応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/

 「サラリーマンとは、気楽な稼業と、来たモンだ!」とは、随分昔の邦画「日本無責任男」シリーズの主人公、演じるは植木等の決め科白。白状すると、私(ZERO)は「日本無責任男」シリーズを1本か2本、多分地上波で「見た覚えがある」だけで、このインパクト大な決め科白も「決め科白だ」としか知らない。が、そのインパクト故に、
 
 「新聞記者とは、気楽な稼業と、来たモンだ!」と捩りたくもなる。
 
 実際、先行記事で取り上げた日刊ゲンダイ記事を書いて「記者で御座い(*1)」と言えるようなのだから、こりゃある種の人間には誠に「気楽な稼業」に違いない。
 
 事は朝鮮半島の新聞記者も同様・・・と言うよりは、、どうも半島の方が新聞も新聞記者も、「質が落ちる」ようだがね。
 

<注釈>

(*1) 日刊ゲンダイの記者だけに、「一流紙の記者で御座い」とは、言いにくそうだが。ま、大差もなさそうではあるが。 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/39947959.html


【コラム】韓国に今なお存在する日本軍国主義の残滓   

【1】 日本の初代首相を務めた伊藤博文は1887年、当時小学生だった皇太子にかばんを一つ贈った。帝国主義日本陸軍の歩兵が背負っていたかばんを模した、ランドセルだった。この皇太子は、およそ20年後、大正天皇(在位1912-26)になった。ランドセルの由来は、日本軍国主義の精神を小学生に教えるところから来ているわけだ。日本のあるバラエティー番組では、革で作った丈夫なランドセルの横に付いている、靴の袋を提げるための環が、もともとは手りゅう弾をつるすためのものだったと説明していた。2015年の今も、日本の小学生はランドセルを背負って学校に通っている。ランドセルを背負った日本の子どもたちを見るたび、軍国主義が重なって見えてどうにも困る。

【2】 こんなランドセルが、SKテレコムのテレビコマーシャルに登場した。SKテレコムは、子どもが手首に付ける小型スマートフォン(多機能携帯電話端末)「キッズフォン」を宣伝するコマーシャルの中で、子役がランドセルを背負って出てくる場面を映し出した。ランドセルをコマーシャルに出した理由は単純だ。ランドセルが、このごろ小学生の間で最も人気あるアイテムだと判断し、そのイメージをキッズフォンに重ねようとしたのだ。SKテレコムのキッズフォンは、教育熱が高い地域の母親によく売れる人気商品になった。

【3】 日本が誇る伝統文化にしてユネスコ(国連教育科学文化機関)が指定する世界無形文化遺産でもある歌舞伎は、一時、公演禁止で廃止の瀬戸際にまで追い詰められたことがあった。70年前、日本が第2次大戦で米国に敗れた後、占領軍としてやって来たマッカーサー元帥が、軍国主義の残滓を一掃するという観点から下した措置だった。「日本の美意識の精髄」だった歌舞伎さえ、マッカーサーの目には軍国主義の精髄みなぎる演劇と映ったのだ。2年後に解禁された歌舞伎は、高度経済成長期やバブル期を経て再び最高の人気を博するようになったが、最近では徐々に若者の関心の外に追いやられつつある。

【4】 今では日本のドラマにほとんど登場しない歌舞伎の用語が、KBS放送の人気ドラマに出てきた。KBSの金・土ドラマ『プロデューサー』で、主人公が何度も「さんまい」「にまい」という言葉を口にしたため、意味が気になった視聴者がNAVERに質問を書き込んだ。さんまいは「三枚目」、にまいは「二枚目」という歌舞伎用語から来ていた。歌舞伎の舞台の横には、主な俳優8人の名前が掲げられる。2枚目には美男役の男優の名前、3枚目には道化役の俳優の名前が書かれた。KBSの制作陣は、テレビ放送局が背景になっているドラマの現場の雰囲気を生かそうと考えて、こういう単語を使ったのだろう。

【5】 韓国の若者の傍らには、まだこのように、韓国人が知らない日本軍国主義の残滓がある。SKテレコムがランドセルの由来を知ったら、テレビの画面に日本軍国主義の象徴を映すことはなかっただろう。2カ月後には、光復(日本の植民地支配からの解放)70周年を迎える。日本と日本人の軍国主義について、韓国人が何を知らずにいるのか、一度考えてみるのはどうだろう。例えば、第2次大戦のA級戦犯として死刑になった東条英機元首相が、日本の法律では「戦犯」に分類されていない、というようなことを。
成好哲(ソン・ホチョル)産業第2部記者 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

大人が書いて、公式に発表できるような文章じゃないぞ


 「日本軍国主義の残滓」、略して「日帝残滓」をキーワードに上掲コラムを居ってみよう。
 
 パラグラフ【1】~【2】に登場する「日帝残滓」は、「ランドセル」だ。パラグラフ【1】でランドセルの故事来歴「如何に日帝残滓であるか」を述べ、パラグラフ【2】で、あろう事かあるまいことか「日帝残滓」たるランドセルを肯定的なイメージで小道具に使ったSKテレコムのテレビコマーシャルを紹介し、その背景として「ランドセルが、このごろ小学生の間で最も人気あるアイテムだと判断」を挙げ、「SKテレコムのキッズフォンは、教育熱が高い地域の母親によく売れる人気商品になった。」とも書いているから、このテレビコマーシャルは日帝残滓たるランドセルを小道具に使っているニダ!」なんて批難に曝される事無く、一定の成果を上げたようだ。
 
 パラグラフ【3】~【4】に登場する「日帝残滓」は、「歌舞伎」だ。パラグラフ【3】で歌舞伎を紹介し、戦後占領下でGHQに禁じられた歴史をかたる。で、パラグラフ【4】ではKBSの金・土ドラマ『プロデューサー』とやらの主人公の台詞に、歌舞伎由来の言葉があった、と指摘する。タイトルとあわせて考えると、「此処にもあった日本軍国主義の残滓と言うことだろう。
 
 で、締めのパラグラフ【5】、「日帝残滓に注意しろ!」って事になっているんだが・・・
 
1> 日本と日本人の軍国主義について、韓国人が何を知らずにいるのか、一度考えてみるのはどうだろう。
2> 例えば、第2次大戦のA級戦犯として死刑になった東条英機元首相が、
3> 日本の法律では「戦犯」に分類されていない、というようなことを。

・・・エーッと、東条英機元首相の日本での地位は「日帝残滓」と「日本軍国主義」つながりかも知れないが、「韓国に未だ残る日帝残滓」とは全く関係ないよねぇ。

 結論がこうならば、そこに至る論旨もパラグラフ【1】~【2】ランドセルは日帝残滓だ!(*1)」と言うだけで、パラグラフ【3】~【4】韓国ドラマに日帝残滓たる歌舞伎に由来する台詞があった!」と言うだけ。単なる「事例紹介」だ。まあ「日帝残滓」と断定さえ出来れば、自動的に「絶対悪」なのだろうけれど、そんな「自動処理」は半島でしか通用しないぞ。
 
 言い換えるならば、「あまり知られていない”日帝残滓”」を二つ見つけてくれば、上掲朝鮮日報コラムは書けてしまう。これで給料もらえるんだから、朝鮮日報記者ってのは相当気楽な稼業だろう。
 
 まあね、「戦犯旗」と糾弾してやまない帝国海軍軍艦旗が、寸分違わず我らが海上自衛隊の自衛艦旗となって、大日本帝国海軍発足以来変わることなく我が国のNational Ensignであり続けている(*2)事実に目を向けられないような半島ならばこそ、出来る「気楽な稼業」かも知れないな。

 はっ、まさか、「日本が東条英機元首相を法的に「戦犯」に分類していないから(*3)、風水的影響とかナントカによって韓国の日帝残滓が無くならないニダ!」って主張か?・・・ありそうな話と、思えてくるが、だとしたらホントに狂気の沙汰だな。。

<注釈>

(*1) 「と、日本のバラエティー番組で知った」ってオチが付いていそうだが。
 ウラぐらいは取ったんだろうねぇ。まさか「日本のバラエティー番組見ただけの知識でこのコラム前半を書いた」なんて事は・・・無いとは言い切れないか。
 
(*2) 大東亜戦争直後の空白期間はあるモノの 

(*3) 事後法である上に我が国の法律でもない極東軍事裁判で死刑にされた「戦犯」諸官が、日本の法律で「戦犯に分類されている」訳がないじゃないか。