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 「石原都知事が次の衆院選挙へ向け、新党をた立ち上げるために辞職した。」と言うのは、私にとっては朗報と思える。石原氏の言動は「過激」とか「右翼」とか言われ、「極右」と言う奴バラも居るが、尖閣諸島の購入と地上設備建設計画を含めて「根っからの、殆ど生まれつきの右翼」たる私からすると首肯できるものが多い。それゆえ、今度の新党発足にも期待したいところだが、自民党との連携は考えず、橋下維新との連携は公言しているから、不安材料があるのも確かだ。

 だが、私とは「宗教が異なる」東京新聞からすると「不安材料がある」所では済
まないらしく、こんな記事に仕立て上げている。


転載開始=========================================

【東京】市民団体 「人の痛み分からない」 「都政より国政なのか」
2012年10月26日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20121026/CK2012102602000115.html?ref=rank


知事選の度に圧倒的な人気で当選してきた石原氏。しかし、石原都政に厳しい視線を注ぐ市民の中には、辞職を歓迎する声もある。任期途中の辞職に、都政課題などに取り組む市民団体らはどう感じたのか。

横田基地の騒音被害を訴える住民グループ代表の大野芳一さん(73)は「唐突な感じ」と驚く。大野さんは、騒音被害を軽く見た知事の発言を受け、二十三日に都庁を訪れ、抗議したばかり。石原氏が意欲的だった横田基地の軍民共用空港化には「飛行回数が増加し、騒音被害が広がりかねない。反対を続ける。次の知事になる人には、共用化や騒音被害の解消にどういう立場で臨むのか、公開質問状を出すことも考えたい」と話す。

食品の放射性物質濃度を調べる「市民放射能測定室」を八王子市で運営する西田照子さん(65)は「人の痛みが分からない知事。やめてもらってありがたい」と歓迎する。

調べた食品は一月の開設以来、一千件を超す。今月持ち込まれた静岡県産のキノコからは、一キログラム当たり五百ベクレルの放射性セシウムを検出したという。「福島原発事故から一年半たった今も、何が汚染されているか分からない」と憤り、原発推進を求める石原氏を強く批判した。

武蔵野市吉祥寺南町の主婦で市民団体「むさしの憲法市民フォーラム」事務局世話人を務める西村まりさん(73)は「都政より国政が大事ってことなんでしょうけど、請け負った職務を任期途中で放り投げるのは都民への裏切りと思う。ただ、個人的には石原さんが去られることを歓迎します。教育や東京外郭環状道路への対応を見ても、弱者の思いが分からない冷たい人だった」と話した。

府中市を中心に朝鮮文化を伝える市民団体「チマ・チョゴリ友の会」代表の松野哲二さん(63)は「日中関係が険悪になったのは、石原知事が尖閣諸島の都有化を言い出したことがきっかけ。右翼的ナショナリズムに火を付けて自分の票につなげようとするなら、都政の私物化だ」と語気を強めた。



=================================転載完了

人選からして凄まじいな・・・


 さて、如何だろうが。

 所謂「街の声」報道の一種だろう。かつてのテレビ報道番組によくあった、特定事件に対する「街の声」と称して放送局・マスコミに都合の良い「声」を放映し、あたかも世間一般・大多数がその「街の声」が代表しているかの如く報じる手法。「5歳の女の子の声」まで取り上げた沖縄タイムスには呆れたばかりだ(*1)。が、何しろ、東京新聞が今回「集めた」「街の声」を発するぶれたるや・・・・

(1) 横田基地の騒音被害を訴える住民グループ代表の大野芳一さん(73)

(2) 食品の放射性物質濃度を調べる「市民放射能測定室」を八王子市で運営する西田照子さん(65)

(3) 市民団体「むさしの憲法市民フォーラム」事務局世話人を務める西村まりさん(73)

(4) 朝鮮文化を伝える市民団体「チマ・チョゴリ友の会」代表の松野哲二さん(63)

 そりゃ、ま、記事のタイトルからして「市民団体 「人の痛み分からない」「都政より国政なのか」」であるから、「街の声」と言っても「市民団体の声」に違いなく、「市民団体」と言うのは「一般市民の集団」と言うより「プロ市民の集まり」であるから(敢えて断言)、こうなる事は「端から明らか」である。また「端から明らか」だからこそ、無名の一市民の声ではなく「市民団体の声」を東京新聞は集めたのだろう。

 従って、当該東京新聞記事は、捏造記事とも偏向報道とも言い難い。報じられているのは「事実」であろうし、各市民団体名も公表され、尚且つ当該記事タイトルに「市民団体」と明記しているから。

 だがしかし、報道記事としてはどうかと思うぞ。団体名からして石原都知事に批判的であることが明らかな「市民団体」集めて、石原批判を「報じるだけ」と言うのは。社説では期待と懸念相半ばみたいな玉虫色の事主張して居る(*2)のだから、尚更だ。



<注釈>

(*1) 「街の声」って誰の声?―沖縄タイムスがオスプレイ配備で報じる「街の声」   http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/37582679.html

(*2) 【東京社説】石原新党 政策本位の第三極に  2012年10月26日