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その治安状況に予断許さぬものがある南スーダンの平和維持活動・PKOに於いて、韓国軍の要請を受けて自衛隊の弾薬1万発(小銃弾)を提供した事を受けて、今回取り上げるのは半島は中央日報の記事と…産経新聞のコラム【産経抄】。まずは、ご一読あれ。
①【中央日報】韓国が要請した実弾1万発、安倍首相の野心の踏み台に?
2013年12月25日09時11分
http://japanese.joins.com/article/821/179821.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|
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[?中央日報/中央日報日本語版]
今年初めから南スーダンで平和維持・再建活動を行っている韓国ハンビッ部隊兵が先月29日、任務終了後にキャンプに復帰した姿。(写真=合同参謀本部) 23日午前11時53分、東京の永田町にある首相官邸。公休日(天皇誕生日)に合わせて私邸に留まっていた安倍晋三首相があたふたと官邸に入っていった。さらに菅義偉官房長官、岸田文雄外相、小野寺五典防衛相が後に続いた。4日に新しくスタートした国家安全保障会議(NSC)の「4人意志決定機構」による事実上の最初の会議であった。緊急案件は韓国からの「実弾1万発の支援要請」。
政府軍と反乱軍が内戦中のアフリカ南スーダンのボル地域で国連平和維持活動(PKO)を行っている韓国軍ハンビッ部隊(工兵隊280人)が22日午前(日本時間)、「治安悪化に対応する弾薬が不足している」として国連にSOSを送った。国連は「急いで提供しなければ(ハンビッ部隊駐留区域内の)避難民が危険に陥る可能性が高い」として日本政府に促した。韓国政府も同日午後11時20分ごろ、支援を公式要請した。周辺で韓国軍と同じ口径5.56ミリ小銃弾を大量に持っているのは日本の自衛隊だけだったという。
日本のNHKもハンビッ部隊長のコ・ドンジュン大佐が21日夜、南スーダンに派遣されていた陸上自衛隊の井川賢一部隊長に直接電話をかけて、弾薬支援を取り急ぎ要請したと24日報道した。井川部隊長が小野寺防衛相に報告した内容によれば、コ大佐は「現在、ボル地域宿営地の避難民1万5000人余りを守る部隊は韓国軍だけ」としながら「周辺には敵軍しかいない」とした。
会議の結論は「事案の緊急性・人道性がきわめて高いため、直ちに支援する」ということだ。午後2時(現地時間午前8時)、南スーダンの首都ジュバの自衛隊部隊から実弾1万発を積んだヘリコプターがハンビッ部隊に向けて離陸した。韓国の公式要請からわずか約15時間後の措置だった。
しかし翌日の24日午前、韓国国防部は全く違う発言をした。キム・ミンソク報道官は「(ハンビッ部隊の駐屯地である)ボル地域は現在、軍事的に安定しており交戦もない」として「(日本の自衛隊から実弾1万発を支援されたのは) 『補充(予備)用』を確保するために臨時に借りたものであり(実弾は)不足していない」と話した。ほかの軍関係者も「借りた実弾は韓国軍が空輸してきたらすぐに(自衛隊に)返す」とも話した。
外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は「ハンビッ部隊が自主的防衛のために国連に支援を要請し、国連側が日本に支援を要請して弾薬を受けとったもので、その以上でも以下でもない」として「弾薬を支援されたことと日本の集団的自衛権・軍備増強とは何の関係もない」と話した。
共同通信は「韓国では、日本の自衛隊の活動領域拡大に批判的な声が多い」として「韓国軍が必要な実弾を準備せずに自衛隊から提供されたことについて批判が出てくることを避けるための発言」と指摘した。実際、複数の外交関係者はこの日「当時、現場(南スーダン)では事案が緊迫していると判断したことは事実」と伝えた。
問題は、結果的ではあるが安倍政権が掲げている「積極的平和主義」の正当性を韓国が「広報」する役割を果たしたという点だ。日本はPKO協力法の解釈において「弾薬提供は想定しておらず、万が一要請を受けても提供しない」(1998年、村岡兼造官房長官の国会答弁)という原則を守ってきた。安倍政権が17日に初めて策定した「国家安全保障戦略」に「より積極的な国際貢献を目指す」とだけ表記して「銃弾提供」を明記できなかったのもこのためだ。
ところが今回の「韓国軍に実弾提供」によって、いとも簡単にこの原則が崩れた。また紛争地域に武器提供を禁止している「武器輸出3原則」についても「今回の件は緊急事態における例外」として「例外認定」の道をつくる結果を提供した。
毎日新聞は「日本が世界の安全に貢献しようとする『積極的平和主義』を掲げている安倍首相にとって、今回の(韓国の)要請を断る何の理由もなかった」と報道した。安倍政権としては「運良く」も「韓国軍の危機状況を助けた」という名分と、「積極的平和主義」の必要性を日本国内や国際社会にアピールする実利を同時に手にしたことになった。
韓国軍の軍需体系の問題点も提起されている。ハンビッ部隊が工兵任務を担当して派遣されたとはいうが、あたふたと実弾を借りなければならない状況まで放置していたことは大きな問題だという指摘だ。南スーダンの日本の陸上自衛隊もまた、非戦闘部隊だ。
②【産経抄】人からモノを借りたら…
【産経抄】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131225/plc13122503080001-n1.htm
12月25日
2013.12.25 03:08 [産経抄]
日露戦争で日本軍、とりわけ陸軍の悩みは弾薬問題だった。谷寿夫の『機密日露戦史』によれば、旅順攻城戦で所期の成功を得られなかった一因も「兵器弾薬の不足にあった」と断じている。そのことが作戦上も重大な影響を与えたとしているのである。
▼1世紀以上がたっても、弾薬量が戦いの帰趨(きすう)を握ることに変わりない。それだけに南スーダンPKOに派遣されている韓国軍の指揮官は、不安にかられたようだ。急速に治安が悪化している東部の宿営地で、兵士や避難民を守るには銃弾が不足していたらしい。
▼やむを得ず、同じ南スーダンに派遣されている自衛隊に提供を頼んだ。そのさい韓国側は内々の話ですまそうとしたという。弾薬が足りなくなったなど軍として恥だ。しかも「歴史を直視しない」にっくき日本に頭を下げたなど、自国民に知られたくないのだろう。
▼日本側も武器輸出三原則をタテに断ることもできたが「大人の態度」で応じた。例によって「これまでの政府答弁と矛盾している」といった批判がある。だがそれは、国が存亡の機にあるときに過去の政府の方針をほじくり返すようなもので、放っておけばいい。
▼それより後味が悪いのは、銃弾の提供を受けた韓国政府の対応だ。国防省報道官は「予備量を確保するため臨時で借りたものだ。(銃弾は)不足していない」と語った。まるで5千万円を「個人的に借りただけ」と強弁して辞職に至った猪瀬直樹知事のようだ。
▼たとえ借りたつもりでも、感謝の一言がないようでは国際社会に通用しない。「反日」の看板を下ろさない朴槿恵大統領に配慮したのだろう。だが、国のメンツにばかりこだわるのは、命がけでPKOにあたっている自国の軍隊にも失礼である。
勝負あり。産経抄
さて、如何だろうか。
半島の奴バラの忘恩ぶりには、大分馴れた心算だったが・・・
そもそもが、現地の韓国軍が弾薬不足を国連に訴えたのが発端。同じ小銃弾を我が自衛隊が保有ので、今回の弾薬提供に至った。その事は、
1〉 政府軍と反乱軍が内戦中のアフリカ南スーダンのボル地域で国連平和維持活動(PKO)を行っている韓国軍ハンビッ部隊(工兵隊280人)が
2〉22日午前(日本時間)、「治安悪化に対応する弾薬が不足している」として国連にSOSを送った。
3〉国連は「急いで提供しなければ(ハンビッ部隊駐留区域内の)避難民が危険に陥る可能性が高い」として日本政府に促した。
4〉韓国政府も同日午後11時20分ごろ、支援を公式要請した。
5〉周辺で韓国軍と同じ口径5.56ミリ小銃弾を大量に持っているのは日本の自衛隊だけだったという。
2〉22日午前(日本時間)、「治安悪化に対応する弾薬が不足している」として国連にSOSを送った。
3〉国連は「急いで提供しなければ(ハンビッ部隊駐留区域内の)避難民が危険に陥る可能性が高い」として日本政府に促した。
4〉韓国政府も同日午後11時20分ごろ、支援を公式要請した。
5〉周辺で韓国軍と同じ口径5.56ミリ小銃弾を大量に持っているのは日本の自衛隊だけだったという。
と、上掲①中央日報記事に明記されている。
6〉 午後2時(現地時間午前8時)、南スーダンの首都ジュバの自衛隊部隊から実弾1万発を積んだヘリコプターがハンビッ部隊に向けて離陸した。
7〉 韓国の公式要請からわずか約15時間後の措置だった。
7〉 韓国の公式要請からわずか約15時間後の措置だった。
と、我が自衛隊と日本政府の迅速な対応も、上掲①中央日報記事にある。
これに対し、半島の奴バラと来た日には、同じく上掲①中央日報記事によると・・・
8〉 しかし翌日の24日午前、韓国国防部は全く違う発言をした。
9〉 キム・ミンソク報道官は
10〉「(ハンビッ部隊の駐屯地である)ボル地域は現在、軍事的に安定しており交戦もない」として
11〉「(日本の自衛隊から実弾1万発を支援されたのは) 『補充(予備)用』を確保するために臨時に借りたものであり(実弾は)不足していない」と話した。
12〉 ほかの軍関係者も「借りた実弾は韓国軍が空輸してきたらすぐに(自衛隊に)返す」とも話した。
9〉 キム・ミンソク報道官は
10〉「(ハンビッ部隊の駐屯地である)ボル地域は現在、軍事的に安定しており交戦もない」として
11〉「(日本の自衛隊から実弾1万発を支援されたのは) 『補充(予備)用』を確保するために臨時に借りたものであり(実弾は)不足していない」と話した。
12〉 ほかの軍関係者も「借りた実弾は韓国軍が空輸してきたらすぐに(自衛隊に)返す」とも話した。
…全く、訳が判らない。「実弾は不足していない」ならば、上記2〉 「治安悪化に対応する弾薬が不足している」と言うSOSは不要であるし、「補充(予備)用弾薬を確保出来ない」状態は普通「弾薬不足」と言う。
上記12〉「韓国軍が空輸してきたらすぐに(自衛隊に)返す」と言うのも強弁か詭弁だ。局地的にでも一時的にでも不足すれば困るのが弾薬。戦闘状態での弾薬不足は、部隊の全滅にもつながりかねない一大事だ。「借りた弾薬を返すまで、生き延びられて良かったね。」と言う処だ。
更には、上掲①中央日報記事は、上記1〉~12〉に引き続いて、
13〉 問題は、結果的ではあるが安倍政権が掲げている「積極的平和主義」の正当性を韓国が「広報」する役割を果たしたという点だ。
として、安倍政権にその矛先を向けている。
ならば、中央日報にお尋ねする。我が国が今回韓国軍の弾薬提供依頼を断ったら、「韓国が安倍政権の積極的平和主義にお墨付きを与える事を免れた。」と、歓迎したのかね。【Q1】
その結果、弾薬不足に陥った韓国軍部隊が損害を被り死傷者を出したとしても、かね。【Q2】
私(ZERO)は、少なくとも【Q2】については自信を以って【NO】「その時は、日本政府に対し非難豪々であったろう。」と断言してしまう。上記【Q2】に対し、「よくぞ従来のPKO原則を守った」と称賛するのは、日本のアカ新聞ぐらいだろう。
ま、中央日報の上記【Q1】【Q2】に対する答えが如何様であれ、事実、弾薬は提供され、中央日報自身認める通り「安倍政権が掲げている「積極的平和主義」の正当性」はアピールされた。我が国にとっては結構な事だ。
いや、ひょっとするとそれ以上に結構な事なのは、上掲②産経抄の一文かも知れないな。
〉 ▼たとえ借りたつもりでも、感謝の一言がないようでは国際社会に通用しない。
言うまでもないだろうが、戦地に於いて弾薬は、水や食料にも匹敵する重要物資である。
如何に、中央日報。
如何に、半島人。
如何に、半島人。