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【沖縄タイムス】海兵隊、沖縄蔑視の新人教育 これで事件の再発防止策?2016年5月26日 05:26 注目 米軍 政治【1】 在沖米海兵隊が新任兵士を対象に開く研修で、米兵犯罪などに対する沖縄の世論について「論理的というより感情的」「二重基準」「責任転嫁」などと教えていることが分かった。英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏が情報公開請求で発表用のスライドを入手した。米軍が事件事故の再発防止策の一つと説明してきた研修の偏った内容が明らかになり、実効性に疑問が高まりそうだ。
【2】 スライドは2014年2月のものと、民主党政権時代(2009~12年)とみられる時期のものの二つ。「沖縄文化認識トレーニング」と名付けられている。
【3】 「『(本土側の)罪の意識』を沖縄は最大限に利用する」「沖縄の政治は基地問題を『てこ』として使う」などとして、沖縄蔑視をあらわにしている。
【4】 事件事故については、「米軍の1人当たりの犯罪率は非常に低い」と教育。「メディアと地方政治は半分ほどの事実と不確かな容疑を語り、負担を強調しようとする」と批判する。
【5】 特に沖縄2紙に対しては「内向きで狭い視野を持ち、反軍事のプロパガンダを売り込んでいる」と非難。一方で、「本土の報道機関は全体的に米軍に対してより友好的だ」と評する。
【6】 また、1995年の米兵暴行事件について「その後の日本政府の対応が島中、国中の抗議を引き起こした」と責任の大半が日本側にあるかのように説明する。
【7】 兵士に対しては、異性にもてるようになる「外人パワー」を突然得るとして、我を忘れないよう注意している。
【8】 ミッチェル氏は「米軍が沖縄を見下してもいいと教育し、何も知らない若い兵士の態度を形作っている。『良き隣人』の神話は崩壊した」と批判した。自身のウェブサイトでスライドを公開することにしている。
再現「在沖米海兵隊新任兵士教育」
上掲沖縄タイムス記事から、問題視されている教育を「再現」すると、以下の通りだ。
①「『(本土側の)罪の意識』を沖縄は最大限に利用する」
②「沖縄の政治は基地問題を『てこ』として使う」
③「米軍の1人当たりの犯罪率は非常に低い」
④「メディアと地方政治は半分ほどの事実と不確かな容疑を語り、負担を強調しようとする」
⑤特に沖縄2紙は「内向きで狭い視野を持ち、反軍事のプロパガンダを売り込んでいる」
⑥「本土の報道機関は全体的に米軍に対してより友好的だ」
⑦1995年の米兵暴行事件について「その後の日本政府の対応が島中、国中の抗議を引き起こした」
⑧兵士に対しては、異性にもてるようになる「外人パワー」を突然得るとして、我を忘れないよう注意している。
改善の余地があるとしたら⑦と、頑張って⑧ぐらい。後は「極めて真面で現実に即した教育」と評すべきだろう。ああ、③については意見の分かれる処かも知れないが、比較対象次第で充分ありうる評価だろう。大体、これは米海兵隊新任兵に対する教育だ。多少誇張でも「米軍の1人当たりの犯罪率は非常に低い」として新任兵を戒めるのが当然。逆に「米軍の犯罪率は高い」何て教育したら、「米軍の犯罪率を高める」効果しか期待しえまい。
無論、沖縄二紙が散々「米軍の犯罪」を吹聴報道し、以って「米軍の犯罪率を高める」努力に余念が無いのは衆知の事実であるが、ならばなおのこと米軍としては上記③を強調するべきだろう。(*1)
沖縄タイムスとしては、④、⑤を以って「沖縄蔑視」と言いたいのだろうが…まあ、「心、此処にあらざれば、見るとも見えず」とは言うが、散々反米反軍事を売り物にしている沖縄二紙が、米軍から見て斯様に評価されるのは、至極当然であろうに。
ああ、それを言うならば、上掲在沖米海兵隊新人教育のスライド(って事は、多分、プレゼン資料だな)を以って、
1> 「米軍が沖縄を見下してもいいと教育し、
2> 何も知らない若い兵士の態度を形作っている。
3>『良き隣人』の神話は崩壊した」と批判した。
2> 何も知らない若い兵士の態度を形作っている。
3>『良き隣人』の神話は崩壊した」と批判した。
と、沖縄二紙張りの主張を為す「英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏」ってのも、相当なシロモノではあるが。ま、英国人ジャーナリストったってアカから白、ピンからキリ、間違いや気違いやオッチョコチョイだっているだろうから、中には「イギリスの平安名純代」みたいな記者がいても、別に不思議ではないが。
<注記>
(*1) ああ、反米・反基地のためには「米軍の犯罪率は高い」に越した事はないから、沖縄二紙としては「米軍の犯罪率を高める」努力はするのだろうが。であるならば、今回米軍軍属の手に懸って非業の死を遂げた沖縄女性は、「沖縄二紙の(間接的)被害者」と言う事も出来る事に、気付いて…居る訳ゃないな、沖縄二紙が。
と思ったら、同じ穴の狢に毎日新聞が居た。
もっとも、ソースは同じく英人ジャーナリストだし、ひょっとすると上掲沖縄タイムス記事の後追いかも知れない。
まあ、後追いではないとしても、毎日新聞が賛同したからって、上掲沖縄タイムス記事及び下掲毎日新聞記事の異常さ異様さは、変わらないと思うがねぇ。
【毎日】米海兵隊研修資料 着任兵士用、沖縄に偏見毎日新聞2016年5月29日 08時30分(最終更新 5月29日 08時30分)「沖縄の文化認識研修」と題された在沖縄米海兵隊の資料。基地容認、反対双方の意見がある沖縄の政治風土について解説している【1】 在沖縄米海兵隊が沖縄に着任した兵士を対象に行う研修用に作成した資料に、基地問題に関する沖縄の世論を「論理的というより感情的」「二重基準」などと指摘する記述があることが分かった。沖縄の政治状況について「基地問題を『てこ』として利用する」とも表現。元海兵隊員の男が女性の遺体を遺棄した容疑で逮捕された事件を受けて米兵の綱紀粛正が求められる中、部分的とはいえ、指導者の認識が問われかねない研修内容が明らかになった形だ。【川上珠実、佐藤敬一】
【2】 資料は英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏(41)が情報公開請求で入手した。「沖縄の文化認識研修」と題され、沖縄の歴史や風土を学び、沖縄との関係を深めることが目的だと説明。スライド形式で「2016年2月」「2014年2月」と記載されたものもある。
【3】 沖縄の人々について「一般的に限られた情報源しか持っておらず、情報を得るための努力をしない」と説明。「住民の大半は沈黙しているが、反基地を訴える少数派の声が地元メディアによって増幅されている」と記述し、「多くの人々にとって軍用地料が唯一の収入で、土地の返還を望んでいない」としている。
【4】 米兵による事件や事故については「歴史やその解釈が反基地の物語を生み出し、事件や犯罪、事故など全てを否定的に捉えさせ、必要以上の注目を集める」と指摘。「メディアや地元の政治は半分の事実と不確かな容疑を語って負担を強調しようとする」と批判する一方、米兵に対し繁華街などでの行動について「突然身についた(異性にもてるという)『ガイジンパワー』によって我を忘れ、社会的に許容されない行動をとってしまう」と注意喚起している。
【5】 日本政府の基地問題への対応について「交渉や話し合いは(計画の)実現よりも結果を取り繕うことを重視する官僚によって主導されている」との見方を示した。米軍普天間飛行場の移設問題に関し、政府の県内移設方針を「本土に代替地を見つけられないから」と解説。移設先とされる名護市辺野古については「漁業やジュゴンに悪影響を与えることから評判が悪い」としている。
【6】 ミッチェル氏は「米軍が沖縄の人々を見下していることを示しており、新任兵士の認識や態度にも悪影響を与えかねない」と指摘。翁長雄志(おながたけし)知事も、沖縄が基地問題を政治利用していると説明していることについて「上から目線の最たるものだ」と批判している。県は6月中に県職員が米軍の研修を視察する調整を進めており、在沖縄米軍トップのローレンス・ニコルソン沖縄地域調整官は28日の記者会見で「沖縄社会と対話し、不適切だという指摘があれば議論したい」と話した。
米海兵隊研修資料の不適切表現
・基地問題に関する沖縄の世論は論理的というより感情的で二重基準
・沖縄の政治は基地問題を「てこ」として利用する
・沖縄の人々は一般的に限られた情報源しか持っておらず、情報を得るための努力をしない
・住民の大半は沈黙しているが反基地を訴える少数派の声が地元メディアにより増幅されている
・多くの人々にとって軍用地料が唯一の収入で、土地の返還を望んでいない ・沖縄の歴史やその解釈が反基地の物語を生み出し、事件や犯罪、事故など全てを否定的に捉えさせ、必要以上の注目を集める