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弊ブログがかつて、当時押しも押されもしない(とさえ思われた)政権与党(*1)たる民主党の「黒幕」小沢一郎に対し「宣戦布告」を為してから、もう随分になる。
流れたる時の威力は時に残虐なほどで、かつて「憲政史上最多の衆院議席数を誇った民主党の黒幕」が、今は確か「山本太郎と愉快な仲間たち」とか言う弱小政党の党首になっている(のだっけ?)。
で、その弊ブログが宣戦布告を無し、「我が敵」と宣した小沢一郎の「知恵袋」なる元議員様が「AERA]記事に登場したのなら、看過もなるまい。
<注記>
(*1) 恐るべきも忌まわしきことに
【AERA】安倍政権は【憲法の定める統治の基本秩序を壊乱」したのか 森友・加計問題で元参院議員らが刑事告発【AERA】安倍政権は【憲法の定める統治の基本秩序を壊乱」したのか 森友・加計問題で元参院議員らが刑事告発【】 「正直、公正」をキャッチフレーズに自民党総裁選を戦う石破茂・元幹事長。8月12日のテレビ番組では「政府は正直にものを言っているのか、証拠を書き換えたりしていないか、すべての人に公正か、はっきり言えば、えこひいきがないかということだ」と発言するなど、念頭に森友・加計学園問題をめぐる安倍政権の対応があるというのが多くの見方だ。【】 「正直、公正」をキャッチフレーズに自民党総裁選を戦う石破茂・元幹事長。8月12日 これまで安倍晋三首相は「真摯な対応」「丁寧な説明」という言葉を繰り返してきたが、いまだ十分な説明はなされていない。朝日新聞の最新の世論調査(8月4、5日実施)によれば、森友学園や加計学園をめぐる問題に対し、安倍首相が国会で説明責任を「果たした」が14%、「果たしていない」は77%にのぼっている。【】 政権運営の問題点を石破氏が指摘するのは当然だが、党内からは「首相への個人攻撃」という反発の声も聞こえてくる。総裁選後にしこりを残し、来年の統一地方選や参議院選挙にかかる影響を懸念してのことだろうが、いったい誰のための政治なのか。【】 その総裁選の公示日、9月7日に安倍首相を内乱予備罪で刑事告発するという人が現れた。告発者の一人で、衆院事務局に33年勤めた元参院議員の平野貞夫さん(82)は、こう話す。【全34枚に及ぶ告発状はこちら】【】「森友、加計学園問題をめぐる公文書の改竄に隠蔽、偽証行為は、議会民主政治の殺人行為と言えます。不信任案といった憲法法規で責任を問い、役職を辞めさせるレベルの話ではありません。安倍総理や麻生太郎財務大臣は民主政治の殺人犯と言えます」
【】 具体的には三つの罪状があるという。【】「一つ目は今春に明らかになった公文書改竄による国会審議の妨害。二つ目は、昨年、野党側が求めていた臨時国会の召集に対し、冒頭解散に踏み切ったこと。憲法53条が規定する少数者の権利を抹殺する解釈改憲によるクーデターです。そして三つ目が、憲法9条の解釈改憲による集団的自衛権の行使です」【】 平野さんはこれらの行為が刑法77条の「内乱罪」に当てはまるという。条文には「憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をした者」が該当するとある。
【】 そもそも内乱の罪とはどんなものなのか。また、政権運営に対して問えるものなのか。慶応義塾大学名誉教授で弁護士の小林節さん(69)はこう話す。【】「内乱罪の保護法益は『憲法が定める統治機構の基本秩序』であり、森友・加計学園問題に見る権力の私物化は、憲法が定めた民主政治の破壊と考えられる。内乱罪が成立するには暴動が不可欠だが、そこに『不正な行為』も含まれると言われる。公文書の改竄や偽証を生んだ組織的圧力も暴動と呼べなくはない」【】 平野さんらは9月7日、最高検察庁の検事総長宛てに告発文を提出するという。同じく告発者の弁護士の山口紀洋さん(78)はこう話す。【】「第2次世界大戦のどれだけの犠牲の上に日本国憲法があり、そこから戦後民主主義を築き上げた国民の努力を考えると、座して死を待つわけにはいかない。われわれはもう歳だ。戦後民主主義の崩壊を食い止めるため、告発に踏み切った。日本に対する最後のご奉公と思っています」【】 自民党総裁選も同日に告示され、20日に投開票される。党内7派閥のうち5派閥は安倍首相支持を決定し、国会議員票(405票)の約7割は安倍首相が固めている。6年前の総裁選では石破氏が安倍首相を上回った地方票(405票)の行方に注目が集まる。国会議員票と地方票の過半数獲得者が、新総裁に選出される。(AERA編集部・澤田晃宏)
救いと言えば、これがオンライン記事であり、つまりは「無料」ってのは、一つの救いだな。唯一の救い、かも知れない。
「小沢の知恵袋」ってのは、この程度であるらしい。そりゃ一時は飛ぶ鳥落とすような勢いだった小沢一郎が「山本太郎と愉快な仲間たち(では無いかも知れない。が、気にしない)」党首にまで墜ちる訳だな。所詮は「元民主党議員」だしな。あ・の・そのフルネームが「人類の英知の及ぶ限り最大限の悪罵」と弊ブログが認定した「鳩山由紀夫」と同様に、な。
【全34枚に及ぶ告発状はこちら】なんて挑発的なリンクがあるから、期待して押してみたが、「告発状の表紙の写真】が見られるだけ。肝腎の中身はサッパリ判らない。一国の首相をその国に対する内乱罪で告発するなんて酔狂、もとい、前代未聞で恐らくは空前絶後の告発状、それも34枚に及ぶというのだからさぞやアレコレ(恐らくはあること無いこと)書かれているに違いない。大変興味あるのだが、ネット検索したぐらいでは出て来ない処を見ると、「一時は告発状全文を公開したが、公開は取りやめた」のかも知れない。残念なことだ。
> 公文書の改竄や偽証を生んだ組織的圧力も暴動と呼べなくはない
と公言断言しちまう「慶應義塾大学名誉教授で弁護士の小林節さん(69)」ってのも凄まじいが、「慶應義塾大学名誉教授で弁護士」でもこの程度って見本だろう。「小沢一郎の知恵袋で、元参院議員」だって上掲記事の通りなのだから。
それにしても、「組織的圧力も暴動と呼べなくはない」というならば、世のパワハラ訴訟の相当部分は「暴動と呼べなくは無い」様であるから、内乱罪だか内乱予備罪だかを適用できる、事になる。そうすると小林節先生宛に「パワハラを内乱予備罪として告発する依頼」が来たら、小林先生はこれを受けて法廷に立つ、筈だ。是非ともそんな依頼をお受け頂き、小林先生の法廷での勇姿雄弁を期待したいね。見物だぞ。
一方でこのAERA記事は、「自民党総裁選の話に始まり、自民党総裁選の話に終わっている」
その前と後の自民党総裁選の話に挟まれているのが、「安倍首相に対する内乱予備罪による刑事告発」だ。
よく考えれば、奇妙な話では無いか本来、「安倍首相に対する刑事告発」と自民党総裁選に「直接の相関系は無い」のだから(*1)。
だが、「直接相関関係が無い」筈の自民党総裁選と「安倍首相に対する内乱予備罪による刑事告発」は、AERAでは斯様に融合した1本の記事になっている。これは、「安倍首相に対する内乱予備罪による刑事告発は、安倍首相の自民党総裁三選を阻害する効果がある」という「朝日AERA記者の認識」を示唆していよう。
ああ、「安倍首相に対する内乱予備罪による刑事告発」の訴訟人(「小沢の知恵袋」氏を含む)らが、その刑事告発も目的を「安倍三選阻止にある」なんて認めることは無いだろう。「議会民主政治の殺人行為」だの「民主政治の殺人犯」だのと、御大層な「罪名」を申し立てる訴訟人らが「安倍三選阻止」なんて目的を口外する可能性は低かろう。
だが、本告発に「安倍三選阻止ないし阻害」効果があるならば、「訴訟人全員(「小沢一郎の知恵袋」氏含む)が自民党員」でない限り、本告発は「自民党総裁選挙に対する不法な干渉」ではないのかね?自民党総裁選挙に対する参政権さえ無い者が、本告発で自民党総裁選に完勝することは、何を以て「正当化」されるのか??
それも「内乱予備罪」という御大層な罪名と、「公文書改竄や偽証を生んだ組織的圧力も暴動と呼べないことはない」と言う、私(ZERO)には屁理屈としか思えないような「強引な理屈」で。
有り体に言って、正気の沙汰とは思えない。「安倍首相に対する内乱予備罪による刑事告発する訴訟人」も、それを少なくとも肯定的に報じる朝日も、だ。
ああ、かくもキチガイじみた屁理屈による刑事告発を、そのまま記事にした事は、「報道機関としては正しい」な。その点は褒めよう。
ああ、かくもキチガイじみた屁理屈による刑事告発を、そのまま記事にした事は、「報道機関としては正しい」な。その点は褒めよう。
それはそれとして、北朝鮮は滅ぼされるべきで会う
<注記>
(*1) 上掲記事で、同告発状の日付が総裁選公示日となったのは「偶然だ」とする告発人のコメントもあるし、な。