大。且つ北朝鮮船は目と鼻の先で、”救助”のゴムボートも既に接近しており、レーダー捜索の必要も無い状態」が明示され、「STIRとMW-08では、周波数が違う」事もウイキペディア程度で明白だ。(そもそも、捜索レーダーと火器管制レーダーでは、レーダー照射のされ方が違う。前者は周期的・断続的だが、後者は連続的で、その事は防衛省公開動画のHPに添付された説明資料にも”ズブノ素人でも判るように”説明されている)。オマケに、今年に入って公開された「韓国の”反論動画”」も「現場海域は晴れで波も穏やかで視程も大。且つ北朝鮮船は目と鼻の先で、”救助”のゴムボートも既に接近しており、レーダー捜索の必要も無い状態」を裏書きして、更には「防衛省公開動画をそのまま引用する」事で「防衛省公開動画の真実性を、韓国が認めた」形になっている

 で、新たに出て来た説明が、上記(30)。即ち・・
→4.「(韓国海軍駆逐艦広開土大王ではなく)海上警察船の捜索レーダーを、周波数が近いので火器管制レーダーと誤認したのでは無いか。」

・・・防衛省公開動画では「(船の)前の方から出ています」と音声が記録されており、相当な角度精度で受信されている上、前述の通り「捜索レーダーと火器管制レーダーでは、照射のされ方が違う」というのに、まぁだこんな「言い訳」が通用すると、思えてしまうのが「如何にもチョウセンジン」だな。

 まあ、従来の日本側対応からすると、こんな駄法螺を「落としどころ」とか言い出す馬鹿に事欠かなかったろうから、韓国としては駄法螺でも何でも吹くのだろうけれど。

 それはそうと、北朝鮮は滅ぼすべきだな。