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実は造反しながら離党届を出していないのは、17名+2名である。鳩山由紀夫含む
さて、如何だろうか。
真っ先に注目されるのは、なんと言っても小沢一郎が取りまとめた筈の離党届を否定して見せた、辻と階だろう。辻にせよ、階にせよ、その科白が妙である、と思わせたのが上掲記事②及び③である。
階1> 「了解なく提出された。党にとどまる」
辻1> 「離党を最終決断していない。党に留まり小沢先生の大義を生かすよう力を尽くしたい」
私は「離党届」と言うのがどんな書面か知らない。が、それが「離党を届けるもの」である以上、相応に重みも権威もあるものであることは間違いようがない。事実、上掲記事④に自民党・茂木政調会長の言に以下のようにある。
茂1> 「国会議員が離党届にサインするのは極めて重い判断だ。
茂2> 『ポーズでやりました。でも本当に出すとは思っていませんでした』ではすまない話だ」
つまり少なくとも茂木政調会長の考えでは、
[1] 離党届には党員自身の自署が必要
茂1> 「国会議員が離党届にサインするのは極めて重い判断だ。
茂2> 『ポーズでやりました。でも本当に出すとは思っていませんでした』ではすまない話だ」
つまり少なくとも茂木政調会長の考えでは、
[1] 離党届には党員自身の自署が必要
[2]小沢氏から提出された離党届には自署があった。辻、階の離党届もまた然り
と言う事である。その「自署して出した離党届」があるにも拘らず、上記階1>の通り階は「了解なく提出された。」と抜かし、辻は「離党を最終決断していない。」と抜かす。
そう、「抜かす」で沢山だ。上記階1>及び辻1>の科白は、「離党届に自署はしたが、提出は小沢一郎が勝手にした/離党の最終判断はしていない」と言う、実に奇妙奇天烈な理屈だ。「離党届に自署」した時点で、「離党を最終判断していない」なんて理屈は通用する物か!・・・と思っていたら、通用するのが民主党である事が上掲記事⑤にある。
1> 「鉄の結束」も今は昔。離党届提出直後から早くもほころびが出た。
2> 離党者を代表して山岡賢次副代表が2日昼過ぎに、輿石東幹事長に提出した衆院議員の離党届は40人分。
3> これは小沢氏が6月21日夜に都内のホテルで個別面談し、署名させたものだ。
4> ところが、辻恵衆院議員は自分が知らぬ間に離党届が提出されたことに驚き、衆院議員会館の小沢氏の事務所に駆け込み、離党撤回を嘆願した。
5> 「いったん身を預けたんだからけじめをきちっとつけることは政治家として必要なことじゃないのか!」
6> 小沢氏は激怒したが、辻氏は断固として離党を拒否。結局、小沢氏も離党届を返すしかなかった。
2> 離党者を代表して山岡賢次副代表が2日昼過ぎに、輿石東幹事長に提出した衆院議員の離党届は40人分。
3> これは小沢氏が6月21日夜に都内のホテルで個別面談し、署名させたものだ。
4> ところが、辻恵衆院議員は自分が知らぬ間に離党届が提出されたことに驚き、衆院議員会館の小沢氏の事務所に駆け込み、離党撤回を嘆願した。
5> 「いったん身を預けたんだからけじめをきちっとつけることは政治家として必要なことじゃないのか!」
6> 小沢氏は激怒したが、辻氏は断固として離党を拒否。結局、小沢氏も離党届を返すしかなかった。
即ち、「我が敵」小沢一郎の激怒にも拘らず、辻及び階の自署入り離党届は返却され、両人は「目出度く」民主党に留まる事となった。直接報じられていないが、階の方も状況は同様なのだろう。「我が敵」小沢一郎の権威の低下もさることながら、自署した契約書は、悪魔だって遵守する物だそうだが、民主党員は違うらしい。悪魔以下の遵法精神であり、悪魔以上の図々しさだな。
尤も、章題にもした通り、消費税増税法案に反対した造反議員は57名。これは全員衆院議員であるから、「造反しながら離党届さえ出さずに民主党に留まっている衆院議員」が17名も居るのである。リストは後掲の通りだが、その筆頭は「消費税に反対するが、離党はしない」と図々しくも宣言していた(やっぱり)鳩山由紀夫である。こちらは「珍しく言動が一致している」し、「もっと珍しい事にその発言が日本語(*1)」であるが、それだけに「用意周到入念に準備した」造反=消費税増税法案反対であり、離党否定である事を、強く示唆している。
それ即ち、鳩山由紀夫にしては珍しいぐらい、ひょっとすると先の衆院選挙で政権交代果たした後、首相主任以来の用意周到さ・入念な準備をうかがわせる。うかがわせるが・・・貴様は首相時代にその1/10でも用意周到さを発揮した事があったか(*2)?貴様の準備と入念さは、保身の為だけかよ。
それでも、その入念な準備の甲斐あって、鳩山由紀夫は除名処分にもならず、民主党内の地位を確保し続ける模様だ。
だが、それこそ正しく、民主党にとっての危機ではないのかね。
ああ、未だ菅直人が居たか。いや、人材豊富な事だ。民主党。
尤も、章題にもした通り、消費税増税法案に反対した造反議員は57名。これは全員衆院議員であるから、「造反しながら離党届さえ出さずに民主党に留まっている衆院議員」が17名も居るのである。リストは後掲の通りだが、その筆頭は「消費税に反対するが、離党はしない」と図々しくも宣言していた(やっぱり)鳩山由紀夫である。こちらは「珍しく言動が一致している」し、「もっと珍しい事にその発言が日本語(*1)」であるが、それだけに「用意周到入念に準備した」造反=消費税増税法案反対であり、離党否定である事を、強く示唆している。
それ即ち、鳩山由紀夫にしては珍しいぐらい、ひょっとすると先の衆院選挙で政権交代果たした後、首相主任以来の用意周到さ・入念な準備をうかがわせる。うかがわせるが・・・貴様は首相時代にその1/10でも用意周到さを発揮した事があったか(*2)?貴様の準備と入念さは、保身の為だけかよ。
それでも、その入念な準備の甲斐あって、鳩山由紀夫は除名処分にもならず、民主党内の地位を確保し続ける模様だ。
だが、それこそ正しく、民主党にとっての危機ではないのかね。
ああ、未だ菅直人が居たか。いや、人材豊富な事だ。民主党。
<注釈>
(*1) くるっぽー、くっくるー (鳩の呟き)―鳩山由紀夫がなにやら野田政権批判 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/37181851.html(*2) 例えば、2回に渡って開かれ、3回目を公式には開かせてもらえなかった日米首脳会談にそれが発揮されていれば・・・ってのは、鳩山由紀夫には所詮無理な話か。
転載開始=========================================
⑥【民主分裂】水野衆院議員が離党届撤回 輿石氏、受け入れを表明
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/stt12070315330019-n1.htm
2012.7.3 15:33 [民主党]
記者会見する離党届撤回の水野智彦衆院議員=3日午後、衆院第1議員会館(酒巻俊介撮影)
民主党の小沢一郎元代表グループの山岡賢次副代表らが集団で提出した離党届をめぐり、水野智彦衆院議員(比例代表南関東ブロック)は3日午後、党幹事長室に自らの離党届の撤回を申し入れた。輿石東幹事長は同日の党常任幹事会で、水野氏の撤回要請を受け入れる方針を示した。
(H)37人の民主党主因議員が除名された
⑦【民主分裂】離党届提出の衆院37人を除名 鳩山元首相は党員資格停止6カ月
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/plc12070315420018-n1.htm
2012.7.3 15:41 [民主党]
民主党は3日の常任幹事会で、消費税増税法案の衆院採決で反対し、離党届を提出した小沢一郎元代表ら37人を除籍(除名)処分とすることを決定した。
また、同法案に反対したものの、離党届を提出していない鳩山由紀夫元首相を党員資格停止6カ月とした。=================================転載完了
離党届が撤回できるとは、知らなかったぞ
上掲記事⑥~⑦は、言うまでもなかろうが上掲記事①~⑤の続報である。
要は、民主党では「自署して出した離党届を取り戻せる」ばかりでなく、「幹事長に提出した離党届も、幹事長が承認すれば撤回できる」と言う事が証明された訳だ。流石に綱領一つ無い似非政党。離党届さえ進退自在であるらしい。コリャ気楽に離党する奴も出る訳だ。
そんな末期症状を呈する民主党に見るべきところがあるとすれば、「我が敵」小沢一郎をはじめとする造反離党議員37名を、遅まきながら「離党届受理」ではなく「除名処分」とした事。結果として先行記事で私の唱えた献策「造反議員全員除名」に近い線に落ち着いた形だ。
無論、小沢一郎と並ぶ造反議員筆頭の鳩山由紀夫が「党員資格停止6カ月」と言うのはお笑いだが。
さらには、「党を割りたくない」と言いながらしっかり割ってしまい、「魂の説得」とやらが全く奏功しなかった、幹事長たる輿石も、処分すべきだと思うがね。
要は、民主党では「自署して出した離党届を取り戻せる」ばかりでなく、「幹事長に提出した離党届も、幹事長が承認すれば撤回できる」と言う事が証明された訳だ。流石に綱領一つ無い似非政党。離党届さえ進退自在であるらしい。コリャ気楽に離党する奴も出る訳だ。
そんな末期症状を呈する民主党に見るべきところがあるとすれば、「我が敵」小沢一郎をはじめとする造反離党議員37名を、遅まきながら「離党届受理」ではなく「除名処分」とした事。結果として先行記事で私の唱えた献策「造反議員全員除名」に近い線に落ち着いた形だ。
無論、小沢一郎と並ぶ造反議員筆頭の鳩山由紀夫が「党員資格停止6カ月」と言うのはお笑いだが。
さらには、「党を割りたくない」と言いながらしっかり割ってしまい、「魂の説得」とやらが全く奏功しなかった、幹事長たる輿石も、処分すべきだと思うがね。
造反議員(衆院議員)
○小沢一郎、○東祥三、○山岡賢次、○牧義夫、○鈴木克昌、○樋高剛、○小宮山泰子、○青木愛、○太田和美
○岡島一正、☆辻恵、☆階猛、○松崎哲久、○古賀敬章、○横山北斗、○相原史乃、○石井章、○石原洋三郎
○大谷啓、○大山昌宏、○岡本英子、○笠原多見子、○金子健一、○川島智太郎、○菊池長右エ門、○木村剛司、○京野公子、○熊谷貞俊
○黒田雄、○菅川洋、○瑞慶覧長敏、○高松和夫、○玉城デニー、○中野渡詔子、○畑浩治、○萩原仁、○福嶋健一郎、△水野智彦、○三宅雪子、○村上史好、
山田正彦、加藤学、中川治、橘秀徳、橋本勉、
鳩山由紀夫、松野頼久、初鹿明博、川内博史、小泉俊明、平智之、中津川博郷、福田衣里子、福島伸享、小林興起、石山敬貴、熊田篤嗣
造反議員計 57名
○岡島一正、☆辻恵、☆階猛、○松崎哲久、○古賀敬章、○横山北斗、○相原史乃、○石井章、○石原洋三郎
○大谷啓、○大山昌宏、○岡本英子、○笠原多見子、○金子健一、○川島智太郎、○菊池長右エ門、○木村剛司、○京野公子、○熊谷貞俊
○黒田雄、○菅川洋、○瑞慶覧長敏、○高松和夫、○玉城デニー、○中野渡詔子、○畑浩治、○萩原仁、○福嶋健一郎、△水野智彦、○三宅雪子、○村上史好、
山田正彦、加藤学、中川治、橘秀徳、橋本勉、
鳩山由紀夫、松野頼久、初鹿明博、川内博史、小泉俊明、平智之、中津川博郷、福田衣里子、福島伸享、小林興起、石山敬貴、熊田篤嗣
造反議員計 57名
○:後に離党届を出した(何時取り下げるかは不明) 37名
△:離党届を出したが、幹事次長に取り下げてもらった 1名
☆:離党届を出したが、離党する気はなく、取り下げた 2名
無印:造反したが、離党届すら出さない 17名
△:離党届を出したが、幹事次長に取り下げてもらった 1名
☆:離党届を出したが、離党する気はなく、取り下げた 2名
無印:造反したが、離党届すら出さない 17名