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属人主義とは、主義主張をその主義主張をなす者(個人、団体を問わず)に「帰属」させ、主義主張に対する違反を個人攻撃にすり替えてしまう事、と私(ZERO)は理解している。「あいつの主張は気に入らないから、あいつは気に入らない。あいつの所属する集団も気に入らない」ってのが、まあ、根本だろうな。
そこまで極端に行かなくても、「ネトウヨ」にせよ「ブサヨ」にせよ「パヨク」にせよ、「レッテル貼り」は「属人主義への入り口」だから、用心しないといけない.つまりは「反対意見の主張者に対し、反対意見を批判するのは構わないが、当人・当該団体の批判には用心しなければならない」ということ。
であるならば、弊ブログが「脱原発原理主義」と断じる東京新聞に対し私(ZERO)は、「東京新聞であるが故に批判する」事がないように、気をつけねばなるまい。
そんな自戒を、東京新聞コラムが想起させてくれた・・・・珍しい、きわめて珍しい事だが(*1)。
<注記>
(*1) 前例は、ないでもないな.猫ひろしとかいげ言う芸人が、カンボジア国籍を取得してカンボジア代表として五輪に出場したときは、珍しく「気があった」ので、記事にしている。
【私説・論説室から】策源地攻撃能力の整備を2016年9月28日【1】 北朝鮮が核実験を繰り返し、発射した弾道ミサイルが日本海に着弾するたび、多くの国民が国の平和と安全について心配している。
【2】 政府は有事にイージス艦や地上から発射する迎撃ミサイルで敵ミサイルを撃ち落とす構えだが、それで本当に大丈夫なのか。
【3】 迎撃ミサイルの命中率は80%以上とされる。だが、一発でも日本に着弾すれば被害は計り知れない。そこで検討課題に上るのが「策源地攻撃能力の整備」だ。
【4】 策源地とは本来、前線の攻撃部隊に武器弾薬を補給したり、作戦を企画立案する後方基地を意味している。現状で考えれば、トレーラーのような移動式のミサイル発射台を直接、狙う反撃を想定すればいい。
【5】 そんな攻撃は専守防衛に反するのではないか、という声もある。だが、他に防衛手段がなく、必要最小限の攻撃なら憲法上も認められる、というのが政府の立場だ。
【6】 日本を攻撃すれば大変な反撃に遭う。相手にそう理解させることができれば、攻撃を思いとどまらせる効果もあるだろう。つまり策源地攻撃能力の整備が抑止力になる。
【7】 実際には、日本はそんな攻撃能力を備えていない。とはいえ、防衛大綱や中期防衛力整備計画には「(弾道ミサイルへの)対応能力の在り方についても検討の上、必要な措置を講じる」とある。そろそろ本気で考える時期ではないか。(長谷川幸洋)
「戦争法案反対」キャンペーンは、反省したって事かね
まあ、東京新聞が「まともな安保意識に目覚めた」ならば、頂上至極と言うところだが・・・ほとんど当てにはならないな。
かろうじて当てに出来るのは、安保法案にも特定秘密保護法にもあれだけ反対して論陣張った東京新聞ですら「策源地攻撃能力の整備」を訴えねばならないほど、我が国の安全保障状況が切羽詰まってきた、ということか。
もっともこれとて、「東京新聞ですら策源地攻撃能力を肯定せざるを得ないような雰囲気・圧力だぁぁぁぁ!」と主張する輩は、居るだろうな。