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 一言で言えば、東日本大震災最前線物語である。最前線として取り上げられるのは、福島第一原発へ放水する自衛隊員達であり、地震と津波で寸断された道路網を「啓開」する道路公団であり、自衛隊史上最大の十万人動員体制を可能とし、それを維持する兵たんを担った防衛省である。
 彼ら(一部女性を含む)自衛官、警察官、公団員、それに民間人達の目映いばかりの輝きである。
 無論、東日本大震災及び福島原発事故に於いても反省すべき点、改善すべき点はある。本書の中にも放水に当たる自衛隊員に対しろくに情報を提供しない東電社員が描かれる。
 反省すべき点は反省すべきだし、改善すべきは改善すべきだ。
 だが、誇るべきモノは誇るべきであり、我等日本人には、幸いにも誇るべきものがあまたあるのだから。