言うまでも無いだろうが、東亜日報というのは、韓国でも有数の新聞である。まあ、「韓国の新聞」でしか無いのだが、その社説が、新聞社としての公式な主張が、以下である。まずは御覧あれ。
【東亜日報社説】「相次ぐ徴用工判決に「韓国資産の差し押さえ」を検討する日本の「居直り」」【東亜日報社説】「相次ぐ徴用工判決に「韓国資産の差し押さえ」を検討する日本の「居直り」」相次ぐ徴用工賠償判決に「韓国資産の差し押さえ」を検討する日本の「居直り」Posted December. 01, 2018 08:41, Updated December. 01, 2018 08:41【１】 日本政府が、元徴用工らへの賠償命令を受けた日本企業の韓国内の資産が差し押さえられた場合、日本国内の韓国側の資産を差し押さえる対抗措置の検討に入ったという。河野太郎外相は３０日、「そのような事態になる前にきちんと是正されることを期待したい」と韓国政府に対応を求めた。大法院（最高裁）が、新日鉄住金（旧新日本製鉄）に続き先月２９日に三菱重工業に対しても元徴用工らへの賠償を命じた判決への対応だが、日韓両国の極限対立を招かないか懸念される。【２】 日本政府は、国連国際法委員会が２００１年に明文化した国際法違反行為に対する措置だと主張する。国際法違反行為に対して、「損害と均衡する措置」を認めるもので、国際法上の国家権利と認められてはいる。しかし、賠償命令が下された日本企業の韓国内の資産を差し押さる動きもないのに、このような強硬措置を出したことは、自らを加害者ではなく被害者に偽ろうとする居直りだ。【３】 日本政府内でも「韓国資産の差し押さえ」が実現するには現実的な障壁が高ことを分かっているという。このため、残る１２件の元徴用工判決と関連して、韓国政府が司法府にある種の措置を取ることを迫る圧力用という見方もある。韓国に対して内政干渉をしようとしているのではないのか。【４】 元徴用工への賠償判決後、日本の態度は退行的だ。安倍晋三首相は元徴用工に対する強制動員を否定し、政府は該当企業に個別賠償や和解をしないよう指針を下した。７０年もの間痛みを抱いてきた元徴用工に手を差し伸べるいかなる努力もしなかった。【５】 日本政府は２００９年、三菱重工業に対して勝訴した元勤労挺身隊女性に厚生年金脱退手当とし９９円、当時の為替レートで１２７７ウォンを支払った。「関連法に現価換算の規定がない」という理由で、事実上、愚弄したのだ。被害者を２度侮辱する考えがないなら、日本政府は韓国政府と解決策を見出すために膝を突き合わせなければならない。
一読ぐらいじゃ言っていることがサッパリ判らんが、本件の全責任は韓国政府にあるぞ。オワリ。
･･･イヤまあ、異論異説というのは「異教徒」には「理解しがたい」のが当たり前だから、「ひょっとして、朝鮮人／韓国人は全員キチガイじゃ無かろうか」と思い始めている私（ZERO)にとって、キチガイ筆頭とも言えそうな韓国紙の社説が「理解しがたい」のは、ある意味理の当然ではあるが、一読程度で上掲社説から「読み取れた」のは、以下の二点ぐらいなのだ。
(1) 日本政府が(自称)徴用工判決に応じて「韓国資産の差し押さえ」という対抗策を示唆するのは、日本の「被害者偽装」という「居直り」である、と、上掲東亜日報社説は主張している。
（ 何故それが「被害者偽装」となり、日本が被害者偽装すると何故「居直り」になるのか、少なくとも一読ぐらいじゃ全く理解出来なかったが。）
(2） 日本政府は、韓国政府と（自称）徴用工に対する解決策を協議しろ、と、上掲東亜日報社説は主張している。
（ で、「日本政府が韓国政府と対（自称）徴用工解決策を協議すべき理由」がその前に縷々述べられている、らしいのだが、これまた一読ぐらいじゃサッパリ理解出来なかった。 ）
（ で、「日本政府が韓国政府と対（自称）徴用工解決策を協議すべき理由」がその前に縷々述べられている、らしいのだが、これまた一読ぐらいじゃサッパリ理解出来なかった。 ）
上記(1)、(2)の通り「東亜日報社説が主張している」のは辛うじて「理解出来た」が、そのよって立つ所は殆どタイトルと最後のパラグラフだけ。しかも主張は理解したが、その理由／ロジック／論拠／根拠は一読ぐらいじゃ全く理解不能な凄まじさだ。
だぁが、「一読ぐらいじゃサッパリ理解出来ない異質な主張」は、「己の”思考／発想／理解の地平線”を広げる材料となる」可能性がある。ここは気を取り直して、上掲社説を二読、三読していくと・・・
まず最初のパラグラフ【１】は大きな問題は無い。「現状報告」だ。韓国の(自称)徴用工判決に伴い、新日鉄及び三菱重工の韓国内資産が差し押さえられる可能性が生じたことに対し、日本政府が「日本国内の韓国資産を差し押さえる対抗措置の検討に入った」という「現状報告」。併せて河野外相の韓国政府に対する警告も記述されているが、それも「現状報告」の一部でしか無い。
次のパラグラフ【2】では、パラグラフ【１】の「現状報告」を受けて、「日本政府が”韓国資産差し押さえ”を対抗策と出来る根拠／理由」を縷々述べ、かなり否定的なトーンだが(一応の)正当性を認めている･･･と思ったら、
1> しかし、賠償命令が下された日本企業の韓国内の資産を差し押さる動きもないのに、
2> このような強硬措置を出したことは、
3> 自ら加害者では無く被害者になろうとする居直りだ。
2> このような強硬措置を出したことは、
3> 自ら加害者では無く被害者になろうとする居直りだ。
と、日本政府は急転直下断定断言され、非難されてしまう。訳がわからない。
上記1>にある通り既に「賠償命令が下された」のであるから、次に「日本企業の韓国内資産差し押さえの動き」が出たならば、それはもう「差し押さえ実行」ないしその直前と言うことだ。その時点で「対抗策を検討し始める」なんてのは、韓国政府並みの間抜けだけだろう。
大体、日本政府は「対抗策として、日本国内の韓国資産差し押さえの検討に入った」だけで上記2>の通り「強硬措置を出した」と非難される理由は、一体何なのか、サッパリ判らない。我が国の最高裁判所に当たる韓国・大法院が賠償命令を出し、これに対し韓国政府は「司法の尊重」とかナントカゴニョゴニョ言うばかりで何ら具体策も具体的方針も打ち出さない状況は、「韓国の強硬措置では無い」とでも思って･･･ああ、きっと朝鮮人・韓国人は現状を左様「韓国の強硬措置では無い」と「思っている」のだな。つまりは「強硬措置に対する日韓認識格差、ダブルスタンダード」だ。
更に難解なのは上記3>で、「日本が“強硬措置”を出す」と、「被害者に偽ろうとする居直り」と断定されてしまう、らしい。
日本の会社の韓国内資産が差し押さえられたら、「資産を差し押さえられた」点では紛れもなく被害者であろう、って常識は、全く通用しない、らしい。
どうやら「日本＝加害者＝悪」と言うのは問答無用絶対不可侵の「公式」であるらしい。少なくとも東亜日報社説担当記者の頭の中では(＊1)
続くパラグラフ【3】になると、一見「パラグラフ【1】の現状報告に対する現状分析」の様にも見えるが、最後の二つの文章は･･･
4> このため、残る12件の元徴用工判決に関連して、
5> 韓国政府が司法府にある種の措置を取ることを迫る圧力用という見方もある。
6＞ 韓国に対し内政干渉をしようとしているのではないか。
･･･上記6>で言う「韓国に対する内政干渉｣というのは、その前の上記5>にある｢韓国政府に、司法府に対し措置を取るようにかける圧力｣であろう。が、韓国司法府が韓国政府の外交に反する判決を出したのだから｢何らかの措置を取る｣のはそもそも韓国政府の責任だ。内政干渉なんぞ無くとも韓国政府は何らかの措置を取る、べきであるのに、｢措置を取れ｣と圧力をかけると｢内政干渉｣の疑いをかけられるんだから、凄まじい。ごちゃごちゃ言う前に何らかの措置を取るなり表明するなりすれば｢内政干渉｣も免れようというのに。
ま、凄まじくはあるが、｢読み取りやすい｣点では幾らかマシではある。
更に続くパラグラフ【4】はさらに凄まじい。日本側の主張・論理を伝えているのは多とすべきかも知れないが、
7> (日本は)70年もの間痛みを抱いてきた元徴用工に手を差し伸べる如何なる努力もしなかった。
･･･日韓基本条約すら真面に読んでいないか、覚えていないらしい。自称・元徴用工に｢手を差し伸べる｣のは、徹頭徹尾韓国政府の責任だ。
で、最後、怒濤のパラグラフ【5】になだれ込む。急に勤労挺身隊が登場して「2009年に日本政府から金を受け取ったが、安い。」とヌカして、堂々と｢二重取り｣を要求し、
8＞ 被害者を２度侮辱する考えが無いなら（ つまり｢二重取りだが、二回目は大金を出せ｣って事だ。何とも美事な強請タカリぶりでは無いか。
涙金だろうが、はした金だろうが、強請タカリで金を得るような輩は、我が国では軽侮されるのだ。覚えておくが宜しかろう。
挙げ句の果てに、
9＞ 日本政府は韓国政府と解決策を見出すために膝を突き合わせなければならない。
･･･と結論づけてしまえるのだから、凄まじいな。｢盗人猛々しい｣と評したら、盗人に怒られそうだ。
＜注記＞
(＊1) ひょっとすると、否、相当な確度で、相当部分の朝鮮人・韓国人の頭の中では。他に説明が付く理屈が、あると良いのだが。 >>。だから、「資産を差し押さえられるという点で被害者」なんて常識は粉砕され、「日本＝加害者＝悪に決まっているニダ！日本企業が”被害者面”なぞ、偽造に決まっているニダ！！加害者のくせに”被害者面”しるなんて、居直りニダ!!!」って主張、らしい･･･他に説明が出来れば良いのに、と、心底思うぞ。
以上の分析から見えてくる｢韓国人の頭の中」
① 日本／日本人に対してと、韓国／韓国人に対しての、完全(且つほぼ無意識な)ダブルスタンダード。勿論、日本／日本人に厳しく、韓国／韓国人に大甘
② 「日本＝加害者＝悪」は｢韓国/朝鮮＝被害者＝善｣と同じ問答無用神聖不可侵の絶対公式
③ 日韓関係のスタート地点/原点となった日韓基本条約を、知らない、ないし極めて軽視している(＊1)。
④ 大金を強請り取った者は、端金しか強請り取れなかった者より偉い。
⑤ 日本は、大人しく韓国に強請られろ。タカられろ。
･･･相応に予測出来たことだが、列挙すると凄まじさも一入だな。
要は、強請りタカリが、少なくとも日本相手では、正義であり善であるって｢文化｣なんだ。同族の北朝鮮が再三日本に核恫喝かけていることと併せて考えると｢朝鮮の国技｣とさえ言えそうだな。
要は、強請りタカリが、少なくとも日本相手では、正義であり善であるって｢文化｣なんだ。同族の北朝鮮が再三日本に核恫喝かけていることと併せて考えると｢朝鮮の国技｣とさえ言えそうだな。
で・だ。
強請りタカリが国技で文化なのは韓国／朝鮮人の勝手だ。勝手にするが宜しかろう。
だが、強請りタカリが国技で文化な集団が相手では、｢未来志向の関係｣も｢友好的な国際関係｣も、御免被るぞ。
やはり南北朝鮮はまとめて滅ぼすべきでは無いかな。同時で無くても良いからさ。
＜注記＞
(＊1) って事は、そもそも「日韓関係が成り立たない」って事なんだがな。