応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
今日も今日とて安倍首相・安倍政権批判の大陸マスコミ=中国共産党の宣伝機関…ってな書き出しも、何回か繰り返したんでいい加減飽きてきたが、大陸も半島も相も変わらず愚にもつかない安倍首相・安倍政権批判なので、こんな書き出しも繰り返したくなる。
当ブログを幾らかご覧頂けば、私(ZERO)が多くの点で安倍首相を支持・擁護・弁護して居る事に気づかれるだろう。これは私(ZERO)が自民党の秘密党員だから(*1)、ではなく、外交政策を中心とした多くの点で安倍首相の取る政策が賛同できるものであるから。また、未だ賛同しかねる部分でもある程度は改善される/向上するのではないかと言う期待を未だ抱いているから、である。
と同時に、安倍首相・安倍政権をあれやこれやで批難するアカ新聞どもや大陸は支那、半島は韓国などの主張が「安倍首相・安倍政権の正しさ」を裏書きしてくれているから、でもある。
「批難が正しさを裏書きする」と言うのは、一見言語矛盾なのであるが・・・例えば下掲の人民日報海外版記事を御一読あれ。
<注釈>
(*1) そんな制度が自民党にあるとは思わないが。共産党なら、ありそうだな。社民党はどうだろう。「シンパ」って奴が事実上の「秘密党員」なのかも知れないな。
【人民日報海外版】米国の一存で決められるなら「安倍切り」は選択肢か?
2014年01月12日15:42 http://j.people.com.cn/94474/8509965.html
日本国の安倍首相は最近よく眠れないそうだ。だが安倍首相は9日、アフリカ訪問を前に再び放言した。安倍首相はたとえ批判されても靖国神社参拝を続ける考えだと日本メディアは読み解く。四方八方から問題視されていることに、安倍首相は再び過ちを押し通して非を悟らぬ姿勢で応じた。日本に保護の笠を提供する米国はアジア太平洋回帰の発言力掌握を望んでいるが、今回は安倍首相を意のままに操れなかったようだ。人民日報海外版が伝えた。
■米国にきまりの悪い思いをさせた
【1】 「安倍氏の靖国参拝や慰安婦関連の発言は米国にきまりの悪い思いをさせた」。復旦大学国際問題研究院の沈丁立副院長は「米国は正義の側を自任し続けており、安倍氏の言動に『失望』した。靖国参拝は安倍氏が覇権について反省していないことを物語っており、米国にとって日本の価値が下がっていることも意味する」。
【2】 北京大学国際関係学部の李義虎教授は米日の特殊な関係の視点から分析。「米日間には2層の関係がある。1つは戦勝国と敗戦国との関係。もう1つは盟主と小さな相棒との関係だ。米国の『アジア太平洋回帰』という背景があるからこそ、安倍氏は世界の反対も顧みず公然と大悪事を犯す勇気を得た。だが、もし安倍氏が約束を反故にし、戦後秩序を破壊するのなら、米国の譲れぬ一線と衝突することになる」と指摘した。「米国が日本を利用して『アジア太平洋回帰』を果たそうとしているのは確かだ。だが安倍が譲れぬ一線に挑戦することは断じて許さない」。
■米国を弄びすぎた
【3】 安倍氏が今回騒動を引き起こした大きな背景として、米国の「アジア太平洋リバランス」戦略および黙認があるとの分析が一般的だ。靖国参拝を堅持する安倍氏の行動は、本当に米国の国益に沿うのだろうか?専門家の答えは「ノー」だ。
【4】 「もちろん米国の国益に沿わない。安倍氏が過度に歩調を合わせてしまったのは明らかだ」と沈氏は指摘した。「安倍氏は米国を弄びすぎた。安倍氏は日本と米国が対等ではないことを忘れていた。日本は米国の設定した碁盤の中でしか動くことはできず、枠を越えてはならないのだ」。
【5】 沈氏によると米国の「アジア太平洋リバランス」戦略は実質的に、新興国の台頭によって他国との力の格差が縮小したためだ。国際問題で力不足を感じた米国はいくつかの国を抱き込んで、力の「リバランス」を実現することを望んだ。安倍氏は喜び勇んで「お先棒」を担ごうとした。だが米国が日本を利用するのが本筋なのに、今では反対に安倍氏が米国を利用して「普通の国」へという夢を実現しようとしている。安倍氏はアジアを不安定化させた正真正銘の「トラブルメーカー」であり、すでに米国の国益と衝突している。
■米国は依然静観
【6】「このところ日本がこれほどまでに勝手なことをしている背景には、米国が黙認し、大目に見ていることがある」と李氏は指摘。中国現代国際関係研究院米国研究所の達巍所長も「靖国参拝以外に、憲法改正、集団的自衛権の解禁なども米国は黙認している。安倍氏の靖国参拝後、米国は『失望』を表明した。これは『遺憾』よりも重いが、まだ『反対』ではない。これは米国の複雑で敏感な心を反映している。現在のところ、米国はまだ静観しているようだ」と指摘した。編集NA)
【7】 米国の不作為には、すでに疑問の声が上がっている。沈氏は「米国の主流メディアやエリートは立ち上がり、安倍氏がいかに悪いことばかりしているのかを米国の民衆にはっきりと理解させ、強大な世論を作り上げ、米国政府の政策決定に影響を与えるべきだ」と指摘。韓国紙・朝鮮日報も9日付社説で「米国は日本の歴史問題に対して曖昧な態度を取るべきではない」と指摘した。(
「人民網日本語版」2014年1月12日
つまりは「米国の"失望"」にあっても、安倍首相は揺らいでいないし、米国も「"失望"の表明」しかしていない
さて、如何だろうか。
最近知ったのだが、英語で知性・情報を意味する「Intelligence」の語源は、「inter(=between)+L.legere(=read、gather、choose)」であり、「行間を読む」とか「相関関係をつかむ」事がIntelligenceの語源なのだそうだ。語源がそのまま「現在持つ意味」とは限らないが、元々は「行間を読む/相関関係をつかむ」事で得られることを「Intelligence」とした訳であるから、与えられた文書を教条的に丸呑みするのではなく、咀嚼解釈し、他の文書とも比較し、「行間を読む/相関関係をつかむ」と言う行為は、「情報収集の基礎」でもあれば「知性のしからしむる処」であると、再確認できた形だ(*1)。まあ、ゴチゴチの教条主義者や原理主義に陥っていない限りは(*2)自明な処であるが。
そこで新ためて( 一定の自信を以って )上掲人民日報記事を熟読味読する…程も無く、チョイとばかり考えれば、章題の通り。上掲記事自体が大きく3つの小見出しに分けられ、前半二つ( パラグラフ【1】~【2】とパラグラフ【3】~【5】)で「安倍首相の靖国参拝が如何にアメリカに不利益をもたらし、"失望"させたか」を論いながら、最後の一つ(パラグラフ【6】~【7】)で「復旦大学国際問題研究院の沈丁立副院長」だの「朝鮮日報社説」だのを引用し、
1〉沈氏:「米国の主流メディアやエリートは立ち上がり、
2〉 安倍氏がいかに悪いことばかりしているのかを米国の民衆にはっきりと理解させ、
3〉 強大な世論を作り上げ、米国政府の政策決定に影響を与えるべきだ」
2〉 安倍氏がいかに悪いことばかりしているのかを米国の民衆にはっきりと理解させ、
3〉 強大な世論を作り上げ、米国政府の政策決定に影響を与えるべきだ」
4〉朝鮮日報社説:「米国は日本の歴史問題に対して曖昧な態度を取るべきではない」
と「言わせて」居る。「直接文言として書かれていない」が、「米国は、日本の安倍首相靖国参拝を糾弾すべきだ」と言う主張である事は、ほぼ自明であろう。
だが、沈氏だの朝鮮日報だのの「第三者(*3)」を使って「権威づけ」して主張しているという事は、以下の事象を示していよう。
① 米国政府は安倍首相靖国参拝に「失望」を表明したきりで、糾弾していない(章題にした通り(*4))
② 米国政府の「失望」から中韓の糾弾までひっくるめても、安倍首相・安倍政権の行動には全く影響していない(章題にした通り(*5))
③ 安倍首相・安倍政権の行動に影響を与えるには、米政府の糾弾が必要だ(*6)。言い換えれば、中韓の糾弾や人民日報の記事ぐらいでは全く不足である(*7)。
さて、その上で、我が国の利益・我が国の立場に立って考えてみよう。
再三記事にしている通り、私(ZERO)の主張は、以下の通りである。
(1) 日本国首相は靖国神社に参拝すべきであり、公式参拝するのが当然である。
(2) その理由は、我が国が国家として正式に英霊達に敬意を表する為であり、自衛隊三軍の最高指揮官たる日本国首相の参拝が最も相応しい形だからである。
(3) 我が国が国として英霊達に敬意を表するのは、過去の英霊達の追悼と鎮魂ばかりではなく、今後英霊達に続き我が国の為に命を捧げる人たちを涵養・維持するために必要である。戦後この方70年ほども「英霊達に続く者」を殆ど必要としなかったのは我が国にとって非常な僥倖である。が、今後も未来永劫そんな僥倖が続くと期待するべきではない。従って「英霊達に続く者」の涵養・維持は、必要である(*8)。
(4) A級戦犯分祀だの、無宗教の新たな追悼設備だのと言うのは、論外である。それらの処置によって発生した「新生靖国神社」は、「誰もがわだかまりなく追悼できる施設」では無く「誰も追悼なんかしない施設」に堕するだろう。
(5) 我が国の存続は、「近隣諸国民の感情」何ぞより遥かに優先すべき事項である。従って、中国やら韓国やら北朝鮮がどう騒ごうとも、日本国首相の靖国神社参拝を中止中断すべきではない。歴代数多の日本国首相が靖国参拝を中止中断して来たのは、そもそも誤りである。
以上の観点からすると、上記①、②と言うのは我が国にとって誠に慶賀すべき事である。上記①、②を上掲人民日報記事が(直接的にではないが)認めたという事は、安倍首相靖国神社参拝とその後の対応の正しさを示している。
であるならば、議論を深めるべきは上記③「米国政府による、安倍首相靖国神社参拝糾弾」であろう。
<注釈>
(*1) だ、そうですよ。アワモリさん(うちなぁータイム - htttp://www.blogs.yahoo.co.jp/awamori58)、星の旅さん。
(*2) 無論、私とて神ならぬ身の人の身。教条主義や原理主義に陥るまいと警戒しても、「陥ってしまう可能性はある」と覚悟すべきではあろう。
(*3) 復旦大学国際問題研究院副院長なんてのは、第三者とは言い難いが。ああそれを言うなら、朝鮮日報も、か。
(*4) これはまあ、客観的事実であるから、「衆目の一致する処」であろう。
(*5) これは議論の余地ある処だろうが、斯様な主張を人民日報が記事にしている時点で、まず間違い様の無い処だろう。少なくとも「中国共産党は、安倍首相の"態度改善"に不満を表明している」とは言い得よう。
(*6) これは上述の通り「直接文言としては書かれていない」処であるが。
(*7) これも、靖国参拝以前から、玉串料奉納だろうが真榊奉納だろうが「参拝と変わらない!」と中韓で糾弾して来たのだから、自明と言うか、自業自得と言うか。
(*8) この事を以って「日本を戦争できる国にする」とか「靖国神社は英霊製造機関だ」とか、騒ぐ者もありそうだが、国が「戦争できる」のは当たり前で、「戦争できない」なんてのは国としての怠慢。「英霊製造機関」とて、我が国の存続のためには必要なもの、と断言しよう。