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 何度か引用しているが、「現状認識は戦術の第一歩」。「正しい現状認識」や「正確な現状認識」なんてモノはそうそう得られない、下手すると「永久に得られない」モノではあるが、不正確でも正しくなくても「現状認識」があってこその判断であり実行=戦術である。
 
 従って、多くの場合と言うかほとんど全ての場合、戦術=実行は「不正確で、正しくない現状認識」の下で実施されるのであるが、だからと言って現実と乖離した現状認識からは、正しい戦術=実行は、先ず生じなかろう。
 
 であるならば、下掲朝日社説に見る「朝日新聞の現状認識」を、私(ZERO)は大いに歓迎してしまうぞ
 
 

【朝日社説】 野党共闘 「効果あり」、さて次は

2016年7月12日(火)付  

【1】  自民、公明の与党が圧勝し、「改憲勢力」が衆参両院とも3分の2を超えた歴史的な参院選で、もうひとつ史上初の動きがあった。

【2】 民進、共産、社民、生活の4党が32の1人区すべてに野党統一候補を擁立したことだ。

【3】 結果は11勝21敗。3年前は野党がばらばらに戦い、わずか2勝だった。今回、自民党の27年ぶりの単独過半数を阻んだことも含め、共闘には一定の効果があった。

【4】 4党の候補者一本化を主導したのは、安倍首相の政権運営に危機感を抱く学生グループや学者らでつくる「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」だった。政策協定をつくり、背中を押した。

【5】 いわば、市民の声と行動が実現させた野党共闘だった。

【6】 選挙後、民進党の岡田代表は「市民を中心にして各党が集まったのは今までにないことで、これは新しい日本の民主主義がはじまったと私は思っている」と評価した。

【7】 ならばこそ、この新たな潮流を、今後にどうつなげてゆくのかが次なる課題だ。

【8】 4党は、外交・安全保障や原発・エネルギーといった基本政策に違いがある。政策協定では各党が合意できる表現で折り合ったため、与党などから「野合批判」も浴びた。

【9】 それでも参院選は政権への中間評価でもあり、「ストップ安倍政治」という政治スローガンを強調する戦術も奏功した。

【10】 一方で、政権への対決姿勢だけでは、無党派層の山を突き動かせないことも、今回の選挙ではっきりした。

【11】 安倍首相は依然、衆院解散・総選挙の時期を探っている。

【12】 野党共闘が次に試されるのは、衆院選でも連携し、小選挙区に統一候補を立てられるかどうかだ。

【13】 ハードルは高い。衆院選は政権選択を問う選挙だからだ。

【14】 各党が政策の違いを乗り越えて、政権をともに担えると有権者に信任される必要がある。

【15】 とりわけ自衛隊は違憲だとする共産党が、安保政策を民進党とどうすり合わせるのか。

【16】 民進、共産両党は消費増税をめぐる考え方も違う。社会保障政策に優先順位をつけ、財源の裏打ちのある短期、中期、長期の工程表をつくれるのか。

【17】 政治が緊張感を取り戻し、国会のチェック機能を強めるためにも、「自民1強」に対する野党陣営の立て直しが急務だ。

【18】 当面、秋の民進党の代表選に向け、市民主導の野党共闘がどう論じられるのかに注目する


 
 
 

「共産党に期待する」ってのは、アカらしくて良いじゃないか


   で、次に期待するのが都知事選って訳だな。幸いにして野党共闘候補として鳥越何某とか言う神輿も担ぎ出せた訳だし。
 
 それにしても、ボロいと言うか、俄か神輿と言うか。都知事立候補表明記者会見で公約については、勉強中なんてぬかす大間抜けを、よくもまぁ「野党共闘統一候補」に立てたもんだ。そりゃ「知名度が高い」のだろうし(*1)、それだけに「勝てる(かも知れない)候補」なのだろうけれど。曲がりなりにも「ジャーナリスト」と言う前歴が、「タレント」でしかない石田純一(*2)よりはマシ、なのかも知れないが。特に、朝日新聞にとって。
 
 過去の発言からすると、朝日新聞に気に入られそうな平和ボケのサヨクの様だから、なおの事だな。何やら国会前の演説で「一に憲法、二に平和、三に脱原発」などと、「都政には直接関わらない」演説をしたそうだし。Asahi's Pet、と言う処か。
 
 それは即ち、ほぼ自動的に、私(ZERO)の敵、ってことでもある。
 
 良かったねぇ。鳥越ナントカ。小沢一郎や民主党、今の民進党と同列だよ。

<注記>

(*1) 何しろ、私(ZERO)ですら顔に覚えがあるぐらいだ。尤も、一番印象的なのは、トゥルースリーパーとか言う寝具の広告だが。 

(*2) 他は何だ?「不倫の擁護者」か?