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当ブログぐらい一定数の記事が溜まってくると止むを得ない事であるが、記事を書いている方の私にとっては「言うもサラなり」で、今日始めてご訪問戴いた方には「全く未知・未体験」な事象と言うのがありうる。それが「私自身は根っからの、殆ど生まれつきの右翼である」なんて事象は当ブログのタイトルにも色濃く現れていようから、あまり解説の必要はなかろうが、「私は先の衆院選挙、所謂「政権交代」以前から民主党が嫌いだ」と言う事象なんかはチョイと解説が要るだろう。尤も、その「政権交代=先の衆院選挙結果である民主党大勝」前後の「民主党フィーバー(*1)」の頃に比べたら「民主党嫌い」を公言する人も随分増えたが。
さはさりながら、今だ先の衆院選挙結果=大勝の勢いを以って憲政史上最多議席数を誇る民主党が、「我が敵」小沢一郎と「党首会談もどき」をやったと思ったら、今度は内閣改造を実施したそうだ。「内閣改造」とは言い条、先に問責決議を受けて槍玉に挙がった二閣僚の更迭と、それに拠って与野党協議の道を啓くのが目的のようであるから、さして期待はしていなかったのだが、チョイと面白い事になりそうだ。
<注釈>
(*1) あの、鳩山由紀夫を党首に戴いて、さらには日本国首相にしてしまってのフィーバー。
転載開始=========================================
野田第2次内閣改造、消費増税法案の成立ねらう
2012年06月04日 18:53 発信地:東京
クリッピングする 拡大写真を見る 写真をブログに利用する メディア・報道関係・法人の方 写真購入のお問合せはこちら首相官邸で記者団の取材に応じる、新防衛相に指名された拓殖大学大学院教授の森本敏(Satoshi Morimoto)氏(2012年6月4日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI
【6月4日 AFP】野田佳彦(Yoshihiko Noda)首相は4日、消費税増税法案への自民党の支持取り付けに向けて、5人の閣僚を交代する内閣改造を行った。
参議院で問責決議を受けた田中直紀(Naoki Tanaka)防衛相と前田武志(Takeshi Maeda)国土交通相を交代させ、防衛相には拓殖大学大学院教授の森本敏(Satoshi Morimoto)氏が就任、国土交通相には羽田雄一郎(Yuichiro Hata)参院国対委員長が就任する。森本氏は、野田内閣初となる民間出身の閣僚となる。
また、中国の外交官への機密情報漏えい疑惑が取り沙汰された鹿野道彦(Michihiko Kano)農林水産相の後任に、郡司彰(Akira Gunji)農水副大臣を指名。さらに国会で競馬をサイトを携帯電話で観ていたと自民党から批判された小川敏夫(Toshio Ogawa)法相の後任に、滝実(Makoto Taki)法務副大臣を指名した。
郵政民営化・金融担当大臣には、国民新党の松下忠洋(Tadahiro Matsushita)復興副大臣を起用した。(c)AFP
【内閣改造】防衛相に初の民間人、森本拓殖大大学院教授
2012.6.4 11:01 [野田内閣]
防衛大臣に内定した森本敏氏野田佳彦首相は4日、内閣を再改造する。参院で問責決議を受けた田中直紀防衛相と前田武志国土交通相を含む5閣僚を交代させる。防衛相には森本敏拓殖大大学院教授(71)の起用が固まった。民間人の起用は防衛庁長官時代を含め初めて。スパイ疑惑のある中国大使館の元1等書記官との関係が浮上した鹿野道彦農相の後任として、郡司彰元農水副大臣(62)の初入閣が決まった。
国交相には羽田雄一郎民主党参院国対委員長(44)を充てる。弁護士報酬をめぐるトラブルが指摘されている小川敏夫法相も交代させ、滝実法務副大臣(73)を昇格させる。国民新党代表の自見庄三郎郵政改革・金融担当相が退任を申し出たことに伴い、後任に同党の松下忠洋復興副大臣(73)を充てる。
藤村修官房長官ら他の閣僚は再任する。前田、田中両氏の交代は自民党の要求に沿ったもので、事実上の更迭といえる。輿石東幹事長ら民主党執行部については、羽田氏を除き続投させる方針だ。
首相は4日午前、国民新党の自見氏と会談し、内閣改造の方針を確認。自見氏に対しに「内閣を強化したい」と意義を強調した。
首相は臨時閣議を開き、全閣僚の辞表を取りまとめる。その後、組閣本部を設置し閣僚を官邸に呼び込む。午後には首相自らが記者会見し閣僚名簿を発表する。皇居での認証式を経て野田再改造内閣が4日中に発足する。野田内閣の改造は1月に次いで2回目。
首相は再改造を機に、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案の成立に向け、自民党との連携を加速させる考えだ。自民党の修正協議に速やかに入り、21日に会期末を迎える今国会中の衆院採決を目指す。
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民主党にしては上出来だが・・・
さていかが・・・も何も、報じられる通りである。新防衛大臣となる森本氏について付け加えるならば、産経新聞は【正論】に、結構読み応えのある論説を書く御仁であり、殊に安全保障問題については私も一目も二目も置いている。つまりは相当に高く私は評価しており、その評価は、民主当然議員の誰よりも高い、と言って良かろう。(*1)
であるからして、民間から、即ち民主党外からの防衛大臣抜擢を、私は「民主党にしては上出来」と、章題にもした通り評価する。それだけ民主党に人材人物が無いと言うことであり、そんなことは先の衆院選挙で有象無象の衆院議員が大量発生したのにも関わらず、あんな首相やこんな防衛相しか(*2)現出しなかった事実が冷徹に示している。
それに漸く「気がついた」かどうかは甚だ怪しいが、兎も角「手は打った」のだから、その点は評価すべきであろう。
或いは、チョイと邪推を巡らすならば、森本氏の防衛相就任と、間もなく「政治決断」下されるらしい大飯原発再稼動共々、民主党から最も離れていると思われる「保守層」の支持を「取り戻し」、政権浮揚に結び付けようとしている、と、思えないこともない。ま、前首相にして前党首の菅直人が福島原発事故の責任を完全に棚に上げて「脱原発」を唱えているようでは、大飯原発再稼動とて油断はならないのだが、そんな菅直人や、あんな鳩山由紀夫「よりはマシな野田」と言うアピールぐらいにはなりそうだ・・・比較対象が悪すぎるんだが、そこは民主党だ。
が・・・どうせなら、党首=首相も「民間から」呼んで来れば、More Betterであろうに。(*3)
<注釈>
(*1) ああ、誉め言葉では決してない。より正確に言えば、民主党内に森本氏に安全保障問題で比肩しうる人物を知らない。全く心当たりもない。歴代党首や閣僚、殊に防衛大臣は論外だが。
(*2) 序でに言えば、そんな法相や、どんな官房長官しか(*3) 先行記事で小説にしてしまったように