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いや、国共合作がベストだろう

 さて、如何だろうか。
 
 率直に言って、私とは意見を同じうする事多々ある産経の記事だが、前者①の記事はいただけない。「国民の生活が第一党」と言うネーミングを批評する記事だが、「コピーライター」や「若手選挙プランナー」に意見を聞いたところで、皮相的な答えしか出てくるわけが無い。未だ批判的な意見だから、それらしく聞こえるが、これが絶賛であったらみっともなくて読んでいられない記事になったろう。まあ、産経のことだから、小沢新党のネーミングを非難しそうな評者を選んでいる公算大であるが。
 
 後者②は産経の名物記者とも言うべき「阿比留瑠比」氏の記事。我が敵・小沢一郎の過去の言動を振り返り、特に消費税を巡る議論の支離滅裂振りを指摘する。返す刀で小沢新党が掲げる「消費税増税反対」「脱原発」が社民党と共通する事や、小沢一郎自身に左翼的傾向があることを取り上げ、「社民党との合流」を提案する記事。無論、「阿比留瑠比」氏の記事であるから、「社民党との合流」は、痛烈な皮肉であろう。「新党の先細りを避けるためにも」と言う追加の合流理由が、その皮肉を一層痛烈にしている。
 
 が・・・「阿比留瑠比」氏は皮肉として「小沢新党(党名省略)の社民党との合流」を上掲②記事で提起して見せたが、あながち「単なる皮肉ではあるまい」と言うのが私の意見であり、当記事のタイトルであり、本章の章題にしたところ。
 
 即ち、「消費税増税反対」と「脱原発」と言う、「今掲げれば票になりそうな二枚看板」を掲げているのは社民党ばかりではない。最近人気好調な地方政党たち、河村名古屋市長の「減税日本」は前者に同意しそうだし、橋本市長の「大阪維新の会」も機会を捉えて「脱原発」を唱えている。ま、後者の方は、関電株主総会で株主提案だけしたりするなどパフォーマンスには余念が無いが、実効の程はほとんどないのであるが。
 
 さらに実効の程は全くないが、声ばかりは大きく「消費税増税反対」と「脱原発」と唱えているのが、共産党である。
 
小1>  「社民党票は創価学会の票より固い。しかも、自民党と同じで地方ほど強い」
 
と、我が敵・小沢一郎は社民党を評価するそうだが、「地方ほど強い」は地方によりそうだが、「票が固い」と言う点では共産党の方が社民党よりも、固いし多いだろう。従って、「多分最後の小沢新党」国民の生活が第一党の連携相手としては、共産党の方が魅力的だろう。
 
 で、タイトルに戻るわけだ。
 
 「国民の生活が第一」党では党名が長い。略称が当然要るだろう。「第一党」では少々都合が悪いし(*1)、「国生党」や「国活党」「国一党」「生一党」、何れも訳がわからない。
 
 普通に考えれば、「国民の生活が第一党」の略称は「国民党」だろう。中華民国に同盟の党が大分先輩であるが、我が国に「国民党」はないのだから不都合はない。
 
 で、「国民の生活が第一党」の大先輩たる中華民国の国民党は、未だ大陸に居た頃に中国共産党との共同戦線「国共合作」を2次に渡って実施している。自称「人民解放軍野戦司令官」たる「我が敵」・小沢一郎としては、看過すべからざる歴史的事実(*2)であろうが。
 
 如何に、我が敵・小沢一郎。
 

<注釈>

(*1) 「野党第一党」とか「保守第一党」とか、一般名詞として「第一党」を使う為。 
 
(*2) で、最終的には第二次国共合作も破れ、中国国民党は中国共産党に拠って大陸から台湾へと追われるのだが。