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何度も書いて居るが、私(ZERO)は観戦スポーツというモノを殆ど見ない。プロ野球は勿論、サッカー、相撲、テニス、アメフト、プロレス、ボクシング、マラソン、駅伝、ワールドカップ(*1)からオリンピックに至るまで、先ず「積極的に見よう」と言う気にならない。かろうじて、オリンピックぐらいは「我が国のメダル獲得数」が気にかかる程度。かくも「観戦スポーツ無関心」なのは、「ひいきのチームが無い」事が大いに関わっていよう。
コメディ映画「メジャーリーグ」に描かれている通り、観戦スポーツなんてのは「思い入れのあるチーム/選手」=「応援したくなるチーム/選手」があるからこそ「面白い」。たとえそのチーム/選手が弱く、負けてばかりであっても「ひいきのチーム/選手」があれば、競技を見たくなり、テレビ越しだろうが(*2)何だろうが、応援し、声援し、「観戦スポーツを見て楽しむ」事が出来る。
コメディ映画「メジャーリーグ」に描かれている通り、観戦スポーツなんてのは「思い入れのあるチーム/選手」=「応援したくなるチーム/選手」があるからこそ「面白い」。たとえそのチーム/選手が弱く、負けてばかりであっても「ひいきのチーム/選手」があれば、競技を見たくなり、テレビ越しだろうが(*2)何だろうが、応援し、声援し、「観戦スポーツを見て楽しむ」事が出来る。
私(ZERO)にはそんな「ひいきのチーム/選手」=「応援したくなる選手/チーム」が、無い。かろうじてオリンピックでは、ほぼ自動的に「日本チーム/選手」が「ひいきのチーム/選手」に該当するが、大半が日本人同士であるプロ野球やJリーグではそれもないから「見ようと言う気にすらならない。」
だが・・・これも何度か書いてあることだが、毎年恒例のように記事化している、我らが陸上自衛隊北部方面隊戦車射撃競技会は、見られるモノなら見てみたい、と切に思う。
どの部隊、どこの連隊が「ひいきのチーム」と言う訳ではないが・・・あえて言うならば、「陸上自衛隊の全戦車部隊が、ひいきの部隊であるから」と言うことになろう。
H27年度の成績を見ると、今年もまた大接戦・大熱戦が演じられたようである(*3)。
H27年度の成績を見ると、今年もまた大接戦・大熱戦が演じられたようである(*3)。
<注記>
(*1) は、特定の競技ではないが(*2) 場合によっては、おそらく録画であろうが
(*3) それが果たして、「見て面白い」モノかどうかは、大いに疑問ではあるが。
H27北部方面隊戦車射撃競技会 結果
w 平成27年度方面隊戦車射撃競技会(H27.10.26~11.1) http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/index.html
w 平成27年度方面隊戦車射撃競技会(H27.10.26~11.1) http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/index.html
【連隊・大隊対抗の部】優勝:第71戦車連隊
準優勝:第11戦車大隊
【中隊対抗の部】優勝:第72戦車連隊第5中隊(コブラ中隊)
準優勝:第71戦車連隊第3中隊
【小隊対抗の部】優勝:第72戦車連隊第5中隊第2小隊(小原小隊(*1))
【小隊対抗の部】優勝:第72戦車連隊第5中隊第2小隊(小原小隊(*1))
準優勝:第7偵察隊(*2)
3位:第71連隊 第1戦車中隊第2小隊
【直接支援部隊の部】優勝:第7後方支援連隊第2整備大隊第1中隊
【直接支援部隊の部】優勝:第7後方支援連隊第2整備大隊第1中隊
<注記>
(*1)H26年度第4位
(*2) H25年に90式戦車を装備して、2年で準優勝
第7師団HPw 平成27年度方面隊戦車射撃競技会(H27.10.26~11.1)【連隊・大隊対抗の部】優勝:第71戦車連隊 準優勝:第11戦車大隊【中隊対抗の部】優勝:第72戦車連隊第5中隊 準優勝:第71戦車連隊第3中隊
【小隊対抗の部】優勝:第72戦車連隊第5中隊第2小隊 準優勝:第7偵察隊【直接支援部隊の部】優勝:第7後方支援連隊第2整備大隊第1中隊 第71連隊「平成27年度方面隊戦車射撃競技会 連・大隊対抗の部「優勝」」第71戦車連隊(連隊長 橋本1佐)は、10月26日(月)から11月1日(日)までの間、北海道大演習場島松地区第1戦車射場で実施された、平成27年度方面隊戦車射撃競技会に第1戦車直接支援中隊と共に参加した。 目標としていた「完全優勝」とはならなかったが、練成の成果を発揮し、戦車の故障も無くすべての中隊が10位以内に入るなど全中隊が力を合わせて連・大隊の部優勝を勝ち取った。また、中隊対抗の部では第3戦車中隊(中隊長 中村1尉)が準優勝、小隊対抗の部は第1戦車中隊第2小隊(小隊長 阿部3尉)が3位に入賞した。
第7偵察隊戦車射撃訓練偵察隊は、昨年12月に装備された90式戦車で10月19日に実施された方面隊戦車射撃競技会に参加した。 本競技会は、より実戦的な環境の場を設定しランダムに出現する各種標的や相互支援のための稜線射撃等を実施する内容であった。 射撃小隊は、90式戦車の射撃能力を十二分に発揮して競技会に臨み、射撃能力の向上を図った。第2戦車連隊HP連隊は、平成27年10月26日から同年11月1日まで間、北海道大演習場島松地区「第1戦車射場」において実施された、平成27年度北部方面隊戦車射撃競技会に参加した。
本競技会は、全道の90式戦車装備部隊から46コ小隊が参加し、5日間に渡り熱戦が繰り広げられ、我が第2戦車連隊からは90式戦車の7コ小隊が参加するとともに、10式戦車の2コ小隊がオープン参加した。 この間、27日には第2師団長(住田陸将)のご視察、28日には戦車親交会及び2戦車OB会等の方々の熱烈な応援を頂いた。
大接戦。入賞した部隊の所属を見れば、一目瞭然であろう
この他、第7師団広報誌「先駆」新年号 http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/sakigake/sakigake2014-08.pdf に依ればH27年度からこの北部方面隊戦車射撃競技会には移動目標に対する戦車榴弾射撃(*1)射撃が新たに加わったそうだから、「北部方面隊戦車射撃競技会のルールは進化し、競技はさらに難易度を上げている」と言うことのようだ。ま、毎年伝える通り「優勝は1個小隊=戦車4両全弾命中同士の命中までの時間短縮競争」である状況では、競技の方を厳しくしないと、訓練になるまい。神業に、さらに磨きをかけるためには、さらなる神業を必要とする難事・難題が必要な道理だ。
それにしても・・・・
(1) 上掲引用記事にあるとおり、小隊の部(戦車4両)では3位に甘んじた第71戦車連隊が、中隊の部で準優勝し、参加全小隊が(*2)トップ10に入る成績で、見事、連隊・大隊の部優勝を果たし、「チームワークの妙」を見せつけた。
(2) 小隊の部で優勝してベストプラトーンを制し、中隊の部も優勝した第72戦車連隊(第5中隊)が、連隊の部では準優勝さえ果たせず、中隊の部、小隊の部では準優勝すらしていない(*3)第11戦車大隊に準優勝を奪われている。
(3) 逆に言えば、中隊の部、小隊の部では準優勝すらしていない(*4)第11戦車大隊が、見事連隊・大隊の部準優勝を果たし、やはり「チームワークの妙」を見せつけている。
(4) 小隊の部で準優勝を果たした第7偵察隊は、H25年に90式戦車を装備してから、僅か2年で準優勝に食い込んでいる(*5)。
特に、上記(4)の第7偵察隊は、「74式戦車から90式戦車に乗り換えた」(*6)人も相応に居るであろう状況での「僅か2年で準優勝(*7)」である。いや、全く、頭が下がる思いではないか。
「彼ら、日本人にのみ可能な正確さ。」とは、佐藤大輔の架空戦記小説「目標!砲戦距離4万」にある比喩。
北部方面対戦者射撃競技会で陸自戦車部隊が見せる(*8)白熱した接戦ぶりは、そんな比喩が、「ひょっとして、比喩ではなく、現実なのではないか。」と、思わせてくれる。
<注記>
(*1) って事は、恐らくは「対戦者榴弾」ことHEAT弾(成形炸薬弾)であり、初速や弾道が通常の対戦者砲弾である徹甲弾(多分、APFSDS)とは異なる。それだけ、「競技が難しくなった」と言うことでもある。(*2) その最上位は3位ながら(*3) 小隊の部では3位にすら入っていない。(*4) くどいようだが、小隊の部では3位にすら入っていない。(*5) 「90式戦車と共に第7偵察隊に配属された」人も、中には居るのかも知れないが。(*6) 空冷ディーゼル(74式)から水冷ディーゼル(90式)は、大差ないだろうが、手動装填から自動装填、105mmライフリング砲から120mm滑腔砲、4人乗務から3人乗務と、74式戦車から90式戦車への「ギャップ」は、相当に大きそうだ。
(*7) って事は、「直接文字として書かれては居ない」が、「全弾命中での準優勝」である可能性が、相当にある。(*8) 正確には、「一定の推論の元で、想像できる」だが。無論、「文字として直接書かれている」訳ではない。弊ブログの北部方面隊戦車射撃競技会関連記事