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筋論から言うならば、消費税増税を巡る議論は大いに議論されて然るべき大きな政策課題だ。だからこそ先の衆院選挙で民主党も「消費税は上げない」とマニュフェストに書いたし、党首討論でも鳩山由紀夫が大見得を切っていた。無論、先の衆院選挙に於ける民主党マニュフェストを、民主党自身が「生物(なまもの)だ」と言い出し、そう言い出すのも無理が無いほど惨憺たる実効実績でもある。マニュフェストどおり実施されたのは、インド洋上給油の中止と、「事業仕分けの実施」ぐらいしか、私には思い出せない。前者は確かにマニュフェスト貫徹であるが、後者は「実施しただけ」で、16兆円と吹きに吹きまくった大ボラの1/10ほどの財源にしかならなかった。それも「1度使えばそれきりの財源」埋蔵金込みで、だ。
「鳩山由紀夫の大見得」に至っては、法螺や嘘でなかった大見得を、私は思い出すことが出来ない。
であるならば、民主党がその先の衆院選挙に掲げたマニュフェストを放棄するのは、寧ろ当然の事であろう。ある意味、「漸く現実に目覚めた」と評価しても良いぐらいだ(*1)。そのある意味過ちを認めて「消費税増税」を打ち出した、いまの民主党党首にして首相でもある野田が、自民・公明と三党合意を取り付けて消費税増税法案を衆院通過させた、と言う現在の手法には、幾らも異を唱えられそうだが、「現実的な一手法」であるのは確かだし、事実、現実化している。
その消費税増税法案に、党議拘束にも拘らず造反し、反対票を投じた民主党議員が57名に達した事は既に当ブログでも取り上げたところ(*2)、「私ならば(民主党の少数与党かも歓迎だから)造反議員は全員除名だ」と献策し、次善の策として「小沢一郎の鳩山由紀夫の除名」を提案したが、「首相と幹事長に処分は一任」だのその幹事長たる骸骨男・輿石(*3)が「厳しい処分はしない」だの小沢一郎との不毛な会談等している内に、先に小沢一郎のほうが離党届を出してしまったようだ。
出したは、出したが・・・まあ、一連の報道、先ずはおさらいの程を。
「鳩山由紀夫の大見得」に至っては、法螺や嘘でなかった大見得を、私は思い出すことが出来ない。
であるならば、民主党がその先の衆院選挙に掲げたマニュフェストを放棄するのは、寧ろ当然の事であろう。ある意味、「漸く現実に目覚めた」と評価しても良いぐらいだ(*1)。そのある意味過ちを認めて「消費税増税」を打ち出した、いまの民主党党首にして首相でもある野田が、自民・公明と三党合意を取り付けて消費税増税法案を衆院通過させた、と言う現在の手法には、幾らも異を唱えられそうだが、「現実的な一手法」であるのは確かだし、事実、現実化している。
その消費税増税法案に、党議拘束にも拘らず造反し、反対票を投じた民主党議員が57名に達した事は既に当ブログでも取り上げたところ(*2)、「私ならば(民主党の少数与党かも歓迎だから)造反議員は全員除名だ」と献策し、次善の策として「小沢一郎の鳩山由紀夫の除名」を提案したが、「首相と幹事長に処分は一任」だのその幹事長たる骸骨男・輿石(*3)が「厳しい処分はしない」だの小沢一郎との不毛な会談等している内に、先に小沢一郎のほうが離党届を出してしまったようだ。
出したは、出したが・・・まあ、一連の報道、先ずはおさらいの程を。
<注釈>
(*1) 尤も、社民党と連立政権組む為とは言え、三党共通公約に「安全保障」と言う項目が無かったと言うのは、言い逃れも言い訳も効かない過ちだが。そんな三党共通公約を掲げる三党を、政権与党の座につけたのは、間違いなく日本国民であったのだが、その過ちも言い訳・言い逃れできないだろう。(*2) 大山鳴動ネズミ57匹―民主党の造反議員57名、私なら全員除名するがね http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/37223040.html(*3) 千葉景子もインスマウス面の悪相だったが、幹事長たる輿石の悪相も相当な物だ。
転載開始=========================================
①【民主分裂】谷亮子氏、姫井由美子氏、青木愛氏…山岡賢次民主副代表提出の離党届議員 一部は離党否定
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120702/stt12070213160009-n1.htm
2012.7.2 13:15 [民主党]
山岡賢次民主党副代表が提出した離党届のメンバーは以下の通り。(敬称略、一部の議員は離党を否定)
【衆院】相原史乃、青木愛、東祥三、石井章、石原洋三郎、小沢一郎、大谷啓、大山昌宏、太田和美、岡島一正、岡本英子、笠原多見子、金子健一、川島智太郎、木村剛司、菊池長右エ門、京野公子、熊谷貞俊、黒田雄、小宮山泰子、古賀敬章、☆階猛、瑞慶覧長敏、菅川洋、鈴木克昌、高松和夫、玉城デニー、☆辻恵、中野渡詔子、萩原仁、畑浩治、樋高剛、福嶋健一郎、牧義夫、松崎哲久、三宅雪子、水野智彦、村上史好、山岡賢次、横山北斗
【参院】佐藤公治、主濱了、谷亮子、外山斎、友近聡朗、中村哲治、はたともこ、姫井由美子、平山幸司、広野允士、藤原良信、森裕子
ブログ管理者注記 ☆印はブログ管理者がつけたもの。後述の通り、「離党はしない」と主張する議員
造反して消費税増税法案に反対しながら、離党しなかった衆院議員
山田正彦、加藤学、中川治、橘秀徳、橋本勉、鳩山由紀夫、松野頼久、初鹿明博、川内博史、小泉俊明、平智之、中津川博郷、福田衣里子、福島伸享、小林興起、石山敬貴、熊田篤嗣
②【民主分裂】「了解なく提出された」 民主・階氏、離党を否定
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120702/stt12070215100014-n1.htm
2012.7.2 15:09 [小沢一郎]
民主党の階(しな)猛衆院議員は2日、国会内で記者会見し「了解なく提出された。党にとどまる」と離党を否定した。民主党の小沢一郎元代表らが提出した52人分の離党届のなかに階氏も含まれていた。
③【民主分裂】民主・辻氏も離党を否定
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120702/stt12070215120016-n1.htm
2012.7.2 15:12 [民主党]
民主党の小沢一郎元代表らが提出した52人分の離党届に含まれていた辻恵衆院議員は2日、国会内で記者団に「離党を最終決断していない。党に留まり小沢先生の大義を生かすよう力を尽くしたい」と述べ、離党しない考えを示した。④【民主分裂】自民・茂木氏「まさに学級崩壊」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120702/stt12070216020019-n1.htm
2012.7.2 16:01 [民主党]
自民党の茂木敏充政調会長は2日の記者会見で、民主党の小沢一郎元代表らが離党届を提出したことについて「民主党はまさに学級崩壊状態であり、それをコントロールできない日教組出身の輿石東幹事長に問題がある」と批判した。
茂木氏は、離党届を小沢氏らに預けたものの、離党を否定した辻恵、階猛両衆院議員に対しても「国会議員が離党届にサインするのは極めて重い判断だ。『ポーズでやりました。でも本当に出すとは思っていませんでした』ではすまない話だ」と非難した。
一方で、社会保障・税一体改革関連法案について「現時点で、態度を180度変えて『協力しません』というつもりはない」と述べ、民主、自民、公明3党の合意に基づいて法案成立を目指す考えを示した。⑤【民主分裂】強気の小沢氏、内実は「窮鼠猫を噛む」… 2人かけ目算崩れ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/stt12070300320002-n1.htm
2012.7.3 00:30 [小沢一郎]
会見をする小沢元代表 =2日午後、衆議院第一議員会館(大西正純撮影)
「民主、自民、公明という三大政党が官僚の言うがままに消費税増税の先行で合意し、押し通すことは国民から政策を選ぶ権利を奪うことであり、民主主義を根底から否定する行為であります」
2日夕の衆院議員会館の会議室。民主党の小沢一郎元代表は報道陣を前に用意してきたA4ペーパーを淡々と読み上げた。東祥三元内閣府副大臣や三宅雪子衆院議員らが背後で小沢氏の言葉の一つ一つをうなずきながら聞き入ったが、新党結成への熱気は今ひとつ感じられない。
小沢氏が新党を結成するのはこれで4回目。平成5年6月、宮沢喜一内閣への不信任決議案に賛成して自民党を離党し、衆参44人で新生党を結成したのが始まりだった。規模こそは今回の方が大きいが、内実はかなり見劣りする。
新生党結成時の衆院議員は36人だったが、経世会(竹下派)の主力メンバーがずらり。5年7月の衆院選を経て55人に躍進した。
今回離党届を提出した50人のうち衆院議員は38人いるが、このうち先の衆院選で選挙区から当選したのは25人にすぎず、12人は選挙基盤の弱い1回生議員。比例復活で当選した議員が4人、選挙区を持たない単独比例選出の議員も9人いる。新党への世論の期待も薄いだけに、このままでは次期衆院選で雲散霧消しかねない。
× × ×
「鉄の結束」も今は昔。離党届提出直後から早くもほころびが出た。
離党者を代表して山岡賢次副代表が2日昼過ぎに、輿石東幹事長に提出した衆院議員の離党届は40人分。これは小沢氏が6月21日夜に都内のホテルで個別面談し、署名させたものだ。
ところが、辻恵衆院議員は自分が知らぬ間に離党届が提出されたことに驚き、衆院議員会館の小沢氏の事務所に駆け込み、離党撤回を嘆願した。
「いったん身を預けたんだからけじめをきちっとつけることは政治家として必要なことじゃないのか!」
小沢氏は激怒したが、辻氏は断固として離党を拒否。結局、小沢氏も離党届を返すしかなかった。
もっと手痛いのは「小沢王国」といわれる地元・岩手の手勢まで小沢氏の意向に逆らい始めたことだ。
岩手1区選出の階猛元総務政務官は「離党届を第三者が出しても委任状がなければ無効だ。現段階で離党の意思はない」と弁護士らしく法律知識を駆使して離党を拒んだ。岩手3区選出の黄川田徹元総務副大臣も小沢氏に「この場で署名しろ!」と迫られながら「与党議員として復興に携わる」と譲らなかった。
× × ×
離党に踏み切るにあたり、小沢氏は「衆院議員40人」を目安にしたとみられる。「小沢別動隊」といわれる新党きづな(9人)、新党大地・真民主(3人)を足すと計52人になり、内閣不信任決議案提出に必要な51人を超えるからだ。
結局、離党届を提出した衆院議員は38人。小沢氏のシナリオは早くも崩れた。
とはいえ、離党表明後の小沢氏は意気揚々だった。鳩山由紀夫元首相には電話で「お先に!」。夜は参院の離党組約10人を都内の日本料理屋に誘い、「必ず民意を得て政権党に復帰するぞ。国民の声は必ず私たちを後押ししてくれる」と笑顔で語った。
「オリーブの木みたいな形でやろうと思ってる。いろんな連携が必要だ…」
こうも漏らした。オリーブの木とは1996年にプローディ政権を誕生させたイタリアの中道左派連合を指す。これまで説き続けた「政権交代可能な二大政党政治」は一体どこへ消えてしまったのか-。=================================転載完了
へ続く