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  久しぶりなので、新ためて強調して置こう私は、我が国の捕鯨を全面的に支持している。我が国の捕鯨産業は、手漕ぎ小舟による沿岸捕鯨であった頃から連綿と続く伝統産業であるし、鯨肉は、殊に大東亜戦争敗戦直後の我が国食糧事情を救った救世主だ。鯨肉がかつて我らを救ったぐらいであるから、鯨類に対する感謝と敬意ならば如何なる反捕鯨団体にも勝るとも劣らないと自負しており、それ故に「鯨類絶滅」に至るような乱獲には断固反対する。
 だが、現状の鯨類資源は安定供給可能である事が科学的データで証明されており、継続可能な捕鯨である限り、捕鯨を続行し、鯨肉を食用に供し、その他の骨だの髭だのを工芸品材料とするのに、何の遠慮も要る筈がない、と考えている。調査捕鯨が「形を変えた商業捕鯨」であろうとも(※1)鯨に「知性があろう」とも(※2)「鯨以外に食べられるものがいくらもあろう」とも(※3)私の捕鯨支持は小揺るぎもしない。

 翻って、「反捕鯨団体」だの「環境保護団体」だの自称しているシー・シェパードの奴バラは、環境汚染物質である酪酸をばら撒いたり(※4)充分に殺傷能力のあるボウガンを射かけてきたり(※5)、アイセーフとは全く信じられないレーザー照射をしたり、終いには「バイオ燃料で世界一周」と言う偉業を為した船舶史に残すべき高速艇「アディ・ギル」号で体当たり攻撃を掛けて同船を大破させた上に洋上投棄して見せた(※6)「反捕鯨」を標榜するテロ集団である(※7)。ああ、先の東日本大震災とその後の津波による被害に対し、これを寿ぐ詩を作って公開した事も、忘れてはいけないな(※8)。あの時私Zeroは、久々に、「冷たい怒り」なんて感情を、それも直接には逢った事も無い相手に抱けると言う、貴重な体験をさせてもらったんだから。ついでに言えば、今でもその事を思い出すと、「腹の底が凍てつくような」怒りを覚えるぐらいだ。

 さて、そんな自称「反捕鯨団体」たる洋上テロリストどもシー・シェパードが、今シーズンも我が捕鯨船団を妨害しているとのニュースが報じられて居る。


<注釈>

(※1) 名目は何でも良い。問題は鯨類の捕獲数が妥当かどうかで、妥当である限りは形なんざ私の知った事ではない。

(※2) 牛や豚や鶏には「知性が無い」と言うのだろうか。よし鯨類が牛・豚・鶏よりも「高い知性」を有するとしても(大差があるとは到底思えないが)、ならば食用に供してよい知性と言うのは何処で決まるのか?それ判定基準以下の知性ならば、人類を食しても良いのか? 

(※3) それは非常にありがたい事で、敗戦直後の厳しい食糧事情を我が国が脱して久しいと言う事であるが、「捕鯨そのものを全面的にやめる」理由にはならない。 

(※4) 彼奴等はその酪酸を「有機体起源だから害は無い」と称している。それならば、自らその酪酸を被って見せるべきであるし、ついでにハブとコブラと百歩蛇に噛んでもらって「有機体起源物質の無害性」を証明して見せるべきだろう。クレオパトラが、少なくとも伝説上どうやって自殺したか知らないのは、彼奴等の勝手だ。 

(※5) そのボウガンの持ち込みは「暴力的だからシー・シェパードの理念人反する」と、白髭だるまのカンガルー船長(国際指名手配中)は一時期認めていた。その後、「それは法廷戦術だった」と抜かしたから、「シー・シェパードは非暴力で抗議する」と言うのは、嘘だと自白・公言して居る訳だ。
SS、ベスーン被告を除名「弓矢持ち込み、容認できず」




(※7) さらには、これら洋上テロを「暴力的ではない」とあれこれ屁理屈をこねて称している連中である。 




.転載開始=========================================


シー・シェパード抗議船、調査捕鯨船と再び衝突
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2931094/10352873
2013年02月26日 12:25 発信地:シドニー/オーストラリア

【2月26日 AFP】(写真追加)日本の調査捕鯨船団の母船「日新丸(Nisshin Maru)」と反捕鯨団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)の抗議船が25日、南極海(Southern Ocean)で接触した。

同団体の創設者で、現在はコスタリカでのサメ漁に関して国際刑事警察機構(ICPO、インターポール、Interpol)から国際手配されているポール・ワトソン(Paul Watson)容疑者は、抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号」の船上からAFPの取材に応じ、日新丸がシー・シェパードの抗議船「ボブ・バーカー(Bob Barker)号」にぶつかってきたと述べた。

一方、日本鯨類研究所(Institute of Cetacean Research)はウェブサイト上で、日新丸が補給船から給油を受けようとしていたところ、両船がシー・シェパードの抗議船3隻から体当たりなどの妨害を受けたと発表している。乗組員にけがはなかったという。

南極海では先週にも、シー・シェパードの抗議船と日本の調査捕鯨船との衝突が起きている。(c)AFP


=================================転載完了
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屈するな!我が捕鯨船団。


 報じられるとおり、我らが捕鯨母船「日新丸」に、SSの奴バラがまたぞろ体当たり攻撃を掛けてきたそうだ。今度は軽量を旨とする木造船・Ady Gill号と違って丈夫なフネ、恐らくは鋼製船体であろう「ボブ・バーカー(Bob Barker)号」を使ったから、大破・洋上投棄・沈没と言う事態は免れているらしい。奴ら、新型のトリマラン船を手に入れていたはずだが、お馴染みの「ボブ・バーカー(BobBarker)号」をつかっているのは、「Ady Gill号の教訓」を活かしたモノか。それにしても仰々しいシャークティース=鮫口まで描き、南極海に適して居そうな迷彩まで施して(※1)、体当たり攻撃する気が外観からも溢れているなSSめ。

 そのくせ、

1>  国際刑事警察機構(ICPO、インターポール、Interpol)から国際手配されているポール・ワトソン(Paul Watson)容疑者は、
2> 抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号」の船上からAFPの取材に応じ、
3> 日新丸がシー・シェパードの抗議船「ボブ・バーカー(Bob Barker)号」にぶつかってきたと述べた。

と主張できてしまうんだから、図々しい奴は図々しいもんだ。尤も、SSの図々しさは既に散々見せつけられ、記事にもした所であるが。

 先のAdy Gill号の体当たり攻撃の際もそうだったが、我が捕鯨船団にはSSの洋上テロ船・奴らの言う「抗議船」に体当たり攻撃を掛けて沈めるだけの動機なぞ、殆ど無い。ソリャ酪酸弾は打ち込んでくるわ、ボウガンは射かけて来るわ、ウッカリ目にあたると視覚に障害が残る怖れさえありそうなレーザーは照射するわ、スクリュー破損を狙って網だか鎖だかを投げ込んで来る洋上テロ船相手に、「思い余って、体当たり」と言うのは、一応考えられる(※2)。が、我が捕鯨船団は、酪酸弾で負傷者が出ても、体当たり攻撃を食らっても、接舷斬り込みを喰らっても、驚異的な忍耐力を発揮して、放水と侵入者の身柄拘束以外の対抗策は従来取って来ていない。その輝かしい実績が、上記3>のSS主張に対する疑義を大いに高めているし、仮に本当に(※3)「日新丸がSSテロ船に体当たり攻撃を掛けた」のならば、その正当性を担保していよう。

 我が捕鯨船団よ。洋上テロに屈することなく調査捕鯨を続行すべし。

 資源としての鯨類を保護し、乱獲ではない継続可能な捕鯨を実施する事は、理性と知性の仕事であって、情緒や狂信の仕事ではないのだから。


<注釈>

(※1) 戦時でもない限り、民間船舶に迷彩を施す事は無い。迷彩で視認性を低下させることは、衝突の危険を増すのだから、当然だな。 

(※2) 私が捕鯨船団の船長だったら、体当たりどころか捕鯨砲の射撃を命じるだろう事は、想像に難くない。 

(※3) SSの主張通りに