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「君主は、何をやっても悪く言われる。」と喝破したのは、古代ローマの雄弁家にして政治家キケロだが、第4次安倍内閣発足で安倍政権が「悪く言われる」のは、21世紀の日本でも変わらない様だ。事に夜盗、もとい、野党(の一部・・・と言いたいが、大半)は、「与党の悪口を言う」のが商売で存在理由の様だからな。
「与党の悪口を言う」のが商売で存在理由なのは、マスコミ・報道機関(の一部・・・かぁ?)も同じであるから、プレジデントオンライン(って事は、無料で配信されている記事、って事だ)が発足したての第4次安倍内閣を非難するのは別に構わない。それは我が国に言論の自由が(ある程度)あることの証左でもある。の・だ・が・・・こりゃチト、ヒドすぎないかぁ?
【プレジデントオンライン】「”右寄りのお友達”で固めた安倍内閣の真意」【プレジデントオンライン】「”右寄りのお友達”で固めた安倍内閣の真意」"右寄りのお友達"で固めた安倍内閣の真意記者たちは"カツカレー政権"と呼ぶ政治・社会 2018.10.4 #安倍晋三 #自民党 プレジデントオンライン編集部PRESIDENT Online【】 これは「挙党態勢」ではなく「カツカレー政権」だ非常に分かりやすい顔触れとなった。安倍晋三首相が2日に行った自民党役員人事と内閣改造によって決まった布陣のことである。内閣と党の枢要なポストは「お友達」で固め、その他の閣僚ポストは、9月20日の党総裁選で自分を応援してくれた議員の中から待望組を並べた。総裁選で石破茂元幹事長を推したグループからは1人を入閣させたので形のうえでは挙党態勢にみえるが、実際は今までより「お友達」濃度が濃くなった。総裁選前にカツカレーを食べて安倍支持を誓い合ったメンバーによる「カツカレー政権」の様相だ。【】 初閣議を終え、記念撮影に臨む第4次安倍改造内閣の閣僚ら(写真=時事通信フォト)麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、河野太郎外相、世耕弘成経済産業相、茂木敏充経済再生担当相……。主要閣僚は大半が留任した。安倍氏の盟友、お友達、側近、懐刀という形容詞がつく顔触れが並ぶ。外交、経済など重要政策は今まで通り気心知れた仲間で安全運転しようという意図が分かる。【】 党役員は、党規約を変えて総裁3選を可能にする道筋をつけた二階俊博幹事長、総裁選の出馬を見送った岸田文雄政調会長は論功行賞で留任。石破氏の支持に回った竹下亘総務会長は退き、安倍氏側近として頭角を現している加藤勝信氏が厚労相から横滑りした。憲法改正推進本部長には下村博文氏。選対委員長には甘利明氏が就任した。【】 改憲の要所に「偉大なるイエスマン」を起用【】 お友達を並べたところは主要閣僚と同じだ。ただ、党役員の顔触れは、安倍氏の野心が感じ取れる。安倍氏は残る3年の任期で憲法改正の実現に執念を燃やす。そのためには党内の改憲論議を完全にグリップするため、党内の憲法論議の司令塔である憲法改正推進本部と、党議決定する総務会のトップに下村、加藤の両氏を起用した。下村氏は特に憲法に精通しているというわけではないが、安倍氏の「偉大なるイエスマン」として改憲に向けて進んでいくだろう。【】 改憲を実現するためには来年の参院選で勝ち、衆参両院で3分の2を改憲勢力で維持し続けなければならない。そのために、党内ににらみがきき、調整能力もある甘利氏を選挙対策のトップに充てた。【】 つまり、同じ「お友達」でも主要閣僚の方は「安全運転で」という守りの姿勢、党役員の方は「何としてでも改憲を」という攻めの姿勢が感じられる。【】 政治記者も知らない初入閣12人「その他の大臣」【】 注目すべきは主要閣僚、党役員以外の「その他の大臣」たちの顔触れだ。初入閣の12人が「その他の大臣」と呼んでいいだろう。【】 石田真敏総務相、吉川貴盛農水相、宮腰光寛沖縄・北方担当相……と聞いて顔が思い浮かぶ人はあまりいないのではないか。実際、政治部の記者たちでさえ、官邸に続々呼び込まれる閣僚候補たちをみて「今のは誰だっけ」とささやき合っていたという。【】 この12人の人選について安倍氏は、特にこだわりを見せた形跡はない。各派閥の推薦名簿をみながら機械的に割り振った印象だ。その結果、極めて地味な顔触れとなった。野党や辛口のコメンテーターからは「在庫一掃内閣」「閉店セール内閣」果ては「冥土の土産内閣」といった酷評が聞こえる。
【】 「right(右寄り)」で「light(軽い)」な顔触れ【】 安倍氏もその批判は意識しているのだろう。2日夕の記者会見では新閣僚の顔触れについて「地味な世界で経験を積み」「高い調整能力を兼ね備え」「いぶし銀の人材」などと、やや苦しい説明に終始した。【】 「その他の大臣」たちは、過去に問題発言などで批判を受けた議員が少なくない。貧困女子学生を批判するなどして批判を受けた片山さつき地方創生担当相。南京大虐殺はなかったという立場で言動を重ねてきた原田義昭環境相。旧日本軍の従軍慰安婦を「職業としての売春婦だった」と発言したことがある桜田義孝・五輪担当相……。数え上げればきりがない。しかも、多くは、自民党内にあっても「右寄り」の考えを持っている。【】 安倍氏は今回の内閣を「全員野球内閣だ」と胸をはるが、野党からは「全員野球といいながらライト(右翼手)ばかり」という皮肉も聞こえる。「ライト」とは「right(右)」という意味だけでなく「light(軽い)」という意味も含まれているように思う。【】 「ライト」な閣僚たちは今後、連日のようにマスコミや野党の追及を受け続ける。うまく立ち回れるかどうか。はなはだ心細い。【】 石破派の山下貴司氏を法相に抜擢した狙い【】 当選3回で石破派の山下貴司氏を法相に抜擢した件についても触れておきたい。安倍氏は石破氏を処遇しない判断は揺るがなかったが、石破氏を支援した議員を1人も処遇しないと、さすがに党を分断することになりかねないと判断。最終的に1人入閣させることにしたようだ。【】 山下氏は、菅氏とも近く、石破派にあっては安倍氏の覚えもめでたい人物だ。石破派には山下氏より当選回数が上の「適齢期」議員も複数いるが、あえて若手を一本釣りすることで、石破支持勢力の中で足並みの乱れを誘おうという狙いもあるのだろう。【】 石破派から閣僚に起用したことで「党内融和に腐心した」という評価するマスコミもある。しかし、それは好意的に過ぎる。9月20日の総裁選で石破氏に投票したのは73人。全体の2割弱にあたる。この中で起用されたのは19人の閣僚では山下氏だけ。党役員の中枢部をみても石破氏に投票したとみられる議員は見当たらない。【】 「全員野球」とは程遠いことは、火を見るより明らか【】 総裁選が行われる直前の9月20日昼、安倍氏を支援する議員たちは都内のホテルに集まり結団式を行った。そこに集まって必勝祈願のカツカレーを食べたのは330人超。ところが、安倍氏の得票は329票で「誰が食い逃げをしたのか」と犯人捜しが行われたのは記憶に新しい。【】 今回の人事をみると、山下氏と公明党の石井啓一国土交通相を除けば、全員が「カツカレーを食べた」人たちだ。そんな「カツカレー組」による政権運営が「全員野球」とは程遠いことは、火を見るより明らかだ。
「お前のカァチャン、デベソ!」ってのと、どれほど違うんだい?
そんな「酷評」を上掲記事に下すのは、上掲記事約3000字をかけて主張していることが、ほぼ最初のパラグラフに尽きる様だから、だ。即ち、
1> これは「挙党態勢」ではなく「カツカレー政権だ
・・・尚且つ「カツカレー政権だ」と言うのが、非難・・・なんて高尚なモノじゃぁないな。唯の罵詈雑言・悪口にしかなっていないから、だ。
子供の喧嘩の「お前のカァチャン、デベソ」って悪口・悪罵と、殆ど変わるまい?
先の自民党総裁選で、議員票は405票と報じられていた。って事は、自民党国会議員は衆参合わせて405人、ってことだ。
これに対し、上掲プレジデント記事にある通り「カツカレー組」は「330人越え」。って事は「カツカレー組」は自民党国会議員の8割以上を占めている、訳だ。
であるならば、「全くランダムに自民党国会議員から閣僚を指名した」としても、「カツカレー組は8割を超える」のが道理(*1)であり・・・「ランダムに閣僚を指名」なんてする訳が無い。閣僚選定なんてのは、首相専管事項の最たるモノで、公平性も透明性も必要とされるモノでは無い。「支持者を入閣で優先する」のはあって当然、無ければ不思議というモノで在るし、「お友達内閣」なのも当たり前。「お友達内閣」で無いならば、外力が優勢となった「派閥均衡内閣」なのだろう(*2)。いずれにせよ「カツカレー政権」などと揶揄される言われ・根拠は、なかろう。
かてて加えて、安倍首相自身は、第2次安倍政権発足当時に中国共産党から再三「軍国主義の亡霊」扱いされたぐらいなのだから、そりゃぁ「右寄り」であろうし、安倍首相支持者も「右寄り」なのは、至極当然であろう。
言い換えようか。安倍首相が首相の専管事項として閣僚選定すれば「右寄りのお友達内閣」なのも「カツカレー政権」なのも、極々当たり前の自然な結果だ。
で、「やっぱり”右寄りのお友達内閣”で“カツカレー政権”になった。」と言うのは、事象としても報道記事としても「面白くもなんともない。」
で、だ。上掲プレジデント記事は「”右寄りのお友達内閣”で“カツカレー政権”で在ることを非難している(としか、私(ZERO)には思えない)」訳だが、その非難する根拠理由について殆ど述べていない。如何に「右寄りのお友達内閣か」とか、如何に「カツカレー政権か」を縷々述べるばかりだ。多分、プレジデント編集部では「右寄りのお友達内閣」というのは、それだけで非難する理由としては十分なのだろう。
「なのだろう」なんて曖昧な書き方をするのは、殆ど生まれながらの右翼である私(ZERO)からすると、「右寄りのお友達内閣」は、「それだけでは非難する理由にならない」からでもあれば、先述の通り「首相の専管事項として組閣すれば、”お友達内閣”になるのは当たり前」と達観しているから、だ。
でまあ、「右寄りのお友達内閣」を、それだけを理由に非難するのはプレジデントの勝手なのだが、看過しがたいのは最終パラグラフの断定だ。
1> 今回の人事を見ると、山下氏と公明党の石井啓一国土交通相を除けば
2> 全員が「カツカレーを食べた」人たちだ。
3> そんな「カツカレー組」による政権運営が「全員野球」とは程遠いことは、
4> 火を見るよりも明らかだ。
・・・先述の通り、「カツカレー組」は「自民党国会議員の8割以上を占める」。「8割は、10割では無いから、”全員野球”では無い!!!」ってロジックは一応成り立つが、8割以上のカツカレー組+1人(非カツカレー組)の自民党国会議員閣僚を指して「”全員野球”とは程遠いことは火を見るよりも明らかだ。」と断定断言するには、相当な偏見と偏向が必要だろう。
言い換えれば、上掲プレジデント記事は最後の一文で、プレジデント編集部の左様な「偏見と偏向」を吐露した/自白した、と言うことが出来る。
語るに落ちたり。プレジデント編集部。
ま、プレジデント誌なんて、その程度だろうけどね。
それはそれとして、北朝鮮は滅ぼすべきだな。
それはそれとして、北朝鮮は滅ぼすべきだな。
<注記>
(*1) 自民党議員閣僚に関する限り。確か、半分までは議員以外でも良いんじゃ無かったかな。(*2) それはそれで、「非難の口実」にはなる。要は「イチャモンはどうにでも付けられる」ってことだ。