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まあ、黙って下掲中央日報記事を読んでくれ。(疲れた声で)
【中央日報】『訓民正音』の最初のハングル、3000年の漢字文化覆したデザインが始まり
2014年02月11日15時29分
http://japanese.joins.com/article/654/181654.html?servcode=400§code=400&cloc=jp|
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[? 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
【1】 「外国人は韓国と言えば普通サムルノリ、テコンドー、キムチ、太極旗を思い出します。だが、それより先に挙げるものがあります。やはり北朝鮮(North Korea)でしょう。否定的なイメージです。それだけ韓国の象徴は弱いという意味ですね。韓国人はK-POPやドラマのような韓流がものすごいと感じるが、それはあくまでもアジアでのことで、米国や欧州社会ではいまだに中国や日本の強い国家イメージの中に埋もれています」。
【2】 米国人の伽耶琴(カヤグム)演奏家ジョセリン・クラーク(JocelynClark)培材(ペジェ)大学教授の指摘だ。彼は20年間、韓国や日本・中国・欧州を行き来して多様な文化に接してきた。
【3】 国の象徴は、国民を統合して求心体の役割をする公式的な表象だ。国歌や国花、国家紋章などの公式的表象のほかに、さまざまな非公式の象徴物が国家イメージを構築する。中国の万里の長城、米国の自由の女神、日本の雪に覆われた富士山、フランスのエッフェル塔、エジプトのピラミッドは代表的な非公式象徴物だ。
【4】 国家の象徴はその国を表象する。したがって国家アイデンティティを左右し、国家ブランドに大きな影響力を及ぼす。国家象徴による国家ブランドの構築がまさに文化強国への近道だ。文化強国の大韓民国、さらには統一韓国の国家象徴と国家ブランドを模索しなければならない時だ。
◆李舜臣銅像のかぶとの上の形は鳥の模様
【5】 著名な書道家キム・ヤンドン啓明(ケミョン)大学客員教授は、韓国古代文化の原形を探求してきた。4日、デザインオルタナティブ学校「PaTI」の設立者アン・サンス〔元弘益(ホンイク)大学教授〕デザイナーとともに大韓民国の首都ソウルの象徴でもある光化門(クァンファムン)広場を訪れた。
【6】 キム・ヤンドン教授は李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像のかぶとを差した。
【7】 「あのかぶとの上にあるとがった3本の造形物(写真1)は何だと思いますか。よく三枝槍といいます。ホンサル門(陵・霊廟・官衙の正面にたてる赤い染料を塗った木の門)の中にある太極模様の上の三本の造形物も同じです。三枝槍のようですが、三つ又の槍がなぜそこにあるのでしょうか。それは鳥なんです。鳥の中の王、鷹が翼を広げた洗練されたデザインだということです。古人は鷹を天鳥、神鳥と感じていました。三足烏も太陽崇拝思想から始まったのでしょう。このような新しい崇拝は神聖性、あるいは指導者を意味します。蘇塗にたてるソッテ(鳥竿)には鳥が上がっているじゃないですか。新羅の金冠にも鳥の図形が装飾されているでしょう。冠飾というものです。環頭大刀にも鳥が登場します(写真3)。やはり指導者を意味する表示です。このように鳥の模様は、韓国文化の原形を理解するためのアイコンです」。
【8】 環頭大刀や冠飾の模様は、身分や地位を示すという。李舜臣将軍の銅像のかぶとの上の造形物についての誤解が解けた瞬間だった。ホンサル門の中にある太極模様の上になぜ先が3つに分かれた槍を立てるのだろうか。神聖な場所を意味する象徴物である鳥の図案だというのが説得力を持つ。日本の神社の前にたてる鳥居は、さらにモダンな様態を帯びる。神鳥が翼を広げた形をシンプルにデザインしたのだ。中国の「華表(石柱)」もそれと類似の変形だが、柱の上に翼形の装飾があり、その原形を含んでいる。
【9】 太極旗の中心にある太極模様もまた、太陽崇拝思想と密接だ。陰と陽が互いに入れ代わり立ち代わりする作用を形象化した模様で、性理学ではすべての存在と価値の根源になる究極的な実体を意味する。原初的な生命エネルギーである太陽が先に崇拝対象であり、その相対概念として太陰(月)が対になった。太極模様はアジア一帯に広がった象徴物で、韓国の太極旗をはじめモンゴルやチベットが表象としているが、世界の人々にとっては韓国を代表する国家象徴物になった。太極模様をはずして韓国の象徴体系を語ることはできない(*1)。
【10】 「太極模様や新しい崇拝思想(*2)はアジア人あるいは世界の人々と共有する象徴だが、韓国固有の明確な象徴が1つあります。それがまさに訓民正音、ハングルです。世宗大王(セジョンデワン)は韓民族最高のデザイナーでした(*3)」。
【11】 字のデザインをするタイポグラファー(typographer)のアン・サンス氏が、世宗大王の銅像前に立ってハングルを礼賛した。彼は「韓国の話す音が中国と違っていて、漢文の文字を持っていては互いにうまく通じないので…新たに28字を作ったことで人ごとに簡単に身につけて日々、気軽に使えるようにしようとしただけだ」という序文を挙げた。
【12】 "訓民正音(宝晋斎本、1986)の1ページ目(写真4)を見てください。7行の縦文字があるのですが、全て漢字の中でただ一番端の最初の一文字がハングルの子音です。この子音1文字が、3000年の漢字文化の凝縮された力を圧倒してしまいます(*4)。600年前この土地には途方もない地殻変動が起きます。それは革命よりも大きな開闢(かいびゃく、世界の始まり)です。ハングルの1文字が新しい文明、新しい文化の始まりを知らせる最初なのでしょう。世宗大王は一番先に韓国語の音が中国とは「違う」と認識しました。「違う」という認識は、大転換的な発想をさせます。韓民族歴史上、中国とは違うと明らかにした例は初めてでしょう。これで民族の自尊感、民族の民族らしい、私たち固有の存在をはじめて独自方式で表わすのです。世宗大王は創意的な考えを持ってほかの字を作りました。万一、ハングルの創製がなかったならば、私たち固有の文化をこれほど持つことはできなかったでしょう(*5)。中国や日本に文化的に従属した国になっていたでしょう。ハングル創製で私たちは私たちの文字を通した新しい宇宙を持つことになりました。ハングルは革命的なデザインです。科学的ながらも、とても簡単です。『龍飛御天歌(朝鮮の創業を讃美した歌)』や『月印千江之曲』はハングルのCCMソングのような文学作品です。ハングルは容易なデザインによって今日までの生命力を得ました(*6)」。
【13】 アン・サンス氏は、ハングルがあったからこそ今日私たちが文化的定見を持ってデザインすることができるようになったと話した(*7)。◆「櫛の歯」ではなく「光線紋」と呼んでこそ
【14】 ハングルにもそのまま適用された天地人(・-|)、三才思想や円方角文化の原形、櫛目文土器(写真5)も、韓国の文化コードを理解する核心模様だ。模様は一定の秩序によって国や民族の独特の美術様式を帯びることになる。人類文明史で最も画期的な発明品は、素焼きの土器とその表面に刻まれた模様だ。1万年前の新石器時代を象徴する遺物である櫛目文土器に、私たちの古代文化の原形が込められているというのはもちろんだ。
【15】 「模様は、歴史的記憶に保存された脳の指紋のようなものです。ところで私たちは原形から名前を間違って付けています。櫛目文土器がその代表的な例です。頭をとかす櫛の歯の紋、とても即物的な名前でしょう。そのようにしていては原形の象徴や哲学を喪失してしまいます。櫛の模様を土器に刻んで入れた理由はありません。当然、豊穣を祈る雨は太陽崇拝思想の表現でしょう。日差しがそうです。したがって櫛目文土器でなく『光線紋土器』に直してこそ正しいのです(*8)。それでこそ韓国文化の原形と象徴を正しく理解して創意DNAを啓発することができます」。キム・ヤンドン教授の主張だ(*9)。
【16】 文化の原形は色彩にも含まれている。韓国の色は太、陽の明るさを意味する白色といえる。朝鮮の月壷や白い服が代表的だ。きれいな空色も韓国の色だ。太陽光線は空気の湿度や条件により黄色・紅色・赤色など違うように表現される。すべて光明の美、すなわち明るさの美学に属している。「恨(ハン)の美」は日帝強制占領期間に日本人たちが重ねかぶせたくびきに過ぎない。明るさの美学は光明開天・弘益人間・在世理化思想に発展する(*10)。
【17】 1つの国の象徴体系は、国民にとって国家に対する自負心を持たせる。さらに外国人に肯定的なイメージを植え付ける。観光客が増えて輸出が増大するなど付加価値の創出効果を得られる。
【18】 韓国文化が世界の中で伸びていきつつある。だが韓国の象徴は、まだとても弱い。外へ伸びていく力は、中に深化した研究とそれを通じた活用の結果にならざるをえない。文化現象を追うところで終わらずに、韓国の象徴体系への深層研究者がいつにもまして必要な理由だ。それを通じて多彩なデザインに発展して実体化される。
【19】 統一韓国の象徴体系の構築もまた必要な時だ。統一国家の韓国のブランドパワーは強大だろう。今日の韓国文化の力は、容易で便利なハングルの力だ。世宗の創意性とデザイン感覚を継承して、世の中をデザインしなければならない使命が私たち子孫にはある。
(中央SUNDAY第361号)
<注釈>
(*1) 北朝鮮は?韓国ではないが、朝鮮ではあろうが。それとも、朝鮮半島南半分限定か?随分ローカルだな。モンゴルやチベットの表象じゃぁなかったのか??(*2) 「アジア人或いは世界の人々と共有する新しい崇拝思想」って、想像することすら困難なのだが、一体、何のことを言っているんだ??(*3) 「日帝支配」以前は「女子供の文字」として迫害し、正式文書は全部漢文だったのに、かぁ?相変わらずファンタジー歴史しか知ろうとしないんだな。ああ、「世宗大王(セジョンデワン)は韓民族最高のデザイナー」だけは、真実の様だな。(*4) 言って居る事がサッパリ判らない。「7行の漢文の最初の1文字だけハングル」という事は、①この文章は基本的に漢文でしかない。 ②最初の1文字だけハングルは、「章番号」とか「タイトル」あるいは「署名」だろうと、推定出来る。で、何がどうなると7行中の最初の1文字が7行分の漢文を「圧倒してしまう」のか??(*5) どれ程の固有の文化、だって?何れにせよ、ハングル発明以降の600年間しか「固有の文化は無い」と主張している、よな。「ウリナラ半万年」の1割弱か。(*6) 今でこそ朝鮮半島から漢字を駆逐してしまったハングルだが、ホンの百年ほど前までは「辛うじて生き延びていた」生命力である。(*7) 「文化的定見を持ってデザインする」のに特定の文字が必要ってのは、ある種のカルトか宗教ではないのかね。(*8) この「従って」の、なんと飛躍して居る事か。原文(当然ながらハングルだろう)でもこうなのかな。(*9) これもカルトだなぁ。だいたい「創意DNA」ってなんだ?「櫛目文土器」の呼び方を変えるだけで「啓発」されてしまうらしいが。(*10) ・・・(絶句)
言うべき事は、唯一語に尽きる
「気違い!」