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【東京社説】日本の平和主義 見直すべきは安保法だTweet 2017年5月18日【1】 現行憲法に自衛隊を規定した項目はない。それでも東日本大震災があった翌二〇一二年の内閣府の世論調査で自衛隊に「良い印象を持っている」と答えた国民は初めて九割を超えた。
【2】 次に行われた一五年の調査でも九割を超え、各地の災害救援で献身的に働く隊員の姿が自衛隊の評価を押し上げている。
【3】 本来任務の国防をみると、「必要最小限の実力組織」(政府見解)とされながらも、毎年五兆円前後の防衛費が計上され、世界有数の軍事力を保有する。
【4】 自衛隊は安全・安心を担う組織として広く国民の間に定着している。変化を求めているのは安倍晋三首相ではないのか。
【5】 憲法解釈を一方的に変更して安全保障関連法を制定し、他国を武力で守る集団的自衛権行使を解禁したり、武力行使の一体化につながる他国軍への後方支援を拡大したり、と専守防衛の国是を踏み越えようとするからである。
【6】 安倍政権は、自衛隊に安保法にもとづく初の米艦防護を命じた。北朝鮮からの攻撃を警戒する目的にもかかわらず、北朝鮮の軍事力が及びにくい太平洋側に限定したことで安保法の既成事実化が狙いだったとわかる。
【7】 米艦を守るために他国軍と交戦すれば、外形的には集団的自衛権行使と変わりはない。安保法で改定された自衛隊法は、武器使用を決断するのは自衛官と規定する。
【8】 集団的自衛権行使を命じることができるのは大統領と国防長官の二人だけとさだめている米国と比べ、あまりにも軽く、政治家が軍事を統制するシビリアンコントロールの観点からも問題が多い。
【9】 米艦を防護しても国会報告は必要とされておらず、速やかに公表するのは「特異な事態が発生した場合」だけである。今回、報道機関の取材で防護が明らかになった後も政府は非公表の姿勢を貫いた。
【10】 国会が関与できず、情報公開もない。政府が恣意(しい)的な判断をしても歯止めは利かないことになる。
【11】 安保法により、自衛隊は軍隊の活動に踏み込みつつある。憲法九条に自衛隊の存在を明記するべきだと発言した安倍首相の真意は名実ともに軍隊として活用することにあるのではないのか。
【12】 現在の自衛隊が国民から高く評価されている事実を軽視するべきではない。必要なのは憲法を変えることではなく、安保法を見直し、自衛隊を民主的に統制していくことである。
「現在の自衛隊に対する国民の高い評価」は、「現在の”違憲状態”に対する国民の高い評価」とは、少なくとも限るまい
上掲東京新聞社説は、「現在の自衛隊に対する国民の高い評価」を、恐らくは意図的に「現在の自衛隊が置かれた”違憲状態”に対する国民の高い評価」と短絡し、同一視している。であるからこそ最終パラグラフ【12】で
1〉 現在の自衛隊が国民から高く評価されている事実を軽視するべきではない。
2〉 必要なのは憲法を変えることではなく、安保法を見直し、自衛隊を民主的に統制していくことである。
と、上掲社説を「〆て」いる。
私は一日本国民だが、何しろ政治について一丁前の口をきく様になって(*1)以来、「自衛隊が合憲か違憲かと言う議論の上位に、自衛隊が必要か否かと言う議論がある。
この議論に私は明白に「自衛隊は必要」と答える。
故に、自衛隊が違憲であるならば、変えるべきは憲法の方だ。」と断言して来た一国民であるから(*2)、当然「現在の自衛隊が置かれた”違憲状態”」を高く評価なんかしない…どころか、”違憲状態”については糞味噌ボロカスにしか評価しない。
この議論に私は明白に「自衛隊は必要」と答える。
故に、自衛隊が違憲であるならば、変えるべきは憲法の方だ。」と断言して来た一国民であるから(*2)、当然「現在の自衛隊が置かれた”違憲状態”」を高く評価なんかしない…どころか、”違憲状態”については糞味噌ボロカスにしか評価しない。
もし、今の日本国民が「現在の自衛隊が置かれた”違憲状態”を高く評価」するならば、私(zero)は「今の日本国民」を、糞味噌ボロカスにしか評価しない、だろう。
日本国民だから、圧倒的多数だから、「正しい」とは限るまい。
忘れちゃぁいけないな。圧倒的多数の日本国民は、かつて民主党に「憲政子女最多の議席数」を与え、あろう事かあるまい事か、異や実際にあって「しまった」ンだが、鳩山由紀夫を日本国首相にして自衛隊三軍最高指揮官の座につけて「しまった」んだぞ。
ま、上掲東京新聞社説について言うならば、私(zero)は「日本国民が、現在の自衛隊が置かれた”違憲状態”を高く評価している」なんて思わないがね。希望的観測と期待(*3)も含めて、な。
日本国民だから、圧倒的多数だから、「正しい」とは限るまい。
忘れちゃぁいけないな。圧倒的多数の日本国民は、かつて民主党に「憲政子女最多の議席数」を与え、あろう事かあるまい事か、異や実際にあって「しまった」ンだが、鳩山由紀夫を日本国首相にして自衛隊三軍最高指揮官の座につけて「しまった」んだぞ。
ま、上掲東京新聞社説について言うならば、私(zero)は「日本国民が、現在の自衛隊が置かれた”違憲状態”を高く評価している」なんて思わないがね。希望的観測と期待(*3)も含めて、な。
<注記>
(*1) 高校か、中学時代、かねぇ。(*2) 何度も繰り返しているが、私(zero)は「殆ど生まれながらの右翼」である。多分、自他共に認める、な。(*3) 何しろ我が国は曲がりなりにも民主主義体制なのでな。国民が阿呆だと衆愚政治にしかならない。その結果は私にも及ぶんだからね。民主党政権時代の様に、な。そりゃ、神ならぬ身の人が為すこと故、今の自民党・安倍政権とて完全無欠完璧ではあり得ない。不平不満も欠点もあるさ。だが、「今の民進党党首・レンホーが日本国首相になったら」って想像よりは、随分マシに思えるね。