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「実は三国志のヒーロー」孔明に、ひょんなことから唐突に嫁入りした月英さんを主人公とする連載四駒マンガが、「孔明のヨメ」。その1~3巻および4巻、5巻については、既に幣ブログで記事にした(*1)。今回取り上げるのは、新刊の6巻である。
義父や士元の活躍もあって「曹操の策を破る策その1=塩の割符買い取り制」は、意外なぐらい迅速に軌道に乗り、続く「曹操の策を破る策・その2・鉄の品質向上=現状の鉄品質劣化証明」の為に、「荘園経営の実績」を利用して、月英さんの叔母に当たる蔡夫人への献策も実行。この献策がひょんなことから劉備玄徳の耳に達する。
「曹操の陰」を感じた劉備は襄陽探索におもむき、叙兄に助けられる。
その叙兄は、「学問所の後輩」たる孔明や士元の成長ぶりに焦りを感じ、前科ある身を気にしつつ、「仕官の道」を考え始めていた・・・ってのが5巻まで。最新刊6巻では、いよいよ叙兄の「就職活動」が本格化する。
義父や士元の活躍もあって「曹操の策を破る策その1=塩の割符買い取り制」は、意外なぐらい迅速に軌道に乗り、続く「曹操の策を破る策・その2・鉄の品質向上=現状の鉄品質劣化証明」の為に、「荘園経営の実績」を利用して、月英さんの叔母に当たる蔡夫人への献策も実行。この献策がひょんなことから劉備玄徳の耳に達する。
「曹操の陰」を感じた劉備は襄陽探索におもむき、叙兄に助けられる。
その叙兄は、「学問所の後輩」たる孔明や士元の成長ぶりに焦りを感じ、前科ある身を気にしつつ、「仕官の道」を考え始めていた・・・ってのが5巻まで。最新刊6巻では、いよいよ叙兄の「就職活動」が本格化する。
主君と仰げるだけの者に出会えず・・・と言うよりは、どうも大半門前払いを食らって悩む叙兄の脳裏に、ふと、以前市場での逃避行を助け、その後飯を奢ってもらった劉備の面影が浮かぶ・・・
一方、その劉備は襄陽の名門・蔡家の放った刺客に遭遇。護衛の子龍とも分離され、今度は本当の(命がけの)単独逃避行を余儀なくされ・・・何のかんので孔明の預かる荘園に転がり込み、主人公=孔明のヨメ=月英さんに遭遇する。
かくして、三国志の中心人物・劉備玄徳と、主人公・月英さんが「歴史的」な遭遇を(ようやく)果たす訳だが・・・「ネタばらし」になるので詳細は省くが、「遭遇した、だけ」に終わる。孔明さんが実に凛々しく格好良いところを見せて、月英さんが(今更ながら改めて)惚れ直した、とだけ書いておこう。
刺客からの逃避行を続ける劉備に、今度は(かなり好都合な偶然で)叙兄が遭遇。叙兄は劉備を匿うと共に、師・水鏡先生の仲介を得て、念願通り仕官(*2)がかなう。
一方、その劉備は襄陽の名門・蔡家の放った刺客に遭遇。護衛の子龍とも分離され、今度は本当の(命がけの)単独逃避行を余儀なくされ・・・何のかんので孔明の預かる荘園に転がり込み、主人公=孔明のヨメ=月英さんに遭遇する。
かくして、三国志の中心人物・劉備玄徳と、主人公・月英さんが「歴史的」な遭遇を(ようやく)果たす訳だが・・・「ネタばらし」になるので詳細は省くが、「遭遇した、だけ」に終わる。孔明さんが実に凛々しく格好良いところを見せて、月英さんが(今更ながら改めて)惚れ直した、とだけ書いておこう。
刺客からの逃避行を続ける劉備に、今度は(かなり好都合な偶然で)叙兄が遭遇。叙兄は劉備を匿うと共に、師・水鏡先生の仲介を得て、念願通り仕官(*2)がかなう。
念願かなった叙兄さん、早速主君・劉備のために奔走し始める・・・
6巻にしてようやく劉備玄徳がストーリーの本流に絡んできた「孔明のヨメ」。叙兄の仕官初仕事は上手く行くのか(*3)?劉備暗殺に失敗した蔡家(と「おばさま」)の反応・反撃は?デコチューで倒れるどころか本チューを期待するまでに「成長」した月英さんと孔明さんの夫婦仲は?「次回、ご期待ください」ってな感じ。
さて、先行する5巻の紹介記事で、「叙母さんの出番が少ないぞ」と評した筆者の声が届いたか、天に願いが通じたか(*4)、本6巻にはしっかりと叙母さんの見せ場がある。
仕官の道を考え「就職活動」を始めたは良いがさっぱり仕官先が決まらない叙兄。そんな叙兄が学問を始めた切っ掛けは、任侠やって罪を犯してぼろぼろになって帰ってきた叙兄が、さらに叙母(*5)さんにブン殴られてぼろぼろになった後漏らした一言だった。
「学問がしてぇ。」叙兄
この一言に答えた叙母さんが、叙兄を学問所に入れ、そこで孔明や士元に出会った訳だ。本6巻の巻末「番外編」には、学問所時代の叙兄・孔明・士元そろっての卒業試験ってエピソードもある。
「あの子をこんな小さな料理屋の店主にするために、学問させたんじゃないから。」叙母
いや、私(ZERO)自身、人並み以上に学問をさせてもらった身であるから、我が母(*6)に「重なって見える」。それと同時に、「させてもらった学問を、有効有益に使っているか」と自問・自省せざるを得ない・・・「たかがギャグ四コママンガに」と言わば、言え。何度も繰り返すが、芸術の価値を決めるのは、受け手・視聴者・聴衆・読者自身であり、ほかの誰にも決められないのだ。私(ZERO)にとって当該「孔明のヨメ6巻」に「私(ZERO)自身に自問・自省させる」だけの力、それだけの価値があった、と言うことだ(*7)。
「この店は、私の食い扶持と楽しみを兼ねてやってるの。
私の出来る範囲でやって、私の代でおしまい。」叙母
そう語る叙母さんの横顔は、いつもにましてお美しい・・・ちゃんと、鼻もあるしね。
私の出来る範囲でやって、私の代でおしまい。」叙母
そう語る叙母さんの横顔は、いつもにましてお美しい・・・ちゃんと、鼻もあるしね。
<注記>
(*2) 劉備自身、居候の身だから、果たして「仕官」と言うべきかチョット迷うが、まあ、就職ではあろう。(*3) いや、絶対に「上手くいく」に決まっているのだが、「どこまで見事な成果を上げるか?」は見物だ。(*4) 無論、最も可能性が高いのは最後者だ。(*5) 絶対母親特権で。そりゃ叙母さんの絶対母親特権だから、ほぼ無敵だろうが。(*6) 次いでと言っちゃ何だが、次いで父。(*7) 無論それ故に、今この記事を読んでいる貴方にとって「孔明のヨメ6巻」二それだけの影響力・力・価値が「ある」と保証するものではない。