.判定:ガキ以下の屁理屈
さて、如何だろうか。
一読して明らかだが、上掲①は「従軍慰安婦」を強請りネタに「元慰安婦の死」を利用する韓国政府及びマスコミを批難した産経新聞記事。上掲①産経記事を受けた「中央日報の反論」が上掲②だ。
一読して明らかだが、上掲①は「従軍慰安婦」を強請りネタに「元慰安婦の死」を利用する韓国政府及びマスコミを批難した産経新聞記事。上掲①産経記事を受けた「中央日報の反論」が上掲②だ。
とは言え、上掲②中央日報記事は、その半分ほどが上掲①産経記事の引用であり、産経記事パラグラフ①【3】が中央日報記事パラグラフ②【3】に、産経記事パラグラフ【4】~【10】が中央日報記事パラグラフ【4】に相当している。上掲②中央日報記事は6つのパラグラフでなって居るが、中央日報としての主張は、ほぼパラグラフ【5】に尽きて居る。
(1) ペさんが生前に日本に友好的な姿勢を見せたという根拠は匿名の発言である。その上発言内容も恣意的だ。
(2) ぺさんが日本語上手で日本の軍歌を歌っていても、「日本が好き」とは限らない
(3) 「ペさんが強制的に連行されたのではないと話したのは、『良いところに就職させるという言葉にだまされ慰安所に連れて行かれた』という話」
(4) ペさんは日本の謝罪と補償を要求する水曜集会にしばしば参加した
(5) 「従軍慰安婦」と一括りにするのが問題ならば、「北朝鮮拉致被害者」と一括りにする日本政府も問題だ
因みに、上掲②中央日報記事にある「ペさんが生前に日本に友好的な姿勢を見せたという、恣意的な匿名発言」は、以下の通り。
1〉『日本びいきなので、ナヌムの家では少し浮いていた』
1〉『日本びいきなので、ナヌムの家では少し浮いていた』
2〉『彼女は「(朝鮮人女性を)強制的に連れて行ったなんて見てないよ」と言っていた。
3〉「日本を許した」とも話していた』
3〉「日本を許した」とも話していた』
確かに伝聞ではあるが「恣意的」と言い得るのは上記1〉「日本びいき」ぐらいで、上記2〉「強制的に連れて行ったなんて見てないよ」と言うのも、上記3〉「日本を許した」と言うのも、これ以上に無さそうなぐらいに「明白な証言」なのだが…「親日的な発言」は自動的に「極度に恣意的」に分類されるのだろう。そんな状況で「親日的発言の実名報道」なんてあった日には、どうなるかは明白であろうに、「匿名報道だから、信用できない」と言うのが上記(1)だ。
上記(2)は「日本嫌いの日本語上手」ぐらいならまだしも、「日本嫌いで日本語の歌を歌う」のは結構珍しいし、「日本の軍歌」なんて、日本人でも余程の軍歌好きでなければ歌うまい(*1)。少なくともぺさんは「日本の軍歌好きであった」とは「妥当に推定」出来そうだ。「何が何でも反日=日本嫌い」にしないと気が済まない半島以外ならば、「日本の軍歌を歌う」時点で「日本好き」は殆ど決定だろう。
上記(3)は、酷く下手な「論理のすり替え」だ。上記2〉の通り、ぺさんは、当人のみならず「(朝鮮人女性を)強制的に連れて行ったなんて見てないよ」と言っているのに、「ぺさんは騙されて慰安婦にされた」話だったと主張し、尚且つ「騙されて慰安婦にされた」を「強制的に連れて行かれた」と等価にしている。河野談話の際にも観られた「強制連行」を「連行の強制性」へと拡大解釈した手口だが、こういうのは「過度な恣意的解釈」とは、半島では言わないらしい。ま、目的が手段を正当化するんだろうさ。
上記(4)は「水曜集会に参加するぐらいだから、日本を許した訳が無い」だが、そりゃ「水曜集会」にしてみれば「実は日本を「許して」いる元「慰安婦」」なんざぁ、さぞ都合が悪かろう。だから、そりゃ否定はするだろうさ。だが、「ナヌムの家に住む元「慰安婦」」ならば、日本びいきだろうが日本好きだろうが「水曜集会」ぐらい出ない事には「存在理由」が問われよう。逆に言えば「ナヌムの家に住む元「慰安婦」」と言う肩書は、「水曜集会への出席」だけで「日本を許していない」証拠にする事を許容すまい。前述の通り「日本の軍歌を歌っていた」と言うのはナヌムの家の安信権(アン・シングォン)所長も認めている通りなのだから、尚更だ。
で、止めは何と言っても上記(5)だろう。何なんだろうね、章題にもした通りこの「ガキ以下の屁理屈」は。
「従軍慰安婦」が問題なのは、その「強制連行」も「従軍」もも、虚構に基づく嘘っぱちだから、だ。それこそ「検証されると都合が悪い」ほどの。帝国陸軍の慰安所に勤めた慰安婦は、売春婦ではあっても、自由もあれば金もある、当時は合法的であった商売である(*2)。それは大東亜戦争当時の米軍レポートでも明らかになって居る処である。
「従軍慰安婦」が問題なのは、その「強制連行」も「従軍」もも、虚構に基づく嘘っぱちだから、だ。それこそ「検証されると都合が悪い」ほどの。帝国陸軍の慰安所に勤めた慰安婦は、売春婦ではあっても、自由もあれば金もある、当時は合法的であった商売である(*2)。それは大東亜戦争当時の米軍レポートでも明らかになって居る処である。
現・朴大統領の親父が女衒役を務めたと言う、朝鮮戦争当時の対米軍慰安婦とは、少々、否、かなり異なる。
歴史を直視したら如何かね。中央日報。
現状認識は、戦術の第一歩だよ。まあ、無理かも知れないがね。
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現状認識は、戦術の第一歩だよ。まあ、無理かも知れないがね。
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<注釈>
(*1) 因みに、私は「日本の軍歌を歌える」し、好きだが、「滅多に歌う事は無い」だ。
(*2) それを言うなら、売春婦は泥棒と並んで「人類最古の職業」と言われるのだが。