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 いやぁ、「我が目を疑う」とは、この事だね。
 
 そりゃ私(ZERO)も早とちりしたけどさ。この「早とちり」は普通じゃないのかね。琉球新報よ。



【琉球新報】陸自特殊部隊が視察 米軍ジャングル戦闘訓練 将来は共同使用も?
【琉球新報】陸自特殊部隊が視察 米軍ジャングル戦闘訓練 将来は共同使用も?
2016年6月10日 12:00 米海兵隊のジャングル訓練を視察する陸上自衛隊=5月19日、米軍北部訓練場(米軍サイトDvidsより)

【1】 陸上自衛隊の特殊作戦部隊が5月19日、米軍北部訓練場で米海兵隊のジャングル戦闘訓練を視察していたことが分かった。米軍サイト「Dvids」で視察の様子が動画で紹介され、「将来の共同訓練の可能性」などと見出しが付いている。安全保障関連法が成立し自衛隊の海外派兵がなし崩し的に広がることも懸念される中、専門家からは将来的に沖縄で訓練が増える可能性の指摘も出ている。

【2】 自衛隊はこれまでも県内の米軍基地で「研修」と称して視察してきたが、ジャングル訓練を念頭に北部訓練場で視察していたのが明らかになるのは初めて。

【3】  動画によると陸自の特殊作戦部隊5人が視察した。米軍の現場指導者は「将来はここで日本の軍隊と一緒に基地を使い、最終的に日本の部隊がここに来る可能性に期待する」と述べた。

【4】  米軍の運用に詳しいリムピース編集長の頼和太郎さんは「米軍と一緒にジャングル戦闘をすることを想定していないと視察しないはずだ。集団的自衛権の行使を解禁した安全保障関連法は、さまざまな作戦を米軍と一緒に行う可能性を見通していたのだろう」と述べた。


一読した処、「海外の米軍ジャングル戦闘訓練を陸自が視察した」ように、読める。

1>  安全保障関連法が成立し
2> 自衛隊の海外派兵がなし崩し的に広がることも懸念される中、
3> 専門家からは将来的に沖縄で訓練が増える可能性の指摘も出ている。

などとおどろおどろしく【パラグラフ1】にあるし、

4> 集団的自衛権の行使を解禁した安全保障関連法は、
5> さまざまな作戦を米軍と一緒に行う可能性を見通していたのだろう」

と、上掲記事を〆るのだから、フィリピンか東南アジアか中南米か、兎に角「海外の米軍ジャングル戦闘訓練を我が自衛隊が視察した」と考えるのは、ごく普通の発想だろう。多分。

 ところが上掲記事には、
 
6>  陸上自衛隊の特殊作戦部隊が5月19日、
7> 米軍北部訓練場で米海兵隊のジャングル戦闘訓練を視察していたことが分かった。

とあり、念の為にとウイキペディアを見ると、

W1> 北部訓練場 

W2> 北部訓練場(ほくぶくんれんじょう)は、沖縄県国頭郡の国頭村と東村にまたがるアメリカ海兵隊の基地。(後略)

とある。「北部訓練場」とはなかば一般名詞だろうから、海外にもある可能性は否定し難いが、琉球新報が何の注釈も説明も無く「北部訓練場」と書く以上は「沖縄県国頭郡の国頭村と東村にまたがるアメリカ海兵隊の基地」の事に違いない。ウーン、これは「文字として書いてある」のだから、なおのことそうだろうな。
 
 つまりは、「海外の米軍ジャングル戦闘訓練」と考えたのは、私(ZERO)の早とちりで我が自衛隊は米軍の我が国内でのジャングル戦闘訓練を視察していた、訳である。が…で、何が問題なの??

 上記4>~5>の「前ふり」からすると、「自衛隊が米軍のジャングル戦闘訓練を視察することは、海外での戦闘の準備だぁぁぁぁ!」と言いたそうだが(ああ、これは「文字として書いていない」から、確たる証拠は無いな)、その「米軍のジャングル戦闘訓練」が他ならぬ沖縄県内で実施されているのだから、何も視察理由に「海外(のジャングル地帯)での戦闘」なんて持ち出す必要はない。我が国土の一部たる沖縄県防衛のため、と言う目的があれば十分だ。

 沖縄を戦地戦場と想定しているぅぅぅぅぅうっ!」と文句を付けたいのならば、殆ど我が国開闢以来大陸との最前線にあり、先の大戦でも米軍の日本本土進攻の嚆矢として真っ先に血祭りに挙った史実と、「核心的利益」と称する侵略宣言をすでになしている大陸は中国共産党と言う現実を前に「沖縄を戦地戦場と想定しない」事こそ反逆罪級の怠慢だろう。ああそんな「怠け者」は、沖縄二紙には掃いて捨てるほどあろうし、沖縄二紙ならば「怠け者の天国」でも別に構わないが、我が自衛隊三軍はそれでは困る。
 
 また、我が自衛隊はそれほどの「怠け者」でないが故の、今回の「米軍ジャングル戦闘訓練視察」なのだろう。遅すぎる、と言う批判はあっても”やってはいけない”

何て非難は、普通は無い。
 
 そう。「普通」は。
 
 沖縄二紙なんてのは、異常な世界、と言うよりは「日本国憲法前文世界」とか何とか言う”異世界”にあるのだろうさ。

 「米軍の運用に詳しい(*1)リムピース編集長の頼和太郎さん」ってのも、琉球新報に実名登場するぐらいだから「お里が知れる」訳だが、

8> 米軍と一緒にジャングル戦闘をすることを想定していないと視察しないはずだ。

なんて断言する様じゃぁ、頭のヒューズが2、3本切れて短絡を起こしているらしい。普通に考えれば、「米軍のジャングル戦闘視察」に必要な動機は「ジャングル戦闘をすることを想定」すれば受分であって「米軍と一緒に」戦闘する必要はない。
 
 第一、唯一日が為に百年兵を養うのが国防の基本なのであるか、「当面戦場となりそうにない状況での訓練」も、後学のために視察する事は、あって当然。無ければ、まあ、予算不足だろうなぁ。


<注記>

(*1) はーて、何に詳しいんだか。じっくりとっくりお話を伺いたいぐらいだが。「米軍の運用に興味のある」者としてはな。