応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
お気付きの方も多かろうが、当ブログでは、このほど新党「国民の生活が第一党」を発足させた小沢一郎に対し、「我が敵」と言う定冠詞を奉っている。それも随分前からで、当ブログが小沢一郎に対し宣戦布告を為して(*1)以来だ。
同宣戦布告に於いて、その勝利条件を、「小沢一郎の政治的無力化」とした。彼奴が未だ「民主党の黒幕・豪腕政治家」として君臨していた頃だから、絶望的とは言わぬまでも「目も眩むような高い目標」であった事は認めよう。
その「我が敵」小沢一郎の政治的影響力、即ち「敵兵力及び戦勢」を評価するならば、前民主党党首にして恐るべき事に前首相である菅直人と「民主党党首選」にて民主党党首の座、即ち(*2)我が国首相の座を巡って一騎打ちした頃がピークであったようだ。その党首選に勝利した菅直人が、その後も酷くしつこく首相の座にありながら支持率も影響力も低下させ続けたのに対し、党首選に敗れた「我が敵」小沢一郎は大した巻き返しも出来ぬまま、遂には「民主党を割って」50人ほどの議員で新党を結成した、そうである。「対立する主張が明確になる」と言う利点はあるのだろうし、「消費税増税反対」と「脱原発」さえ唱えていれば「次の選挙には勝てる」と言う読みなのかも知れないが、前者は河村名古屋市長の「減税日本」ほどの首尾一貫性も整合性も無いし、後者は管直人の政権延命策の焼き直し。ま、民主党とは異なって、今度の新党では綱領を真っ先に作るそうだから(*3)、「具体的に何をどうしたいか」は早晩示される、筈ではある。
さはさりながら、これで「旗幟を鮮明にした(*4)」我が敵・小沢一郎だが、先の衆院選挙で「念願」だった筈の「政権交代」の立役者となり、あわや首相の座も指呼に見えていた頃に比べると、その政治的影響力低下は隠れも無い。和子夫人との離婚騒動や、その一環としての「放射能恐怖症」暴露がなかったとしても、「我が勝利」が近づいた事は確かであり、これは寿いでよかろう。
それにしても「多分最後の」小沢新党。その党名を「国民の生活が第一」党とは、我が敵・小沢一郎当人が選んだのだと言うから、瀕すりゃ鈍すと言うか、良い加減新党名のネタが尽きたと見るべきか・・・
その小沢新党「国民の生活が第一」党の発足を受けた産経記事を下掲した。
同宣戦布告に於いて、その勝利条件を、「小沢一郎の政治的無力化」とした。彼奴が未だ「民主党の黒幕・豪腕政治家」として君臨していた頃だから、絶望的とは言わぬまでも「目も眩むような高い目標」であった事は認めよう。
その「我が敵」小沢一郎の政治的影響力、即ち「敵兵力及び戦勢」を評価するならば、前民主党党首にして恐るべき事に前首相である菅直人と「民主党党首選」にて民主党党首の座、即ち(*2)我が国首相の座を巡って一騎打ちした頃がピークであったようだ。その党首選に勝利した菅直人が、その後も酷くしつこく首相の座にありながら支持率も影響力も低下させ続けたのに対し、党首選に敗れた「我が敵」小沢一郎は大した巻き返しも出来ぬまま、遂には「民主党を割って」50人ほどの議員で新党を結成した、そうである。「対立する主張が明確になる」と言う利点はあるのだろうし、「消費税増税反対」と「脱原発」さえ唱えていれば「次の選挙には勝てる」と言う読みなのかも知れないが、前者は河村名古屋市長の「減税日本」ほどの首尾一貫性も整合性も無いし、後者は管直人の政権延命策の焼き直し。ま、民主党とは異なって、今度の新党では綱領を真っ先に作るそうだから(*3)、「具体的に何をどうしたいか」は早晩示される、筈ではある。
さはさりながら、これで「旗幟を鮮明にした(*4)」我が敵・小沢一郎だが、先の衆院選挙で「念願」だった筈の「政権交代」の立役者となり、あわや首相の座も指呼に見えていた頃に比べると、その政治的影響力低下は隠れも無い。和子夫人との離婚騒動や、その一環としての「放射能恐怖症」暴露がなかったとしても、「我が勝利」が近づいた事は確かであり、これは寿いでよかろう。
それにしても「多分最後の」小沢新党。その党名を「国民の生活が第一」党とは、我が敵・小沢一郎当人が選んだのだと言うから、瀕すりゃ鈍すと言うか、良い加減新党名のネタが尽きたと見るべきか・・・
その小沢新党「国民の生活が第一」党の発足を受けた産経記事を下掲した。
<注釈>
(*1) 小沢一郎に対する宣戦布告 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/31419361.html http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/31419375.html(*2) これまたおそる可き事に。否、忌む可き事に、かな。(*3) その割には、新党旗揚げと同時に発表されるとされた綱領が見当たらないんだが。探し方が悪いのかな。(*4) と言うよりは、「次の選挙で勝ちやすくした。少なくともそれを期待した」であるような気がしてならないが
転載開始=========================================
①【小沢新党】「語呂悪い」「連呼はしやすそう」…専門家の反応は?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120711/stt12071121550019-n1.htm
2012.7.11 21:54
新党結党大会で、「頑張ろう」三唱を前にマイクを手にする小沢一郎新代表(中央)=11日午後、東京・永田町の憲政記念館(酒巻俊介撮影)
民主党を除籍となった小沢一郎元代表が11日、新党を立ち上げた。名称は「国民の生活が第一」。民主党時代から唱え続けたスローガンをそのまま党名に選んだ格好だが、選挙への影響、国民への浸透力はどうなのか。
「ネーミングの成功法則」などの著書があるコピーライター、岩永嘉弘さん(74)は「理念をそのまま政党名とするという姿勢はすごくいい」と評価しつつも、「語呂が悪く、覚えにくい」と一刀両断。
理念を社名とした例では、「クラシエ」(暮らしへ)などがあるとしたうえで、「普通は短く、呼びやすくするものだが、『国民の…』はとにかく長い。呼びにくい、書きにくいとなれば、国民への定着は難しいのでは」と分析した。
若手選挙プランナーの松田馨さん(32)は「もともとがスローガンなだけに選挙で連呼はしやすそう」とする一方、「国民からみれば、『国民の生活』より『政局』が第一なんじゃないの、という気持ちなのでは」と辛口だ。
小沢氏は消費増税反対や反原発を政策に掲げるが、「第三極っぽさがなく、民主・自民の批判票の受け皿となれるかというと微妙」と分析。「いま選挙をすると小沢さん以外、だれもいなくなっちゃうかも」と冗談めかした。
結党大会での小沢氏のあいさつによると、党名は支持者から寄せられた数百の候補を参考にしたが、「『これだ!』というのが難しく」(小沢氏)、自らの独断で決めたという。
②【政論】小沢氏、いっそ社民と合流を 鳩山氏は公私混同の擁護繰り返す
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120712/stt12071208070004-n1.htm
2012.7.12 08:02 [国民の生活が第一]
新党結党大会で代表に決まり、あいさつする小沢一郎新代表=11日午後、東京・永田町の憲政記念館(酒巻俊介撮影)
今さらながらに鳩山由紀夫元首相の慧眼(けいがん)ぶりに驚く。鳩山氏は小沢一郎氏が民主党を割って新党を結成した今日の事態を見通していたかのように、平成11年2月の夕刊フジのコラムでこう述べていた。
「結局、小沢氏が5年前に自民党を飛び出したのは自民党内の派閥内や権力闘争に敗れて飛び出しただけで、国民にそれを悟らせないために『政治改革』の旗を掲げていただけ」
見せかけの反増税
今回も事の本質は変わるまい。小沢氏は野田佳彦首相との権力闘争に敗れ、民主党に残っても主導権は握れないと考え離党したのだろう。小沢氏が掲げる消費税増税反対はたとえその主張に一定の「理」があっても、結局はただの目くらましだとしか映らない。
政権交代後わずか3カ月余の21年12月、公約のガソリン税の暫定税率廃止について「現状維持が国民の声だ」として鳩山氏に撤回させたのは小沢氏だ。自身が代表時の19年秋には、「消費税を増税しよう」と言って自民党に大連立を持ちかけていたではないか。
「公約は膏薬(こうやく)。貼り替えれば効き目が出る」
これが小沢氏の口癖であることは、永田町では広く知られる。そんな小沢氏の離党について、かつて自民党を一緒に飛び出した渡部恒三民主党最高顧問は「これで終わりだろう」とそっけない。藤井裕久党税制調査会長も「すっきりした。決別だ」と突き放した。
「考え方にひかれた方々がいつしか小沢さんに対して距離を置くようになってしまう。ゴールにたどり着くためのプロセスに欠陥があるんじゃないか」
鳩山氏は9年11月の読売新聞インタビューではこう喝破していた。実際、小沢氏が直近につくった新党、自由党の結党メンバーで今回も行動をともにしたのは東祥三幹事長1人だけだ。
もっとも鳩山氏は政権交代後には、「小沢氏に首相にまで導いてもらった。恩返しをすべきだ」などと公私混同の小沢氏擁護を繰り返しているが…。
輿石氏よりも「左」
「これから協力をお願いするかもしれない。よろしくお願いします」
小沢氏は4日の離党表明後、社民党の又市征治副党首を訪ねてこう要請した。社民党幹部も「消費税、原発再稼働、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、沖縄…と考え方は一緒だな」と連携に意欲的だ。
思えば15年9月の自由党と民主党の合併後、小沢氏が最初に接近したのが党内の旧社会党系議員のボス、横路孝弘衆院議長だった。
小沢氏は横路氏との間で「自衛隊の海外派遣に歯止めをかける」「憲法9条に基づく専守防衛に徹する」などとうたう合意文書に署名し、旧社会党グループを足掛かりに党内基盤を固めていった。
「話していると小沢さんの方が『左』に思える」
やはり旧社会党出身の輿石東幹事長も周囲にこう漏らす。小沢氏は民主党を離れたことで「虎の子」の連合票を失ったが、一定の解決策はある。ヒントは自由党党首時代、産経新聞のインタビューでこう語っていたことだ。
「社民党票は創価学会の票より固い。しかも、自民党と同じで地方ほど強い」
ならばいっそ、新党の先細りを避けるためにも、政治理念や思想信条が近い社民党と合流した方が分かりやすい。(阿比留瑠比)
=================================転載完了