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 読者諸兄の中には、自家用車をお持ちの方も多かろう。で、自家用車をお持ちの読者諸兄にお尋ねしようではないか。

 「貴方は、貴方の自家用車の警告灯が点灯したことを、見たことがありますか?」

 「見たことがない」と答えられるのは、余程慎重に運転されているか、嘘吐きだろう。普通は「自家用車の警告灯が点灯したのを、見たことがある。」と答えるだろう。

 警告灯点灯の理由・原因は色々あるだろう。ドアの半ドア、サイドブレーキの引きっぱなし、シートベルトの未着用などなど。「警告灯点灯の原因がわからない」事だって、滅多になさそうだがある時にはあるだろう。

 警告灯が点灯したっていきなり停車駐車してしまうドライバーは、そうは居ないだろう。が、これが航空機ならば「警告灯が点灯したなら、緊急着陸し点検」が基本となる。状況によってはそんなことは出来ずに飛行続行と言うこともあり得るが、「警告灯が点灯したまま飛行続行した結果、ついには墜落してしまった」事例だって在るのだから、「警告灯が点灯したら緊急着陸」するのが当然且つ安全側。逆に「緊急着陸しないで飛行続行」には無理があるし、危険である場合もある。

 で、だ。オスプレイの警告灯が点灯して緊急着陸したら、沖縄二紙はこんな騒ぎになっている。

【琉球新報社説】オスプレイ緊急着陸 惨事が起きる前に撤去を
①【琉球新報社説】オスプレイ緊急着陸 惨事が起きる前に撤去を

<社説>オスプレイ緊急着陸 惨事が起きる前に撤去を

2018年8月16日 06:01
 社説 

【】 米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが奄美空港と米軍嘉手納基地に相次いで緊急着陸した。詳しい状況は明らかにされていないが、嘉手納飛行場では緊急車両が出動する事態になった。

【】 オスプレイは県内外でトラブルが絶えず、かねて欠陥が指摘されてきた。このような軍用機が頭上を飛び交う沖縄の人々は、爆弾を抱えながら生活しているようなものだ。惨事が起きてからでは遅い。オスプレイの配備撤回を強く求める。

【】 ヘリコプターのような垂直離着陸機能と固定翼機のスピード、長い航続距離を兼ね備えている―というのがオスプレイのうたい文句だ。

【】 聞こえはいいが、その分、構造が複雑になり、操縦も難しくなる。他の機種よりもパイロットの養成に時間がかかるという。複雑な構造と操縦の難しさが整備ミスや操作ミスに結び付くことは容易に想像できる。

【】 2017年9月の10万飛行時間当たりの「クラスA」事故率は3・27に達した。配備時の1・65に比べると倍増している。

【】 最高度の技術を身に付けないと安全に飛行させられないのなら、それだけで危険極まりない存在だ。

【】 16年12月には、普天間飛行場に所属するオスプレイが名護市安部の沿岸に墜落し2人が負傷した。市街地に墜落していたら人命に関わる大事故になっていただろう。

【】 その後もトラブルは後を絶たない。普天間所属機は昨年、岩国基地で白煙を上げたほか、伊江島補助飛行場、奄美空港、大分空港、石垣空港に緊急着陸した。オーストラリア東部海上に墜落し3人が死亡する事故も起こしている。今年に入ってからも、うるま市伊計島で部品を落下させた。奄美空港への緊急着陸は4月に続いて今年2度目だ。

【】 このように問題だらけのオスプレイだが、政府は巨費を投じて米国から購入し自衛隊に配備する計画だ。危険の拡散にほかならず、国民の生命、安全を守るという使命を放棄しているとしか思えない。

【】 オスプレイの沖縄配備に先立ち、12年に発表された日米合同委員会合意は「22時から6時までの間、飛行及び地上での活動は運用上必要と考えられるものに制限される」と明示したが、実効性はない。「運用上必要―」というくだりがあるからだ。

【】 1996年に日米合同委員会が合意した「普天間飛行場における航空機騒音規制措置」(騒音防止協定)にも同様の記述がある。今や「規制」とは名ばかりで、米軍の恣意(しい)的な運用にお墨付きを与えた観さえある。

【】 日米合意の下、オスプレイは昼夜の別なく自由自在に飛行し県民を脅かしている。政府は米国一辺倒の態度を改め、多くの国民、県民の意を体して、配備の撤回を米国に要求してもらいたい。


【沖縄タイムス社説】[オスプレイ緊急着陸]沖縄だけの問題ではない
②【沖縄タイムス社説】[オスプレイ緊急着陸]沖縄だけの問題ではない 


社説[オスプレイ緊急着陸]沖縄だけの問題でない

2018年8月16日 07:44

【】 米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイが14日、鹿児島県の奄美空港と米軍嘉手納基地に相次いで緊急着陸した。

【】 米側は奄美の1機は、コックピットの警告灯が点灯したためだと説明している。嘉手納への着陸は、機体後部の機銃の不具合とみられるが、いずれも詳しい原因は分かっていない。

【】 昨年来、頻発する緊急着陸に「この次は…」との不安が広がる。構造的に見過ごせない欠陥が指摘されているだけに、安全への懸念は高まるばかりだ。

【】 普天間所属のオスプレイがおととし12月、名護市安部の海岸に墜落、大破した事故は県民に大きな衝撃を与えた。その8カ月後には、オーストラリア沖で墜落する大事故を起こしている。【】 事故につながりかねないトラブルも目立ち、昨年6月以降、伊江島補助飛行場、奄美空港、大分空港、新石垣空港で緊急着陸を繰り返している。

【】 普天間のオスプレイは米軍岩国基地(山口県)や横田基地(東京都)、厚木基地(神奈川県)にもたびたび飛来。陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県)が定期整備拠点に決まるなど飛行範囲は拡大している。

【】 沖縄配備に当たり米軍は青森-福島、和歌山-愛媛など6カ所を低空飛行訓練ルートとして公表したが、運用実態は明らかにされていない。

【】 オスプレイの事故率は配備前の1・65から3・24へと上昇している。

【】 全国各地に広がる訓練は、事故がどこでも起こりうることを指し示すものだ。

■    ■

【】 米軍機は日米地位協定に基づく特例で、日本の航空法の多くが適用除外となっている。米軍が飛行させる機体を日本側が制限することもできず、通常義務付けられている国土交通相への飛行計画の承認も受ける必要がない。

【】 実際、どのような訓練がどのような場所で行われるのか、自治体にはほとんど知らされないのだ。【】 オスプレイ配備の際、日米両政府は、学校・病院を含む人口密集地や夜間の飛行を制限することで合意した。

【】 だがそのルールは抜け穴だらけで、「運用上必要」の一言で約束は何度も破られてきた。

【】 米軍ヘリの窓が運動場に落下した普天間第二小学校では、夏休みの間に避難施設の建設工事が進められている。

【】 対米従属に甘んじ米軍機の運航を優先した結果、国民が危険にさらされているのである。

■    ■

【】 全国知事会は14日、「地位協定を抜本的に見直し、航空法や環境法令などの国内法を適用させる」「米軍機の訓練ルートや時期について事前情報提供を行う」などとする提言書を日米両政府に提出した。

【】 住民の生活や安全を守る責務から全国の知事が連携し、「必要な場合は米軍にノーと強く言ってほしい」という中身である。

【】 原因が究明されるまでの飛行中止と国内法順守を前提に、不平等協定を改めるべきだ


沖縄二紙は、「強請タカリの名人」にして「人非人」だ。結構な肩書きだろ。

 再三繰り返しているが、沖縄二紙に「人非人」という結構な肩書きを献上するのは、「危険な欠陥機オスプレイによる“危険”の対照を、基地周辺住民に限定しているから。」それ即ち「危険な欠陥機オスプレイによる”危険”を直接被り免れることは先ず無いオスプレイ搭乗員に対する“危険”を無視ないし極めて軽視しているから。」だ。
 
 上掲社説から引用するならば、以下の表記にその人非人ぶりが表れていよう。

①1> 日米合意の下、オスプレイは昼夜の別なく自由自在に飛行し県民を脅かしている。

②1> 対米従属に甘んじて米軍機の運航を優先した結果、国民が危険にさらされている。

 上記①1>「オスプレイの飛行に脅かされている」のは「県民」のみであり、上記②1>「危険にさらされている」のも「(日本)国民」でしかない。オスプレイに搭乗している米軍傷兵や搭乗予定の我が自衛隊員には屈強な成人男子が多かろうが、不死者ではない(筈)なのに、だ。

 一応「強請タカリの名人」とした根拠も示しておこうか。「”危険な欠陥機”オスプレイの、事故ですらない緊急着陸を根拠として、”オスプレイ沖縄(だけ)配備反対/配備撤回”を公言できてしまえるから。」

 ま、強請タカリの名人でも、人非人でも、それは沖縄二紙の勝手で、それ自体は別に罪には問われない。

 だが、「強請タカリの名人」且つ「人非人」を、真面に相手にする者は少なかろう。米国政府も、米軍も、日本政府も、精々が「うわべだけの対応」で終わるだろうし、終わるべきだろう。
 
 で、そんな「うわべだけの対応」をネタにして、今度は「沖縄差別だぁ!」とか言い出すのだろうな。自業自得であるというのに。

 それはそうと、北朝鮮は滅ぼされるべきである。