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「敵視する」ってぇと、なるほど、悪い事/いけないこと/誤って居る事、と言うニュアンスが相当にあろう。
だが、「敵を、敵と認識する」のは、安全を確保する基本だ。従って、「敵を、敵と認識しない」と言うのは、相当な危機・危険と言う事になる。
日本国憲法前文にある「平和を愛する諸国民」なんてモノは、「実在しない」ないし「居たとしても少ない」と考えるのが安全側である(*1)。
<注記>
(*1) さもないと、主権そのものが脅かされるのであるから、「平和を愛する諸国民」なんぞに「我らの安全を付託」してしまうような「日本国憲法」は、「憲法たる資格が無い」とは、渡辺昇一氏の説。「国民の生命財産、国としての主権を守らない/守れない様では、国家の基幹たる筈の憲法ではあり得ない」と言うのは、相当に説得力がある説だ。「憲法は、権力を縛るためにある」としか考えない「憲法学者」に対しては、説得力は無いだろうが。
<金口木舌>敵視から脱して2016年9月8日 06:00【1】 必死に逃げる朝鮮人とみられる男性を、大勢の日本人が取り囲み襲い掛かる。関東大震災(1923年)の数カ月後、体験の中で最も怖かったことを、日本人児童が描いた
【2】▼「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「放火した」などのデマを信じた人々が、大勢の朝鮮人や中国人を殺害した。「敵視」はデマを生み、他者を殺しもする。歴史はそう教える
【3】▼8月上旬、尖閣諸島周辺に中国の漁船や公船が多数押し寄せ、一部の領海侵入に外務省が抗議した。ネットでは、中国公船が「数百隻の漁船を引き連れ来襲した」、漁船に「海上民兵が乗っていた」との情報が流れた
【4】▼中国通ジャーナリストの高野孟(はじめ)氏は、この情報は「デマ」と言う。禁漁期が終わり、日中漁業協定で漁が認められた水域へ一斉に出た中国漁船を、公船は、日本の主張する領海に入らないよう管理に当たった。領海侵入はその結果だと指摘する
【5】▼事態を冷静に見る上で参考になる。日中首脳は5日の会談で、尖閣周辺の偶発的衝突を避ける仕組み作りを急ぐことで合意した。冷静な協議の糸口になってほしい
【6】▼ただ日中双方の軍事強化は、冷静な協議に水を差す。南西諸島へのミサイル配備や最新機能の基地建設は中国には挑発に映りかねない。右手で銃を突き付けたまま、左手で握手を求めても、真の信頼関係は築けない。お互い「敵視」から脱したい。
事実を羅列すると・・・
① 中国は、我が国固有の領土である尖閣諸島はおろか、沖縄本島に至るまで「核
心的利益」と称する「侵略宣言」を既に発している。
心的利益」と称する「侵略宣言」を既に発している。
② 中国は、20年以上にわたって毎年二桁%以上の大軍拡路線を驀進中である。
③ 中国人民解放軍が、中央政府の事前許可を取ることなく我が自衛隊航空機および艦艇に対し射撃管制レーダーを照射すると言う暴挙を為し、事後に中央政府がこれを容認・擁護している。
④ 中国は、安倍政権発足以来、「日本軍国主義の復活!」と一大キャンペーンを実施している。
何れも、事実である。「ネット上の噂」なんてモノでは無い。特に、①、③、④は中国共産党自ら認めるであろう「自他共に認める」であろう事実である。
さらに言えば、上記琉球新報コラムパラグラフ【6】で言う「南西諸島へのミサイル配備や最新機能の基地建設」に遥かに先立つ事実である。
さらに言えば、上記琉球新報コラムパラグラフ【6】で言う「南西諸島へのミサイル配備や最新機能の基地建設」に遥かに先立つ事実である。
言い換えるならば、我が国は長い事(*1)「中国の一方的軍事強化」を容認・甘受して来た訳であり、その結果が今の尖閣周辺中国公船等の跳梁跋扈であり、「日中関係悪化」なのである。
つまりは我が国が「左手で、握手だけ求め続けた結果」が、現状な訳だ。(*2)
最早「右手で銃を取り出す」べき段階であろう。そのための「南西諸島へのミサイル配備や最新機能の基地建設」なのである。
最早「右手で銃を取り出す」べき段階であろう。そのための「南西諸島へのミサイル配備や最新機能の基地建設」なのである。
「真の友好は築けない」だぁ?友好なんざぁ目的では無い。手段だ。目的は、国益であり、その国益が「中国の一方的軍事強化」によって損なわれている、否、危機に曝されているのである。
冷戦は、熱戦よりマシであるし、冷戦にすらならずに一方的に負けるよりもマシなのである。
我が国は、日中冷戦を、少なくとも覚悟すべき、なのである。
元軍さえ、渡ること叶わなかった日本海。渡れるものなら、渡って見よ。
我が国は、日中冷戦を、少なくとも覚悟すべき、なのである。
元軍さえ、渡ること叶わなかった日本海。渡れるものなら、渡って見よ。
<注記>
(*1) 軍事費増大と言う意味ではそれこそ20年近く。(*2) ま、それだけが原因では無い、可能性はあるが、「左手で、握手を求め続けた」にも拘らず、とは言える。つまり、中国共産党相手に「左手で、握手を求め続ける」だけでは、国益も、領土も、主権も守れないと言う事。それが「日中国交回復40年以上」の、紛れもない「成果」である。