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さる1/31に米海軍のイージス艦(*1)が、西沙諸島の中建島(英語名:トリトン島、Triton Island)から12カイリ内を「無害通航」した。同島を中国共産党は、例によって例の如く(*2)「領土」と主張しているが故に、ああだこうだ言っている、ようである。
<注記>
(*1) ったって、米海軍はイージス艦だらけだから、さほど「特別な軍艦」ではない。
(*2) ここで言う「例」には、我が尖閣諸島は勿論、チベット、モンゴル等を含む。
【AFP】米艦船が南シナ海の西沙諸島を航行、中国は反発
http://www.afpbb.com/articles/-/3075206
2016年01月31日 12:49 発信地:ワシントンD.C./米国
【1月31日 AFP】
【1】 米国防総省は30日、中国や周辺国が領有権を主張する南シナ海(South China Sea)の西沙諸島(英語名:パラセル諸島、Paracel)で、航行の自由を確保する作戦のため米海軍艦船が同諸島内の島から12カイリ内を航行したことを明らかにした。
【2】 米国防総省のジェフ・デービス(Jeff Davis)報道官は声明で、米海軍のイージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー(USS Curtis Wilbur)」が同日、中国と台湾、ベトナムが領有権を主張している西沙諸島の中建島(英語名:トリトン島、Triton Island)から12カイリ内を「無害通航」したと述べた。
【3】 面積がわずか1.2平方キロの中建島の12カイリ内をカーティス・ウィルバーが航行した際、周辺海域に中国艦船の存在はなかったという。
【4】 デービス報道官は作戦の目的を「西沙諸島海域について過度の領有権を主張する存在へのけん制」と述べた。
【5】 これに対し中国政府は直ちに声明を発表。このような航行は中国の法律に違反しているとして米国に同海域の安定を維持するよう求めた。(c)AFP
【人民網】外交部、米イージス艦の西沙諸島進入は中国の法律に違反
http://j.people.com.cn/n3/2016/0131/c94474-9011814.html
人民網日本語版 2016年01月31日13:12外交部(外務省)の華春瑩報道官はこのほど、米海軍のイージス艦が西沙(英語名・パラセル)諸島における中国の人工島の領海に進入したことについて、記者からの質問に答えた。やりとりは次の通り。人民網が伝えた。
【記者】米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の報道によると、米国防省の高官が、米海軍のイージス艦カーティス・ウィルバーが事前の通告なしに、中国の人工島から12海里以内の領海に進入したことを認めたが、詳細についてより多くを語ることは拒否したという。報道はまた、こうした動きは中国が当該エリアにおいて領土と海洋の権利を主張することに対する挑発行為でもあると伝えた。中国はこれをどのように考えるか。
【華春瑩報道官】「中華人民共和国領海及び接続水域法」の関連規定に基づき、外国の軍艦が中国の領海に入る場合は、中国政府の承認を得なくてはならない。米イージス艦は中国の法律に違反し、中国の領海にみだりに進入したのであり、中国は法律に基づいて監視、呼びかけなどの措置を取った。中国は米国が中国の法律を尊重し、遵守し、中米の相互信頼関係と地域の平和安定にプラスになることを数多く行うよう促していく。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月31日
「中国の法律違反アル!」-それが何か?
上掲人民網記事自身、「西沙(英語名・パラセル)諸島における中国の人工島」と認めている。中国共産党が認めていないのは、「人工島で領海は付随しない」と言う国際常識だ。
左様な国際常識を無視するのは、ある意味中国共産党の勝手だ。だが、幾ら「中国の法律違反!!!」と喚いた処で、そもそも国際常識では「中国の領海では無い」のだから、米国としても米海軍としても何の痛痒も感じまい/感じる筈が無い。
ま、「言ったモン勝ち/言って通れば儲けもの」と言う大陸支那の常套手段であろう。
もっとも、世界的にはそんな厚顔無恥で図々しい主張の方が多いのである。
「外交は、国益追求の手段であり、弾丸を使わない戦争である。」と、弊ブログが主張する所以である。
もっとも、世界的にはそんな厚顔無恥で図々しい主張の方が多いのである。
「外交は、国益追求の手段であり、弾丸を使わない戦争である。」と、弊ブログが主張する所以である。
そう言えば、NHK大河ドラマ「真田丸」で、草刈正夫演じる真田昌幸が、同趣旨の科白を決めていたな。無論、この科白はフィクションであろうが、時にフィクションが真実を突くことがある。
「これも、戦ぞ。」-真田昌幸(草刈正夫)@大河ドラマ「真田丸」