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先行記事「更に記録更新した、らしい http://www.blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38618063.html 」及び「第11旅団、悲願の優勝 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/38656705.html 」にて私(ZERO)は、さる10月に実施された北部方面隊戦車射撃競技会に関する広報紙などの情報から、「90式戦車 中隊の部、小隊の部」を制した第7師団・第71連隊の偉業と、更にその第71連隊の偉業を抑えて「部隊(連隊・大隊)の部優勝」に輝いた第11戦車大隊の大偉業を讃えた。昨年の小隊の部トップのスコア1200点を、さらに大幅に更新する1332点と言うハイスコアは、恐らくは「全弾命中で1100点満点」であろう(*1)事にも触れたし、その時点では不明であった「部隊(連隊・大隊)の部」準優勝が「順当に考えれば(*2)第71連隊であろうが、それ以外の部隊だとしたら凄まじいまでの大接戦だった筈だとし、期待も表明した。
〉 ひょっとして「部隊の部 準優勝」が第71連隊以外であるならば、
〉小隊の部でも中隊の部でも3位以下でありながら大隊もしくは連隊の部では2位に入ったという事で…
〉これはもう「途轍もない大接戦であった」と言う事になる。
〉 また、そんな「途轍もない大接戦」も、我らが陸上自衛隊ならば、あり得るのではないかと、期待してしまうぞ。
〉小隊の部でも中隊の部でも3位以下でありながら大隊もしくは連隊の部では2位に入ったという事で…
〉これはもう「途轍もない大接戦であった」と言う事になる。
〉 また、そんな「途轍もない大接戦」も、我らが陸上自衛隊ならば、あり得るのではないかと、期待してしまうぞ。
と言うのが、先行記事「第11旅団、悲願の優勝」の〆であった。
どうやら、我らが陸上自衛隊は、私(zero)の期待を裏切らなかったようだ。
<注釈>
(*1) くどい様だが平成23年からルールが変わっていないのならば、だが。(*2) 小隊の部と中隊の部で優勝した
第7師団広報紙「先駆」H25/10号から
http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/sakigake/H25-04.pdf
師団(師団長 陸賞 塩崎敏譽)は、平成二十五年十月七日(月)~十一日(金)までの間、北海道大演習場島松地区第一戦車射場において、平成二十五年度方面隊戦車射撃競技会を担任した。
本競技会は、現有装備の戦闘力を最大限に発揮し得る練度を維持するための訓練の一環であり、各師団・旅団・及び第1戦車群の射撃能力の向上を目的として行われ、第一機甲教育隊(静岡県駒門駐屯地)を含む八個部隊から四十六コ小隊が参加した。
師団隷下各部隊は、機甲師団としての誇り、機甲科隊員・部隊としての名誉を懸け、五日間の熾烈な戦いを繰り広げた。また、期間中は道内外から訪れた約六〇〇名の研修者が戦車射撃を目の当たりにし、正確・迅速な戦車の射撃とその迫力を肌で感じて、驚きの声を上げていた。
【連・大隊対抗の部】 準優勝 第七十二戦車連隊
【中隊対抗の部】優勝 第七十一戦車連隊 第一戦車中隊
【小隊対抗の部】優勝 第七十一戦車連隊 第一戦車中隊 第二小隊
第11旅団HPから
第11旅団広報紙「希望」H25.11号
http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/11d/kibou/kiboupdf/25/25.11.pdf
北部方面隊戦車射撃競技会
部隊対抗の部 第11戦車大隊 「第1位」 7個部隊中 師団時代から通算41年目の快挙
中隊対抗の部 第11戦車大隊 第1戦車中隊 「第2位」
小隊対抗の部 第11戦車大隊 第1戦車中隊 第1小隊 「第2位」
● 平成25年度方面隊戦車射撃競技会中隊・小隊対抗の部優勝 ●
第71連隊HPから
http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/hensei/team/71/71tk-syashin.html
第71戦車連隊(連隊長武田1佐)は、10月7日から11日(金)までの間、北海道大演習場第1戦車射場で実施された、平成25年度方面隊戦車射撃競技会に参加した。
第1戦車中隊長清野3佐が指揮する山中小隊は1172点、中村小隊は1332点の成績を上げ、全的命中プラス時間点で合計2504点の高得点を取り、中隊対抗の部16個中隊のトップになった。
更に、中村小隊は、小隊対抗の部でも46個小隊中第1位に輝き、12名の戦士は栄光のベストプラトゥーンキャップを授与され喜びを新たにするとともに、支えてくれた仲間や支援してくれた部隊に対し、感謝の言葉を述べていた。
第72連隊
第72連隊HPから http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/hensei/team/72/72tk_9.html
競技会風景写真のみ。表彰写真が無い事から、「第72連隊の優勝は無かった」と推定出来る(*1)。
【注釈】(*1) 正しく、「そんな事は書いていない」が、「妥当な推理」と言う奴だ。
以上の情報を総合すると・・・
H25年 北部方面隊戦車射撃競技会結果
90式戦車の部
部隊(連隊/大隊)の部(7個部隊参加)
優勝 : 第11旅団 第11戦車大隊
準優勝: 第72戦車連隊
優勝 : 第11旅団 第11戦車大隊
準優勝: 第72戦車連隊
中隊の部(16個中隊参加)
優勝 : 第7師団 第71戦車連隊 第1戦車中隊(2504点)
準優勝: 第11旅団 第11戦車大隊 第1戦車中隊(*1)
優勝 : 第7師団 第71戦車連隊 第1戦車中隊(2504点)
準優勝: 第11旅団 第11戦車大隊 第1戦車中隊(*1)
小隊の部(46個小隊参加)
優勝 : 第7師団 第71戦車連隊 第1戦車中隊 中村小隊(1332点(*2))
準優勝: 第11旅団 第11戦車大隊 第1戦車中隊 第1小隊
優勝 : 第7師団 第71戦車連隊 第1戦車中隊 中村小隊(1332点(*2))
準優勝: 第11旅団 第11戦車大隊 第1戦車中隊 第1小隊
【注釈】
(*1) 正確には、中隊は不明。(*2) H23年と同じルールなら、全弾命中で1100点満点。命中までの時間短縮でボーナスが付く。3位以下に終わった同中隊山中小隊のスコアは1172点。
凄まじいまでの大接戦
以上の記事から(今回新規情報は第7師団広報紙のみ)から、今年H25年の北部方面隊戦車射撃競技会の結果は、以下の通りと判る。これで、90式戦車の部 優勝・準優勝は全部わかった訳だ。
即ち、90式戦車の部 部隊(連隊・大隊)の部準優勝は、小隊の部と中隊の部では優勝した第71戦車連隊では無く、第72戦車連隊であり、
〉小隊の部でも中隊の部でも3位以下でありながら大隊もしくは連隊の部では2位に入った
事が確認された、訳である。
なんともはや。言葉を失うほどの凄まじい大接戦ではないか。
いや、大接戦である事もさることながら、上掲第72連隊HPには「競技会風景写真のみ。表彰写真が無い」事に、「部隊(連隊・大隊)の部準優勝」に「終わってしまった悔しさ」を見るのは、私(ZERO)だけだろうか。ああ、無論、「そんな事は文言として書かれては居ない」のであるが。
さらには、その「競技会風景写真のみ。表彰写真が無い」事に垣間見える「悔しさ」に、「第72戦車連隊魂」とも呼ぶべき矜持とか、心意気とか、執念とかを感じるのも、私(ZERO)だけだろうか。
ま、私(ZERO)だけであろうとも、別に構わない。
第72戦車連隊に、左様な「第72戦車連隊魂」があるならば、これ幸いであり、私(ZERO)はその「魂」を知る者の一人(*1)、という事言になる。
第72戦車連隊に、左様な「第72戦車連隊魂」が無いならば…これは確かに我が国防上は残念な事(*2)ではあるが、それでも「第72戦車連隊魂」と言う幻想・幻影が「北部方面隊戦車射撃競技会」を盛り上げるスパイスである事は、間違いない。
何れにせよ、大したものである。我らが、陸上自衛隊。
<注釈>
(*1) 左様な「魂を知る者」が少数派であるならば、少々残念ではあるが。(*2) それは「第72戦車連隊の士気と練度」が、「"第72戦車連隊魂"を感じた私(zero) の期待」程では無い事を意味する。
だからと言って、決して「低い」とは、思わないが。