しかとは断言しかねるが・・・・

 銃身からフレームにかけては妙なオレンジ色をしているから、実銃ではなく競技用のモデルがンとか玩具である可能性も十分にある。盛大な硝煙(*1)に隠れて回転式拳銃とも断言しかねるほどであるが、銃身に平行に走る黒い部分は独特のエジェクターロッド(*2)のように見えるし、ハンマーの形も毎度御馴染みの形と思える。こいつは「西部を征服した銃」「西部劇の必需品(*3)」「警部マクロードの愛銃(*4)」Colt Single Actuion Army45、通称「ピースメーカー(略称 ピーメ)」「モデルP」「シビリアン/フロンティア/キャバルリー」「シックスシューター」等などなど、ではないか?
 
 喩えこの銃が、「競技用の玩具」であったとしても、コルトSAAをモデルにした玩具である可能性は高い。
 
 



<注釈>
(*1) 恐らくは、音ばかりでなく視覚=光でも合図を伝える為 

(*2) レンコン型弾倉から1発づつ薬夾/実包を押し出す為に操作する棒。装填/排夾のために銃の右側面にあるローディングゲートを開いて、1発づつ装填/排夾するのがコルトSAAの一大特徴だ。 

(*3) と言うより、コルトSAA45が登場しない西部劇と言うのさえ数えるほど。メル・ギブソンの「パトリオット 」が独立戦争時代を描いてコルトSAAは登場しない、が・・・「西部劇」と呼んで良いかどうか。 

(*4) 「西部劇の必需品」であるから、コルトSAAを愛銃とする登場人物には事欠かない(と言うより、主人公がコルトSAA45を使わない西部劇でさえ数が知れている。「ペイル・ライダー」「シノーラ」のクリント・イーストウッドと、「殺しが静にやってくる」ぐらいか)が、現代ニューヨーク市警警部の愛銃となると、話は別だ。