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 そりゃあな、「週刊朝日」ときたら、「朝日」な上に「週刊誌」と来ているんだ。「目も当てられない」のは「想像に難くない」どころか「絶対的に近い確信を持てる」をレベルだ。

 で、まあ、ネット上に公開されている週刊朝日記事も、そんな「確信」を裏付けまくって居る訳だが・・・

【週刊朝日】「まだあるアンタッチャブルな昭恵夫人“案件”を徹底検証」
【週刊朝日】「まだあるアンタッチャブルな昭恵夫人“案件”を徹底検証」 まだあるアンタッチャブルな昭恵夫人“案件”を徹底検証


亀井洋志,小泉耕平,上田耕司,大塚淳史,森下香枝,村上新太郎2018.3.28 07:00週刊朝日#安倍政権#森友学園 安倍昭恵氏 (c)朝日新聞社 昭恵氏が名誉会長や顧問などを務めた主な団体やイベント (週刊朝日 2018年4月6日号より)

【1】 森友学園を巡る一連の問題の“主犯”として国会に差し出され、証人喚問される佐川宣寿前国税庁長官。だが、“真犯人”が誰なのかは、国民の目にも明らかで、茶番劇に過ぎない。そして霞が関で「首相夫人案件」と呼ばれる案件は森友だけではない。徹底検証した。【図表】昭恵氏が名誉会長や顧問などを務めた主な団体やイベントはこちら

【2】 ある自民党幹部によれば、安倍晋三首相夫人の昭恵氏は最近、自宅にはあまり帰宅せず、ホテルを転々とし、講演や、芸能人らが参加するセレブパーティーに参加するなど相変わらずの生活を送っているという。

【3】 「国会で野党に昭恵さんの名前を連呼されることが、安倍さんにはボディーブローのように効いている。最近は体調を崩し、ホテルのスパに籠もり、点滴を受けるなど元気がない。昭恵さんはもう唯我独尊で、誰にも止められないようだ。これ以上、非難されないよう党としては行動を自粛してほしいが、『何とかして』と安倍さんに言える人は誰もいない。アンタッチャブルな存在なんですよ」

【4】 安倍首相の「ゴッドマザー」で昭恵氏の姑、洋子氏もお騒がせな嫁に、とっくに匙を投げているという。

【5】 「昭恵さんの近況を聞かれると、洋子さんは『ノーコメント』と話題にしたがらない。首相も困っているようで、家では洋子さんに愚痴を言っているようだ」(安倍家の知人)

【6】  昭恵氏が、開校予定だった森友学園の小学校の名誉校長に就任したことがきっかけで、霞が関を巻き込んだ大スキャンダルとなったが、その肩書はこれまでに判明しただけで20以上もある。

【7】 その中で本誌が注目したのは、森友学園のように破格の条件で国有地が払い下げられた社会福祉法人「福田会(ふくでんかい)」だ。

【8】 同会は児童養護施設や障がい者施設の運営で長い歴史があり、会報によると、東京の一等地、渋谷区広尾に2500坪の敷地を持つ。

【9】 うち約1500坪は今も財務省から無償で借り、残りの千坪は有償の借地だったが、300坪を財務省に返還することを条件に700坪は事実上、無償で譲渡されていた。昭恵氏は福田会後援会会長も務めている。ジャーナリストの山岡俊介氏が語る。

【10】 「奇妙なのは、福田会はかつて国有地払い下げをめぐって3億円の詐欺事件を起こし、元理事長が逮捕されたこともある。国有地を狙い、不動産ブローカーらが暗躍。安倍洋子氏を知る大物フィクサーの関与も取り沙汰され、騒ぎになった」

【11】 福田会の国有地を巡る詐欺事件は2003年1月、一斉にメディアに報じられた。当時の報道によると、警視庁捜査2課に逮捕された元理事長は都内の財団法人を相手に、「福田会の賃借している国有地の払い下げ話がある」「大蔵省(当時)関東財務局とは話がついている」などと言って、新たな医療・福祉施設の共同経営を持ち掛け、3億円を騙し取ったというものだった。

【12】 福田会の登記簿を確認すると、事件前は約3千万円近くあった法人の資産は事件当時0で1億円近い債務超過に陥っていた。

【13】 「福田会の理事長、理事は名誉職のようなもので実務にはほとんどタッチせず、非常勤です。逮捕された元理事長の本業も不動産会社の経営者でした。財務省へ払う地代などで負債が膨れあがった福田会は、別の不動産ディベロッパーに対し、『国有地が払い下げられる』とウソをつき、3億円の資金提供を財団法人を経由し受けたが、途中でウソが発覚。その間にディベロッパー側が福田会の理事長を別の人物にすげ替えようとし、民事訴訟にも発展しました」(当時を知る関係者)

【14】 逮捕後に元理事長側が被害弁済したので、処分保留となり、事件はウヤムヤになったが、雲散した“新規事業参入”は8年後、実現することになる。

【15】 前述したように700坪の国有地が福田会へ11年7月払い下げられ、12年には都市型老人ホーム、認知症グループホームを開設した。

【16】 「福田会にとってあまりにもおいしい話です。譲渡された700坪の土地で新規事業となる高齢者の福祉施設を開設し、法人の資産は13億円にまで膨らんでいる。そればかりか、13年以降は既存の児童養護施設や障がい者施設の建物まで老朽化を理由に次々と建て替えられ、昭恵氏はその竣工式にも出席した」(前出の山岡氏)

【17】 昭恵氏が後援会会長に就任したのは、福田会のホームページによれば13年1月で、国有地が財務省から譲渡された後だ。現理事長の太田孝昭氏に「後援会を発足するので発起人になってほしい」と要請されたことがきっかけだったという。

【18】 太田理事長はかつて東京国税局査察部に所属。退職後、千代田区に税理士事務所を開設し、今では多くの税理士を抱え、コンサルティング業務など幅広く手がけている人物だ。

【19】 だが、昭恵氏が福田会に関わりを持ったのは、第1次安倍内閣が発足した06年だという。この時、初めて児童養護施設を訪れて以来、福田会の会報の「寄付者一覧」などにたびたび名前が登場している。詐欺事件以降、福田会理事長に就任した元衆院議員の高見裕一氏はこう証言する。

【20】 「私は09年に病気のために辞任したのですが、高齢者施設ができていたことはいま初めて知りました。昭恵さんが訪問されるようになったのは、当時の施設長と友人関係にあったからだと思います。私も2度ほどお目にかかっています」

【21】 昭恵氏はポーランド大統領夫人、トルコ首相夫人らを福田会に案内するなど夫人外交も展開していた。さらに福田会のホームページには、昭恵氏が名誉会長を務め、森友学園との関係で話題となった一般社団法人・鈴蘭会(福岡市)のリンクも貼ってある。福田会は鈴蘭会が主催する漢文などを音読する「素読会」のため、隔月に1度のペースでホールを提供していた(昭恵氏は3月19日までに鈴蘭会名誉会長を退任)。

【22】 弁護士でもある福島瑞穂参院議員はこう指摘する。

【23】 「福田会に国有地が譲渡された経緯も不可思議と言わざるを得ません。昭恵さんは総理夫人の立場で法人などに関与することに無頓着すぎます」

【24】 福田会に経緯を聞くため、取材を申し込むと、「上からの指示で取材は一切お答えできません」と拒否。

【25】 太田理事長が代表を務める税理士事務所を通じ、取材を申し込んだが、回答はなかった。財務省にも問い合わせたが「理財局の担当者が国会対応に追われていて、期限までに回答できない」。安倍事務所にも事実関係を確認するため質問書を送ったが、期日までに回答はなかった。

【26】 最大の問題は森友などの疑惑に対し、昭恵氏を含む当事者がきちんと説明しないことではないか。

(本誌・亀井洋志、小泉耕平、上田耕司、大塚淳史、森下香枝/村上新太郎)


記者6人がかりなのだから、相当な「徹底ぶり」なのだろうが・・

 いや、冒頭からして凄いね。

1>  森友学園を巡る一連の問題の“主犯”として国会に差し出され。
2> 証人喚問された佐川宣寿前国税庁長官。
3> だが、“真犯人”が誰なのかは、国民の目にも明らかで、茶番にしか過ぎない。

 まあ、絵に描いたような「予断」であり、人民裁判ぶり。尚且つ「真犯人が誰か」は断定断言しない用意周到ぶり。さすがは6人がかり、と言うべきか。しかも、そんな「人民裁判」ぶりは「朝日では常識」であるらしく、さらっと流して別の話が始まるのだから、凄まじい。

 その「新しい話」である上掲記事も、相当部分が引用で、【パラグラフ3】に至っては【何処の誰の発言とも判らない引用】なのである。その他、引用元として登場する者とその引用部分は、以下の通り

 ①安倍家の知人 【パラグラフ5】
 
 ②ジャーナリスト・山岡俊介氏【パラグラフ10】【パラグラフ16】

 ③当時委を知る関係者【パラグラフ13】

 ④元衆院議員・高見裕一氏【パラグラフ20】

 ⑤弁護士でもある福島瑞穂参院議員【パラグラフ23】

 つまり引用元の半分は「何処の誰とも判らない」のだから、「実在からして疑ってかかれる」否、「かかるべき」引用だ。まあ、上記⑤なんて、実在はするし身元もわかるが、その「明らかな身元」も引用内容も爆笑モノではあるが。

 パラグラフは全部で28。そのうち完全引用パラグラフが上掲7つだから、「4分の1が丸っと引用」記事だ。投入された6人の週刊朝日記者は、インタビューに随分力を入れていた、らしい。

 だが、まあ、記事は「引用の多寡」では無く、「記事の中身」で評価されるべきだ。上掲記事のタイトルは「まだあるアンタッチャブルな昭恵夫人“案件”を徹底検証」なのだkら、「昭恵夫人“案件”」に関する「引用では無く、週刊朝日の記事として書かれた部分」を抽出すると・・・【パラグラフ7~9】【パラグラフ11~12】【パラグラフ14~15】【パラグラフ17~19】。これを要約すると、以下のようになろう。

<1> 「安倍昭恵夫人が持つ20以上の肩書きの一つは福田会後援会会長だが、福田会は詐欺で訴えられ、被害弁済して処分保留となった過去がある(*1)。」

(<2>)「その後、福田会は”おいしい”国有地売却を受けた」

<3> 「安倍昭恵夫人の福田会後援会会長就任は、”おいしい”国有地売却の後だが、それ以前から福田会に対し寄付はしていた。」

 上記<2>を()「かっこ」で囲んだのは、「国有地の売却を受けた」のは引用では無い週刊朝日記事にあるが、これを「美味しい」と評価しているのは上記②山岡氏の引用だから。即ち、当該国有地売却を「美味しい」と断言しているのは上記②山岡氏であって、6人の週刊朝日記者ではない。
 
 なかなか、巧妙に引用を使うじゃぁないか。「福田会への国有地売却」を直接非難・問題視している部分は、上記②山岡俊介氏と上記⑤福島瑞穂参院議員に依っている。

 引用にしか依っていないから、仮にその引用が謝っていて、国有地の売却が公明正大だったと判明したとしても「そのように発言があったの事実です」として上掲記事に対する訂正要求を拒否できる。
 
 そのために6人の週刊朝日記者の知恵が必要だったんじゃないかと、邪推も働く。

 いずれにせよ、上掲週刊朝日記事で「昭恵夫人”案件”」に対し週刊朝日記者6人がかりで「週刊朝日が直接責任を負える」部分は、上記<1>と上記<3>だけ、なのである。

 「だから、何?」としか、評しようがあるまい。

 そりゃ、週刊朝日だ。「朝日」にして「週刊誌」だとは言え、これはヒドすぎないか。

 だから、私(ZERO)ナンざぁ、週刊誌を立ち読み忠代見すらする気にならない。新聞や車内の広告と、新聞の週刊誌書評で十分だ。
 
 こんな記事を掲載しているようでは、私(ZERO)のような人間は、増えこそすれども、減りはしないと、期待できるぞ。

 処で、北朝鮮は滅ぼされるべきである。