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当ブログでも、人民網記事や人民日報海外版コラム「望海楼」を結構取り上げているから、その履歴を眺めれば明らかであろうが、安倍政権発足以来の中国共産党の「日本軍国主義復活キャンペーン」は凄まじいモノで在る。列挙するならば、

① 「必ず袋ダダキにしなければならない」   http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38592249.html

②「軍国主義的侵略の歴史の魂を公然と招きかえし、至る処でもめ事を引き起こす政治屋」 URL: http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38534923.html

③「中国の脅威をでっち上げるのは安倍氏の政治洗脳術」 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38756710.html

④「安倍のでたらめを阻止する責任が世界の平和勢力にはある」 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38770939.html

⑤「中日世論戦の本質は正邪の戦い」URL: http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38853654.html

等、など、など。断わっておくが、上記は「当ブログで取り上げた人民網記事及び人民日報海外版コラムにあった安倍首相批判」であり、取り上げなかったモノはそれこそ「数知れず」と言い得よう。

 で、斯様に「罵詈雑言の限りを安倍首相に浴びせていた」人民網&人民日報=中国共産党が、今度はこんな記事を掲げている。

【人民日報海外版コラム「望海楼」】日本こそ「自らの歴史の中に閉じ込められている」   
人民網日本語版 2015年03月03日14:58

【1】 韓国の朴槿恵大統領は先日、抗日独立運動記念の「三一節」式典で、歴史的事実を勇気をもって率直に認めるよう日本に促した。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

【2】 今年は日韓国交正常化50周年。朴大統領は「日本が韓国とパートナーとして手を携えて前進し、今後50年の新たな歴史を刻むことを希望する」と述べた。安倍晋三氏が3週間前の施政方針演説で、日中関係、日韓関係改善の意向を表明したことを想起せずにはいられない。中国の駐日大使も少し前の日中友好新年会で「中日関係は安定改善を実現できるか否かの正念場にある」と表明した。

【3】 共通の意向の下、中日関係、日韓関係は発展の新たなチャンスを迎えている。だが不幸なことに、歴史問題が依然として日本と2大隣国との関係改善における克服しがたい障害となっている。

【4】 最大の問題は、安倍氏が歴史修正主義を堅持していることにある。いわゆる「侵略定義未定論」などの言動に代表されるように、安倍氏は日本の軍国主義の歴史を拭い去ろうと尽力し続けている。近く発表する第2次大戦終結70年談話についてさえも、「侵略」「植民地支配」といった戦後50年談話、戦後60年談話のキーワードの継承を望まない姿勢を明確にしている。慰安婦問題について日本政府はあれこれと詭弁を弄して、「強制連行」という事実を隠蔽し、さらには歴史の定論を覆そうとしている。安倍氏はさらに概念をすり替え、「侵略の歴史」に取って代わるものとして「戦後の歴史」を打ち出し、戦後日本の国際社会への貢献を強調し、「未来志向」によって問題の主要な焦点をずらそうと試みている。

【5】 問題をさらに複雑にしているのは、米国が日本の肩を持ち、放任していることだ。最近も米国のシャーマン国務次官はカーネギー国際平和財団で講演した際、米国との連携において日本が発揮している役割を高く評価し、「国際法を支持し」「外国の発展に大きな貢献をしている」と日本を公然と称賛しただけでなく、日本と中韓両国との歴史問題における「溝」に魂胆をもって言及し、問題の最大の原因は中韓の「民族主義的感情」にあると結論づけた。シャーマン氏は「民族主義的感情が利用され、過去の敵を貶めることで安っぽい喝采を容易に浴びることができる」とさえ主張したうえ、中韓は歴史責任の追及によって「自らの歴史の中に閉じ込められている」と暗に指摘した。

【6】 日本の一部の人が歴史の美化にいかに執着し、米国が日本の責任逃れをいかに助けようとも、国際社会、特にアジア近隣国は「加害者」としての日本を忘れることはない。安倍政権のする事なす事は、戦争中に苦しみを受け尽くした近隣国を刺激し、被害国民の感情をさらに傷つけ、日本の進んでいる方向に対する近隣国の懸念を深め、対日関係の将来への見通しに影響を与え、日中関係、日韓関係好転の契機を破壊するだけだ。

【7】 日本が歴史の真相の掘り起こしを阻止することもできない。中韓はすでに、関係機関における「慰安婦」問題関連資料の共同研究、複製の相互寄贈で協力することを決めた(*1)。

【8】 日本が同盟関係を利用して歴史問題を避けることもできない。米国は多国間首脳会議の機会を利用して韓米日首脳会談を行い、韓日首脳の仲立ちをした。だが歴史問題のために、3カ国関係の発展は順調にいっていない。韓日首脳は就任以来、一対一の正式な会談をまだ行っていない。

【9】 今年、歴史問題という関門を乗り越えることができるか否かは、日本が隣国との関係を改善できるか否かの鍵であり、それ以上に日本が心の魔に打ち勝ち、歴史の束縛から真に脱して未来に向かうことができるか否かの基礎である。(編集NA) 「人民網日本語版」2015年3月3日

【注釈】

(*1) ああ、ならば序でに朝鮮戦争に関する中韓統一見解を出してもらおうか。少なくとも、誰が開戦したかについてぐらいは、言明して欲しいな。

出せるものなら、出して見な。「歴史の真相の掘り起こしを阻止することもできない。」のだろう。

そりゃ、半島や大陸じゃ「歴史の捏造」は常態だろうがね

 冒頭部分で列挙した通り、人民日報が期待した「世界の平和勢力」も「正義(*1)」も、少なくとも中国共産党の期待ほどには奏功せず、

1〉米国が日本の肩を持ち、放任していることだ。

と上掲人民日報海外版コラム自ら明記しているのだから、「安倍首相の軍国主義暴走は未だとどまる処を知らない」のだろう。「殆ど生まれながらの右翼」たる私(ZERO)からすれば、実に結構な事だ。

挙句の果てに、上掲人民日報コラムの〆は・・・


2〉 日本が心の魔に打ち勝ち、
3〉歴史の束縛から真に脱して未来に向かうことができるか否かの基礎である

…即ち袋叩き」だの「正邪の戦い」だののたもうた挙句に、「日本の良心」だか「日本の自浄作用」だかに、「期待している」らしい。

 そりゃ我が国には思想信条の自由、言論の自由があるから「日本の良心」と自称したり、中韓に阿ったりする奴も、中にはある/居るがね。

 「袋叩き」にしなければならず、「正邪の戦い」であった筈の「歴史戦」が、上掲人民日報海外版コラムで「日本の良心/自浄作用に訴えている」処に、我が方の勝機・優勢を見るぞ。

 「私の歴史観」シリーズ冒頭「”私の歴史観”観」に記事にした通り、一定の思想・信条・言論の自由がある社会に於いては「歴史観は、人の数だけある=十人十色で個々人による」のである。それを「正しい歴史認識」などと統制・統合・矯正・強制しようと言うのは、少なくともある種の「思想統制」に他ならない。

 そりゃ「王朝交代」毎に新たに「正史」が編纂され、「旧王朝の正史」は「野史」に「蹴落とされる」のが常態である支那・大陸や、「半万年大陸の属国」半島ならば、章題にした通り「歴史の捏造」が普通で、「正しい歴史認識」が大手を振って通用してしまうのだろうがね。

 世界は、そうでは無い。


我が国も「そうでは無い/無くなってきた」事に、期待するぞ。

政協記者会見、歴史に責任を負う姿勢を日本政府に促す
人民網日本語版 2015年03月03日12:18  

 第12期全国政協第3回会議が3日午後3時に北京で開幕する。第12期全国政協第3回会議は2日午後にプレスブリーフィングを開き、呂新華報道官が大会の状況を国内外の報道陣に紹介し、質問に答えた。

【Q1】――今年は世界反ファシズム戦争ならびに中国人民抗日戦争勝利70周年だ。われわれは過去の戦争の責任についての日本政府指導者の姿勢表明に注意を払っているが、中国はこれについてどのような姿勢か。

【A1】 第2次大戦終結50周年と60周年の際、日本の元指導者はそれぞれ村山談話と小泉談話を発表し、70年前の侵略戦争が中国およびアジア諸国にもたらした惨禍について姿勢を表明し、平和的発展の道を歩むとの約束をした。だが全般的に言って、現政府指導者を含む大部分の政界の人々は、ナチス帝国のホロコーストに対するドイツ指導者のような深い反省、真摯な謝罪によって国際社会の信頼を得てはいない。反対に、教科書、靖国神社、慰安婦、南京大虐殺などの問題で事実を覆い隠し、歴史の正義と人類の良識に挑戦している。われわれは日本政府の現指導者に対して「第2次大戦からすでに70年が経った、歴史を深く反省する時だ」と忠告し、歴史に責任を負う姿勢を示し、戦争の性質を明らかにし、平和的発展の道を歩むよう促す。
(編集NA) 「人民網日本語版」2015年3月3日 

人間は「考える葦」だ。「党の口舌の操り人形」ではない。

 「俺(わい)らは、人ぞ。
俺(わい)らは、俺(わい)らの理(ことわり)で動く!」
-島津豊久@「ドリフターズ」-