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当ブログが多くのものに対し批判的な「辛口」であることは衆目の一致するところだろう。その批判対象は多岐に渡るが、一部では人気らしい橋下大阪市長も「大衆迎合政治家」としてさんざん批判の対象としている。
とは言え、そんな橋下大阪市長に対しても、同意できる点、賛同できる点はある。震災ガレキを大阪市に受け入れるというのは、人間として当たり前のことながら、それすら出来ない輩が地方自治体首長を初めとして数多あるのだから、誉めない訳には行かないだろう。その昔、「福島県産の橋桁から放射性物質が検出された」として騒ぎやぁがった事は忘れないが、震災ガレキ受入れと言うのは正しい選択である。
山本太郎なる、冗談みたいな芸名の芸人は、昨今反原発を売り物にしているらしい、としか知らない。ソリャ我が国の首相が「脱原発」を掲げて政権延命を図ってしまうぐらいなのだから、脱原発人気にあやかる芸人がいても不思議はなかろう。もっとも、そんな脱原発人気を当てにするような芸人では、所詮ロクな芸人ではあるまい、と考えるが、何しろ「脱原発人気にあやかっている」事しか知らないものだから、その芸がどんなモノでどの程度のモノか私は全く知らないし、知ろうとも思わない。ま、何の人気に肖ろうが芸人の勝手だが、かくも人非人な主張を公言するようでは、人非人の間での人気しか得られそうにないぞ。
転載開始=========================================
【激動!橋下維新】
「橋下!辞めろ」怒号、場外では山本太郎さんシュプレヒコール…震災がれき受け入れ説明会
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120830/waf12083021340022-n1.htm
2012.8.30 21:29 (1/2ページ)[地震・防災]
参加者からの質問を受ける大阪市の橋下徹市長(中央)と大阪府の松井一郎知事(右)=30日、大阪市北区
東日本大震災で発生した岩手県の可燃がれきの受け入れを決めた大阪市の橋下徹市長は30日、市中央公会堂(同市北区)で、市民向け説明会を開催した。市と協力してがれき処理にあたる大阪府の松井一郎知事も出席。2人は、住民が不安視する放射性セシウムの影響について安全性を強調して理解を求めたが、「安心できるわけがない」と声を荒らげる参加者もいた。
市は最終処分場がある此花区でこれまでに住民向け説明会を3回開いたが、全市民を対象にした説明会は初めて。府市は8月、岩手県宮古地区のがれき最大3万6千トンを受け入れることで同県と合意している。
説明会には約440人が参加。妨害行動に備え、会場内外に警察官らが配置され、入場前に手荷物検査も実施。しかし、説明内容に不満を示して橋下市長に走り寄った男性が制止されたほか、辞職を求めて「辞めろ」という掛け声が始まるなど会場は騒然とした。
橋下市長が反撃「『お前』呼ばわり、筋合いない!」
府市の職員は受け入れるがれきのセシウム濃度を、健康への影響が無視できる1キロあたり100ベクレル以下と定めたことなどを説明。橋下市長も「被災地をサポートしたい。専門家を交えて安全基準を作成したので信頼していただきたい」と理解を求めた。
一方、会場周辺では俳優の山本太郎さんら数十人が横断幕を広げ「放射線から子供を守れ」「汚染を広げるな」などと抗議したが、大きな混乱はなかった。
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人非人の主張に、耳を貸す必要なし
さて、如何だろうか。
まずは、以前記事にもしたが(*1)、「震災ガレキ受入れ反対者」を私が「人非人」と断じる理由をお浚いして置こう。
(1) 震災ガレキに人体に悪影響を与えるほどの放射性物質が含まれているならば(*2)、その震災ガレキを未だ大量に抱える被災地は「震災瓦礫処理を受け入れる」被災地以外の地方よりもはるかに深刻な放射線環境下にある筈だ。
(2) 「震災ガレキ受入れ反対」と言う主張は、すでに地震と津波と言う大災害をこうむっている被災地・被災民にさらに上記(1)の「恐るべき放射線環境」を強制しろ、と言う主張である。
(3) 上記(2)の主張は、以下のいずれかを主張して居るのでない限り成立しない。
①被災地は無人地帯として放棄しろ
②被災地の被災者は皆死ね
③被災者の事なんぞ全く考えるな
(4) 上記①~③はいずれも非人道的と言ってよいほど残虐ないし利己的である。従って震災ガレキ受入れ反対者は「人非人」として非難糾弾されるべきである。
以上の通りであるから、いかに数が多かろうが、声が大きかろうが、芸人を担ぎ出そうが、「放射線が怖いから震災ガレキ受入れ反対」などと抜かす奴バラの言葉には、耳を貸す必要なんざぁ全くない。説明会開きました、以上、御終い、で沢山なのである。
1〉 会場周辺では俳優の山本太郎さんら数十人が横断幕を広げ
2〉「放射線から子供を守れ」「汚染を広げるな」などと抗議した
(1)「放射線から子供を守れ」
被災地の被災者には子供なんていないと思っているのだろう。それ以前に、被災者を人間扱いしていないのだから、ここで言う「子供」に「被災者としての子供」は含まれないのだろう。上記①~③のどれを考えているのか知らないが上記①ならば「被災者全員疎開」を主張して居るのだし、上記②ならば「被災者全員死亡」を望んでいる訳だから、受け入れ拒否した震災ガレキの放射能によって「被災者全員死亡」と言う事態を促進しているのであろう。
(2)「汚染を広げるな」
これもまた、「被災者全員疎開」或いは「被災者全員死亡」を促進する手段としては「正しい」と言う事だろう。
だが、そんな人非人の主張に耳を傾け、人非人な政策=震災ガレキ受入れ拒否を実施するのは非人道的である。
なおかつその人非人どもの主張には科学とは対極の狂信と妄想しかない。即ち、「震災ガレキ受入れ拒否」と言うのは単に非人道的であるばかりでなく、理性と知性の敗北ですらある。
理性と知性が常に勝つとは、残念ながら限らない。事実、未だ震災ガレキを受け入れない自治体は数多ある。
だが、人類が人類である限り、理性と知性を勝たせるべきだ。況や、非人道的な狂信になぞ屈するべきではない。
石原都知事率いる東京都が真っ先に震災ガレキ受入れを表明し、これを実行したことは、理性と知性の勝利に対する光明である。橋下大阪市長と言う実に胡散臭い首長が震災ガレキ受入れを表明し続けていることは、「光明」と言えるほどのモノとは思えないが、朗報ではあるに違いない。
逆に言えばそれは、震災ガレキ受入れ反対者と言う人非人共に対する、凶報でもある。
<注釈>
(2) 原水禁に対する公開質問状―「震災がれき」をどう始末する心算か http://www.blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/36720672.html(*2) 上掲記事の通り、震災ガレキ受入れ反対論じゃは左様主張して居る訳だが