応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/  

見ものは、今後だ。否、今後は明らかだ

 で、章題にもした通り、問題は今後だ。今夏たった2基の「原発予定外停止」で電力不足の懸念があり、電力料金値上げと罰金制で乗りきろうとしているが、昨年実績で
 
7>  韓国では昨年、停電により被害を受けた住宅、企業、商業施設が678万カ所に及んだ。
8> これは、韓電が電力を供給する施設1922万カ所の約35%に相当する。
9> 昨年、予告なしの大規模停電が3回を数え、製造中の製品が損傷するなどして最低2000億ウォン(約137億円)の損害を企業が被った。
とされる半島・韓国は、今後どの様な電力供給手段を選択するだろうか?
 
 「再生可能な自然エネルギー」?さらには「脱原発」?
 Negative  否定。先ず今ある21基の原発の内、1割・2基の「予定外停止」で電力不足を懸念するような、またその懸念が具現化してしまうような電力逼迫状態で、新の意味での「脱原発」などありえない。せいぜいが先行記事にした通りソウル市の実施した「口先脱原発」=唯の節電程度。パフォーマンス以上のモノではない。
 「再生可能な自然エネルギー」も水力以外は殆ど役に立たない。第一、高価だ。
 
10> 李明博(イミョンバク)政権は電気料金を生産原価以下に抑える政策をとっており
 
だそうだから、韓国政府は「発電コストの高さは税金で賄う」政策をとっているのだから、「太陽光、風力による高コスト発電」は別に問題ないかも知れないが、電力供給量の少なさと不安定さ、不確実さは如何ともし難い。今、そこにある電力不足に対する効果は限定的だ。
 
 「火力発電増強」?
 Maybe これは我が国も今実施している策だ。それだけに有効性は確認されている。
 
11> 原発に対する不信感が国民の間で募り、原発の稼働延長や新規建設に対する反対が強まっている。
 
と言う韓国世論にも合致する策だろう。尤も、「原発の稼動延長」を辞める事は、更なる電力不足を意味するし、二酸化炭素排出量を含む火力発電からの排煙の問題もあるが。
 
 「原発増設」?
 Possible. 上記11>の「韓国世論」には反するが、原発の発電量、特に敷地面積あたりの「発電密度」は圧倒的だ。建設には火力発電所よりも期間も費用も掛かるが発電量の大きさと燃料供給サイクルの長さはそれを補って余りある。国策として原発輸出を続けるならば、国内原発は「商品見本」であり、「運転実績」でもある。
 
 「世論の反発」はあるだろうが、半島・韓国は間違いなく原発新造を続けるだろう。それ即ち、「日本が被る半島由来の原発リスク」は、今後も増えるだろう、と言う事だ。
 
 如何に、「脱原発」論者達。