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毎度おなじみ「安倍首相の"靖国参拝ぃぃぃぃぃぃぃぃ!"騒動」に、これまた毎度おなじみ毎日新聞が尤もらしい「社説」を書いて居るが、その「尤もらしさ」は中国共産党自身によって粉砕されている様だ。
①【毎日社説】:戦没者追悼と靖国 戦後70年へ解決策探れ
毎日新聞 2014年04月22日 02時35分
【1】 安倍晋三首相は、靖国神社の春季例大祭にあわせて、内閣総理大臣名で供え物の真榊(まさかき)を奉納した。昨年末の参拝が中国、韓国だけでなく米国からも批判を招いたことや、オバマ米大統領の訪日を控えていることに配慮して、参拝を見送り、昨年の例大祭と同様の対応にしたようだ。
【2】 首相の参拝見送りは当然だ。しかし、このままでは8月の終戦記念日、秋の靖国例大祭、年末の政権発足2周年と、節目を迎えるたびに今後も首相の靖国参拝をめぐって、国論を二分する騒ぎが繰り返される。
【3】 首相は先日のテレビ番組で「国のために戦った兵士のために手を合わせて祈るのは、各国リーダーの当然の思いだ」と述べた。指導者が戦没者を追悼するのは当たり前で、批判はおかしい、と言いたいのだろう。しかし、これは論点のすり替えだ。
【4】 私たちも、国内外の指導者がわだかまりなく戦没者を追悼できる場があることが望ましいと思う。しかし、問題は靖国が追悼の場としてふさわしいかどうかであり、指導者の追悼の是非ではない。
【5】 靖国には、第二次世界大戦後の東京裁判で、侵略戦争を指導した「平和に対する罪」で有罪になったA級戦犯が合祀(ごうし)されている。日本は62年前の4月28日に発効したサンフランシスコ講和条約で東京裁判を受け入れ、7年の占領期間を終えて独立を回復し、国際社会に復帰した。
【6】 A級戦犯がまつられている靖国神社に首相が参拝することは、首相が「戦犯崇拝との批判は誤解」「参拝は不戦の誓い」と説明しても、東京裁判を否定し、侵略戦争を正当化し、米国主導の戦後秩序に挑戦する意図があると疑われても仕方がない。
【7】 首相が再び靖国に参拝する可能性がある限り、歴史認識で国際社会の信頼を取り戻すのは容易ではない。国際社会の不信感が募れば、安倍政権の安全保障政策が常に右傾化への懸念と結びついて懐疑的に受け止められかねない。首相の靖国参拝がもたらす悪影響はあまりに大きい。
【8】 靖国問題の解決策としては、過去に国立追悼施設の建設案やA級戦犯の分祀論が議論されたが、首相は消極的と見られ、安倍政権下で議論は影を潜めた。首相は先週、追悼施設案に改めて否定的考えを示した。
【9】 中国と韓国は、初代韓国統監の伊藤博文元首相を暗殺した独立運動家・安重根の記念館を中国東北部に開館するなど、歴史問題で対日共闘の構えを見せる。戦後70年の来年に向けてその動きを強める可能性が指摘されている。東アジア全体の安定と繁栄にとって不幸なことだ。
【10】 首相は新たな戦没者追悼のあり方を国民的な議論にかけ、抜本的解決策を見いだす努力をすべきだ。
論より証拠
・・・とまあ、例によって例の如く「A級戦犯分祀論」やら「無宗教の新たな追悼施設論」などの空論かますびしい毎日社説であるが、これまた例によって例の如く、
①1〉 安倍晋三首相は、靖国神社の春季例大祭にあわせて、内閣総理大臣名で供え物の真榊(まさかき)を奉納した。
①2〉昨年末の参拝が中国、韓国だけでなく米国からも批判を招いたことや、
①3〉オバマ米大統領の訪日を控えていることに配慮して、参拝を見送り、昨年の例大祭と同様の対応にしたようだ。
①2〉昨年末の参拝が中国、韓国だけでなく米国からも批判を招いたことや、
①3〉オバマ米大統領の訪日を控えていることに配慮して、参拝を見送り、昨年の例大祭と同様の対応にしたようだ。
①4〉 首相の参拝見送りは当然だ。
などと言う毎日新聞社説の「したり顔の解説」は、下掲の大陸は支那・人民網記事によって、モノの美事に粉砕されている。
②支那の反応-【人民網】安倍氏の間接的「亡霊参拝」に激しい非難
【人民網】安倍氏の間接的「亡霊参拝」に激しい非難
http://j.people.com.cn/94474/8605727.html
2014年04月22日11:41
【1】 日本の安倍晋三首相が21日、再び「内閣総理大臣」名で靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。田村憲久厚労相、伊吹文明衆院議長、山崎正昭参院議長も同日、供物を奉納した。安倍氏の間接的「亡霊参拝」は各方面の激しい非難を招いている。一部の国の幹部、専門家、学者は人民日報の取材に「もし日本の指導者が歴史を反省しなければ、日本は四面楚歌の状況に陥る」として、日本の指導者に対して周辺国への挑発を止め、危機の一歩手前で踏みとどまるよう忠告した。
【2】 韓国政府は21日、安倍氏が近隣国や国際社会の懸念を顧みず、再び靖国神社に供物を奉納したほか、日本の一部高官も参拝を続けていることに、大きな憤りを感じていると表明した。「亡霊参拝」は地域の国々の間の善隣友好関係の発展と地域の安定を妨げ、歴史の潮流に反するものであり、日本の主張するいわゆる「積極的平和主義」が完全に空論に過ぎないことをはっきりと示している。
【3】 欧州議会議員、元ルーマニア副首相兼外相のAdrian Severin氏は「世界史を研究する学者はみな、20世紀初めの日本における軍国主義思想の台頭が米国と大きな関係があったことを理解している。太平洋戦争の勃発によって米国は『自業自得』の結果となった。米政府がこの歴史を常に銘記し、繰り返させないことを希望する。現在日本で軍国主義的思想傾向が蔓延することには全く良い点がない。米国は自らのアジア太平洋戦略のために、この地域でのポピュリズム的思想傾向の台頭を後押ししては決してならない」と指摘した。
【4】 ロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センターのカザコフ氏は「日本の一部高官が最近靖国神社を参拝した。安倍氏は実際の参拝は見送ったものの、供物を奉納した。これは形式を変えただけで実質は同じだ」と指摘。「中日関係、韓日関係を良い方向に発展させるには、安倍氏が退陣するか、第2次大戦の歴史と靖国神社問題に対して正しい考えを持つかだ。現在の日本の政治屋の行為には、米国でさえ不満を抱いている。日本の政治家は危機の一歩手前で踏みとどまり、もう少しプロフェッショナルな姿勢を示す必要がある。周辺国を再び挑発してはならない」と述べた。
【5】 タイで発行されている中国語紙「亜洲日報」の銭豊副社長は「安倍氏の行為はアジアの人々の感情を傷つけた。侵略の歴史を否認する安倍内閣の行為は、東南アジアの人々の警戒を招いた。シンガポールとマレーシアは最近、第2次大戦で犠牲となった人々の追悼行事を行った。歴史を覆すことは許されない。もし日本の指導者が歴史問題で過ちを押し通して非を悟らないのなら、日本とアジア諸国との関係はさらに悪化する」と指摘。「日本の指導者の行為はすでに日本と中韓両国との関係を深刻に損なった。現在、東南アジア諸国は日本の指導者の行為に不満を募らせており、米国も明確に懸念を表明した。もし日本の指導者が歴史を反省しなければ、日本は四面楚歌の状況に陥る」と述べた。編集NA)
【6】 ベルギー・ブリュッセル自由大学政治学部の教授は人民日報の取材に「安倍氏が参拝は見送ったものの、供物を奉納したことは残念だ。今は日本が中国および近隣国との関係を考え直さなければならない時期だ。日本は張り合うのではなく、近隣国との多くの共通利益、二国間関係を第一に考えなければならない」と述べた。(
「人民網日本語版」2014年4月22日
援軍払底
さて、如何だろうか。要は、「安倍首相の靖国神社真榊奉納」は「形式を変えただけで実質は同じだ」と言う「激しい批難」を集めて中国共産党一党独裁政権の「声」を代弁させた記事。「党の口舌=中国共産党の宣伝機関の真骨頂」とも言い得る、その意味では。
その一方で、上掲①毎日社説が上記①4〉「首相の(靖国)参拝見送りは当然だ。」と当然視した「安倍首相の靖国参拝見送り」は「実質上全く意味が無かった」と言う事でもある。
一方で、タイトルからして「安倍氏の間接的「亡霊参拝」に激しい非難」である。さぞや激烈な非難が集まったのだろうと、タイトルからだけは想像されるのだが、上掲人民網記事から「安倍首相の靖国神社真榊奉納を非難した主体」を拾っていくと・・・
(1) 韓国政府
(2) 欧州議会議員、元ルーマニア副首相兼外相のAdrian Severin氏
(3) ロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センターのカザコフ氏
(4) タイで発行されている中国語紙「亜洲日報」の銭豊副社長
(5) ベルギー・ブリュッセル自由大学政治学部の教授(氏名不詳)
・・・1政府と4人で、そのうち一人は氏名不詳と来ているから、本当にブリュッセル自由大学政治部教授であるかどうかさえ不明。少なくとも上記(5)は「街頭インタビュ―」と大差ない信頼度だ。
それを言うならば、上掲記事自身、冒頭付近で、
②1〉 一部の国の幹部、専門家、学者は人民日報の取材に
と言うのだから、上記(1)~(5)からして「人民日報の取材成果」。「党の口舌=中国共産党の宣伝機関」たる人民日報が取材に出かける位なのだから、そりゃ親中・反日の「安倍政権の右傾化反対論者」を選ぶだろうさ。それにしても毎度毎度の上記(1)「韓国政府」(*1)や上記(2)「欧州議会議員」はまだしも、上記(3)「ロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センターの(多分)一研究員」やら上記(4)「タイの中国語紙「亜洲日報」の銭豊副社長(*2)」やら、存在からして検証不能な上記(5)「ブリュッセル自由大学政治学部教授」しか登場しないんだから、「中国共産党にとって都合の良い発言者」も随分玉不足・人材不足である、らしい。
<注釈>
(*1) 元属国で、多分・現属国だから、そりゃ大陸は支那様に尻尾振り振りだろうさ。現大統領が反日姿勢しか売りもが無い、という事もある。その「反日姿勢」さえあれば、高支持率なのだから、半島の奴バラは度し難い。(*2) 名前からすると、多分、中国系