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読者諸兄に問おうではないか。
「現職の自衛官が、国会議員を面罵したら、罪に問われるのか?犯罪なのか?」さらには「文民統制に反する、のか??」と。
どうも、朝日は「文民統制に反する」と断定しているようなのだが・・・
【朝日社説】「自衛官の暴言 文民統制からの逸脱だ」
【朝日社説】「自衛官の暴言 文民統制からの逸脱だ」
(社説)自衛官の暴言 文民統制からの逸脱だ2018年4月19日05時00分?ref=editorial_backnumber【1】 現職の幹部自衛官が、国民の代表である国会議員に対して「お前は国民の敵だ」と罵倒を繰り返す。およそ考えられない異常事態である。
【2】 暴言を吐いたのは、防衛省統合幕僚監部指揮通信システム部に所属する30代の3等空佐。東京・永田町の国会近くの路上で16日夜、ジョギング中に遭遇した民進党の小西洋之参院議員を、自衛隊員であることを告げたうえで「国民の敵」「(国会での)言動が気持ち悪い」などと執拗(しつよう)にののしったという。
【3】 政治が軍事に優越するシビリアンコントロール(文民統制)の原則からの逸脱は明らかだ。
【4】 「国民の敵」というレッテル貼りは、戦前、国策に非協力的と見なされた者が「非国民」と指弾されたことを連想させる。それは平和憲法の下、災害派遣などを通して地道に積み重ねてきた自衛隊への国民の信頼を裏切る言動でもある。事態を重く見た制服組トップの河野克俊統合幕僚長が直ちに、小西氏に直接謝罪したのは当然だ。
【5】 自衛隊員の政治的行為の制限や、品位の保持を定めた自衛隊法に違反していると言わざるを得ない。3等空佐といえば、一線の部隊の指揮をとれる中堅幹部だ。そんな立場の者が、なぜ、こんな言動に出たのか、事実関係の徹底的な調査と厳正な処分を求める。
【6】 小西氏は国会で、安倍政権が進めた安全保障関連法に強く反対し、南スーダンやイラクの日報問題でも、政府批判の急先鋒(きゅうせんぽう)だった。矢面に立たされる防衛省・自衛隊の中に、野党議員やメディアに対する不満が鬱屈(うっくつ)してはいないか。そうした背景も調べる必要がある。
【7】 小野寺防衛相は「小西議員に不快な思いをさせたことに関しては、申し訳ないという気持ちだ」と語るだけだった。文民統制という民主主義の根幹にかかわる重大事という認識が欠けているのではないか。再発防止に向けた幹部教育の見直しなどに指導力を発揮すべきだ。
【8】 近年、世論の分断が広がり、ネット上には「非国民」「売国奴」といった言葉が行き交う。昨夏の都議選で、自らに抗議する人々を「こんな人たち」と切り捨てた安倍首相の発言も思い起こされる。政治や言論の荒廃が、自衛隊内にも影響しつつあるとしたら見過ごせない。
【9】 国会議員の背後には多くの国民がいる。そこには様々な考え方があり、丁寧に議論を重ねることで結論に導く――。
【10】 「国民の敵」という暴言からは、そんな民主主義の基本への理解が感じられない。文民統制は、「文民が武官(自衛官)の思想言動を統制する」事を意味しない。
自衛官とて日本国民だ。日本国民としての基本的人権は当然有する資、その基本的人権の中には言論の自由も含まれる。当たり前では無いか。
文民統制とは、突き詰めれば「開戦と休戦・終戦を文民が決する」と言うだけのこと(*1)。開戦と休戦の間にある「戦争」に「文民が口出すこと」は往々にしてあるが、大抵ろくな事にならない。
そこを朝日は、「政治が軍事に優越するシビリアンコントロール(文民統制)の原則」【パラグラフ3】と、凄まじく広い意味に「文民統制を一般化・普遍化」させた上で、「現職の幹部自衛官が、国民の代表である国家議員に対して【お前は国民の的だ」と罵倒を繰り返す」の「およそ考えられない異常事態である。」【パラグラフ1】と断言し、
1> 政治が軍事に優越するシビリアンコントロール(文民統制)の原則からの逸脱は明らかだ。
と抜かす。他の社説では本件を以て「文民統制の機能不全」とまで断じているのだから、”凄まじい”では表現しきれないな。
諄いようだが、上掲朝日社説の主張は、「現職の自衛官が、国民の代表である国会議員に対して”お前は国民の敵だ”と罵倒を繰り返す」と、「政治が軍事に優越するシビリアンコントロール(文民統制)の原則から逸脱する」のが「明らかだ」とする主張だ。
「自衛官が国会議員を罵倒したら、軍事が政治に優越したことになる」らしい。一寸他に解釈のしようがないぞ。俄には、いやこうして明白に言語化しても「信じがたい主張」であるが。
一体朝日新聞社内では、一国民としての自衛官の基本的人権、思想信条の自由、言論の自由などは、どうなっている、どう扱っているのだね??
2> 自衛隊の政治的行為の制限や、品位の保持を定めた自衛隊法に違反していると言わざるを得ない。
とも断言して憚らない上掲朝日社説だが、デモ行進ですら無い「国会議員に対する罵倒」が「政治的行為」ってのも凄まじい屁理屈だ。「品位」の方がまだ筋が通るが、当該自衛官が品位を欠いたか否かは、少なくとも小西議員の一方的糾弾のみで判断すべきモノではあるまい。そりゃ推定有罪というモノだ。尤も推定有罪は、「慰安婦強制連行」からモリカケ、日報まで、朝日の得意技ではあるが。
諄いようだがもう一度言うと、上掲朝日社説は「政治が軍事に優越するのは文民統制の原則だから、自衛官は国会議員を罵倒してはいけない。と、ぬけぬけと主張し、公言しているのである。
私(ZERO)に言わせれば「明白な言論統制だ」。また先述の通り、「文民統制とは、開戦と休戦・終戦を文官が決めること」と考え「政治が軍事に優越する」なんて普遍的な「統制」を意味する訳が無い、と私(ZERO)は主張するし、「自衛官が国会議員を罵倒した」事を以て「軍事が政治に優越した」なんて「断定すべきでは無い。断定する根拠たり得ない」と主張する。せいぜいが「軍事が政治に優越した現れである恐れがあるから、調査の必要がある」ぐらいが関の山だ。
つまりは、私(ZERO)に言わせれば、上掲朝日社説の主張は、ご丁寧に二重にも三重にも「誤っている」のである。
私(ZERO)に言わせれば「明白な言論統制だ」。また先述の通り、「文民統制とは、開戦と休戦・終戦を文官が決めること」と考え「政治が軍事に優越する」なんて普遍的な「統制」を意味する訳が無い、と私(ZERO)は主張するし、「自衛官が国会議員を罵倒した」事を以て「軍事が政治に優越した」なんて「断定すべきでは無い。断定する根拠たり得ない」と主張する。せいぜいが「軍事が政治に優越した現れである恐れがあるから、調査の必要がある」ぐらいが関の山だ。
つまりは、私(ZERO)に言わせれば、上掲朝日社説の主張は、ご丁寧に二重にも三重にも「誤っている」のである。
それはさておき、北朝鮮は滅ぼされるべきである。
<注記>(*1) こいつは、朝日の見解とは異なる私(ZERO)の「私見」ではあるが。