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いや、世の中、「後から知って恐ろしくなった/ゾッとした」って話・経験はあるモノだ。私(ZERO)の経験から言うと先頃までの「民主党政権時代」と言うのが挙げれるが、あれは、ある程度予想し、それ故に「民主党が憲政史上最多の議席数で政権与党となった」際には「我が国における民主主義に対し、半ば絶望した」ほどである。
今回取り上げるのは、タイトルにもした通り「先頃国会で成立し、この度施行された安保法案に対する廃止法案を野党5党(*1)が提出した」及び「法案は提出したが、審議は与党が拒否した」と言う事象。この事象事態は、「どうせ、野党提出の安保2法廃止法案は、ロクなモノじゃなかろう」と考え、端的には「野党のパフォーマンス」と考えていたのだが…実態は、「野党のパフォーマンス」どころか、「キチガイ野党」と言うべき状態、らしい。
そりゃぁ、社民党なんざぁ安全保障と言う観点からは「キチガイ」以外の何物でもないのだから、その社民党を含む「野党5党共同」で安全保障にかかわる法案提出した日には、「気違い沙汰」以外になり様が無いんだが…それにしても、これほどとは…
<注記>
(*1) 正確には、「確か、民主党/民進党と共産党と、後どこだっけ」と言う認識を、「今般『5党』と認識を改めた」のであるが。
①【朝日社説】安保・野党案 与党はなぜ逃げるのか2016年4月4日(月)付【1】 自民、公明の与党は、旧民主党など野党5党が2月に共同提出した安全保障法制の廃止法案を審議しない方針を決めた。
【2】 旧民主党と旧維新の党が対案として提出した、領域警備法案など3法案の審議にも応じようとしない。
【3】 安倍首相は自身の言葉を思い出すべきだ。1月の衆院代表質問で、民主党(現・民進党)の岡田克也代表が法制を「違憲」と指摘したのに対し、「全体像を一括して示してほしい」と対案提出を促したはずである。
【4】 なのにいざ野党案が出てくると、一転して無視する。政権与党の姿勢として、ご都合主義が過ぎないか。
【5】 昨年9月、世論の強い反対と不安を押し切って強行成立させたあと、首相は「これから粘り強く説明を行っていきたい」と語った。
【6】 せっかく野党案が提出されたのだから、与党の論客が質問に立ち、野党を相手に堂々と議論を交わしてはどうか。それこそ首相の約束を果たす絶好のチャンスではないか。
【7】 安倍政権は、野党が憲法53条に基づいて要求した、昨秋の臨時国会の召集も拒否した。
【8】 政権が、国民に粘り強く説明する努力をしてきた、とは言いがたい。法成立から半年以上が経っても、世論はなお割れたままである。
【9】 確かに、野党の法案や要求を拒む数の力は、与党が選挙の結果、手にしたものだ。一般に、野党の法案は与党の反対で審議に入れない例も多い。
【10】 だとしても、国会は数さえあれば少数派の声を切り捨てていい、というものではない。ましてや戦後の安保政策の根幹にかかわる重要法案である。
【11】 異論にも耳を傾け、議論を通じて国民に理解を広げていく。そんな民主主義のプロセスに対する敬意を、安倍政権は欠いていないか。
【12】 法制は先月末に施行されたが、平時の米艦防護、国連平和維持活動(PKO)に派遣する自衛隊の「駆けつけ警護」など新たな任務の付与は、夏の参院選後に先送りされる。
【13】 ならばどうして、あれほど成立を急ぐ必要があったのか。いまなぜ野党案の審議に背を向けるのか。
【14】 今月下旬に衆院補欠選挙があり、夏の参院選は衆院と同日とする可能性も指摘されている。
【15】 選挙までは法制への反対や不安をできるだけ忘れてもらう。それが狙いではないのか。
【16】 今からでも遅くはない。【17】 「言論の府」の名に恥じぬ、逃げない議論を与党に求める。
で、「どうせロクなもんじゃないだろうが、一体どんな法案なんだろう」と、検索かけると・・・
引っかかって来たのが下掲の記事。民主党転じて民進党の公式HPの様であるし、民進党議員(*1)のプロファイルも記載されているから、多分、正しいのだろう。
<注記>
(*1) この高木議員って、確か三菱重工の出身じゃなかったっけ。そりゃ幾ら三菱重工出身でも、労組出身の民進党議員と来れば、別にアカでも不思議はないだろうが・・・
②野党5党共同 安保関連2法廃止法案野党5党が共同で、安保関連2法廃止法案を衆院に提出【1】 民主、維新、共産、社民、生活の野党5党は19日午前、「平和安全法制整備法廃止法案」と「国際平和支援法廃止法案」を共同で衆院に提出した。民主党の?木義明国会対策委員長ら、各党の国対委員長がそろって衆院事務総長に法案を手渡した。
【2】 平和安全法制整備法廃止法案は、昨年の通常国会で強行採決され、憲法違反の疑いのある安倍政権の安全保障法制を白紙に戻すもの。また、国際平和支援法廃止法案は、恒久的に他国軍支援ありきの枠組みを整備する国際平和支援法を廃止して、その都度に特別措置法での対応を検討するためのもの。
【3】 提出後に開いた記者会見で?木国対委員長は、「国民の8割の人がまだよく理解していないなかで、与党が強行的手段をもって成立させたのが安全保障法制だ。われわれとしては、速やかにこの廃止法案の審議入りをさせ、国民的な議論を巻き起こしていきたい。廃止が実現できるよう5党が力を合わせ、国民世論を受けて頑張っていく」と述べた。
【4】 国会でどう廃止を訴えていくのかとの問いに?木国対委員長は、「与党としてもしっかりと受け止め、早く審議の段取りをとってもらいたい。この国会中に結論が出るよう、われわれとしては廃止を実現できるよう努力をしていく。国民に一番分かりやすい議論の場を設定したいと考えている(*1)」と答えた。PDF「平和安全法制整備法廃止法案」平和安全法制整備法廃止法案安保関連2法廃止法案を衆院に提出PDF「国際平和支援法廃止法案」国際平和支援法廃止法案民主党広報委員会 木義明 ?木義明たかきよしあき 長崎1区 比例九州 9期 衆議院
【注釈】
(*1) 因みにこの記事は、今年2月のモノ。即ち、上記パラグラフ【1】の「19日」は「2016.2.19」だ。それから1カ月以上経つ訳だが、この人、何かやったのかね。
で、このHPからダウンロードできる「安保関連2法廃止法案」の、全文が、繰り返す、「安保関連2法廃止法案」の全文が、以下の通り。
③国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律を廃止する法律案
国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律(平成二十七年法律第七十七号)は、廃止する。
附 則
この法律は、公布の日から施行する
理 由
国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律を廃止する必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。
④我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律を廃止する法律案
我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律(平成二十七年法律第七十六号)は、廃止する。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
理 由
我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律を廃止する必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。
この法案を、どう「審議しろ」と言うのだ?正気か??
…やたらに長い法案名を含めて、両法案とも300字足らず。 中身の方は、字数の少なさよりももっと希薄で、「廃案にする必要があるから、廃案にする。」としか言っていない。こりゃ法案名の繰り返しでしかなく、「何故」あるいは「何がどう変わって」廃案にする必要があるか、全く述べていない。
事情は何となく想像がつく。「民主、維新、共産、社民、生活の野党5党」がつるんで法案をまとめ様にも、共産党や社民党とつるんだ時点で真面に法案になり様が無い。それを無理矢理まとめると、「最大公約数を取って、野党5党何処からも異論がないように」上掲の通り「廃案にする必要があるから、廃案にする。」何て条文になる。この法案が施行から10年とか100年とか経った「古い法律」ならば、この理由で「廃案」と言う事もあり得るかも知れないが、最近も最近、先の国会で成立し、この度施行された法律に対し、それも施行前に「廃案にする必要があるから、廃案にする。」とし書かれていない「法案」を提出できるとは、野党5党は一体何を考えているんだ?野党5党の面々は、つい先ごろの国会で、「廃案にする必要がある」と言う立場で「安保法案を審議した」のではないのか。ロクに審議も議論も出来ず、院内デモだの”セクハラ戦術”だの、「国会に放火するより幾らかマシな方法」しかとって居なかったような気もするが、そりゃ野党5党自身の責任であろう。
事情は何となく想像がつく。「民主、維新、共産、社民、生活の野党5党」がつるんで法案をまとめ様にも、共産党や社民党とつるんだ時点で真面に法案になり様が無い。それを無理矢理まとめると、「最大公約数を取って、野党5党何処からも異論がないように」上掲の通り「廃案にする必要があるから、廃案にする。」何て条文になる。この法案が施行から10年とか100年とか経った「古い法律」ならば、この理由で「廃案」と言う事もあり得るかも知れないが、最近も最近、先の国会で成立し、この度施行された法律に対し、それも施行前に「廃案にする必要があるから、廃案にする。」とし書かれていない「法案」を提出できるとは、野党5党は一体何を考えているんだ?野党5党の面々は、つい先ごろの国会で、「廃案にする必要がある」と言う立場で「安保法案を審議した」のではないのか。ロクに審議も議論も出来ず、院内デモだの”セクハラ戦術”だの、「国会に放火するより幾らかマシな方法」しかとって居なかったような気もするが、そりゃ野党5党自身の責任であろう。
でまあ、そんな「法律の再審議を求める理由すら提示できずに廃案を求める法案」を提出した野党5党と言うのも、図々しいんだかキチガイなんだか判らないぐらい(*1)であるが、もっと判らないのは上掲③④「安保関連2法案を、国会で審議しろ」と主張する上掲①朝日社説である。
1〉 与党の論客が質問に立ち、野党を相手に堂々と議論を交わしてはどうか。
…そりゃ上掲③、④は「安保法案に対する異論」ではあろうが、「廃案にする必要があるから、廃案にする。」としか主張していない馬鹿相手に議論した処で、時間の無駄でしか無かろう。
「法律にする必要がある」と判断したから法案として提出し、成立させたのが与党だ。その与党に「廃案を求める議論をする」ならば、「廃案を求める理由」を説明しなければ、「法律にする必要がある」対「廃案にする必要がある」の水掛け論にしか、なり様が無い。
左様な「時間の無駄でしかない議論」をする時間も、安保法案審議期間に相応にあったはずだが、その審議時間を「院内デモ」だの「セクハラ戦術」だの、少なくとも「堂々たる議論ならざる手段」に費やしたのは、野党の方であろうが。
「与党はなぜ逃げるのか」だと?
「バカや気違いに付き合ってはいられない。」と言うだけ。議論したいのならば、議論の材料ぐらい持って来い。と、言うだけだろう。
「バカや気違いに付き合ってはいられない。」と言うだけ。議論したいのならば、議論の材料ぐらい持って来い。と、言うだけだろう。
<注記>
(*1) こんな理由で法律の廃案を国会審議できるのならば、ありとあらゆる法律は「廃案にする必要がある」と主張するだけで、国会審議に掛ける事が出来る。