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久々に死刑が執行されたというニュースを、私は「朗報」として聞いた。何しろ我が国には、歴代法相(*1)がその職責を果たさずに来ている為に、確定死刑囚が100人以上も「溜まって」居るのである。これは「確定した死刑は半年以内に執行すること」と言う法律に対する違反を歴代法相が犯して「死刑執行を決裁」して来なかったからであり、「政権後退」もとい「政権交代」以降の民主党政権下では、数多の法相が居たにもかかわらず、執行された死刑が千葉景子の二例だけ。オマケに千葉景子自身は「死刑制度廃止」を公言し、あまつさえ「死刑制度に対する議論を起こす為に」死刑を二例だけ執行したというのだから、早い話が「死の政治的パフォーマンス」を演じた訳で、その死刑囚二人に殺し合いを演じさせて公開しなかっただけ見つけモノ、と言わねばなるまい。
で、その千葉景子の後も何代も法相が居ながら尽く「議論中」とかナントカ言って死刑執行を法相が決裁せず、おかげで去年は遂に死刑執行皆無なんて記録まで出してしまった。EUあたりはこれを「モラトリアム」とかナントカ言って「死刑制度廃止への第一歩」と評価するらしいが、死刑制度も、確定した死刑を半年以内に執行するという法律も、現在の日本には成文法として現存するのであるから、法相にはその確定した死刑を半年以内・・・はもうとうに過ぎてしまったものが大半であろうが、ならばなおのこと速やかに死刑を決裁し、死刑を執行する職務が厳然としてあるはずだ。それをしないのは「法相の法律違反」であり、喩え逮捕起訴される恐れがなかろうとも、「犯罪」として「糾弾」されるべきが筋であろう。
死刑を決裁して死刑執行することを、朝日新聞のように「死神」と呼ぶのであれば、法相なる職責は、「死神になる」のも仕事のうちであり、「死神になる」覚悟の無い者は、少なくとも日本の法相としては失格だ、と言う事だ。ああ、民主党に限らずそんな失格法相は数多居た訳だがね。
そんな失格法相死屍累々の状態にあって、久々の「死刑執行」は、「ようやく民主党にもまともな法相が現れたか」と言う兆しであり、期待でもある。千葉景子に限らずロクな法相が居なかった民主党政権(*2)、及び、今だそんな民主党政権を政府と戴く我が日本にとって、これを朗報と言わずして何と言おうか。
だが・・・どうもそんな「朗報」も、糠喜びに終るらしい。
以下に掲載するのは、「ようやく死刑を執行した」小川法相に対するインタビュー。先ずは御一読、願おうか。
で、その千葉景子の後も何代も法相が居ながら尽く「議論中」とかナントカ言って死刑執行を法相が決裁せず、おかげで去年は遂に死刑執行皆無なんて記録まで出してしまった。EUあたりはこれを「モラトリアム」とかナントカ言って「死刑制度廃止への第一歩」と評価するらしいが、死刑制度も、確定した死刑を半年以内に執行するという法律も、現在の日本には成文法として現存するのであるから、法相にはその確定した死刑を半年以内・・・はもうとうに過ぎてしまったものが大半であろうが、ならばなおのこと速やかに死刑を決裁し、死刑を執行する職務が厳然としてあるはずだ。それをしないのは「法相の法律違反」であり、喩え逮捕起訴される恐れがなかろうとも、「犯罪」として「糾弾」されるべきが筋であろう。
死刑を決裁して死刑執行することを、朝日新聞のように「死神」と呼ぶのであれば、法相なる職責は、「死神になる」のも仕事のうちであり、「死神になる」覚悟の無い者は、少なくとも日本の法相としては失格だ、と言う事だ。ああ、民主党に限らずそんな失格法相は数多居た訳だがね。
そんな失格法相死屍累々の状態にあって、久々の「死刑執行」は、「ようやく民主党にもまともな法相が現れたか」と言う兆しであり、期待でもある。千葉景子に限らずロクな法相が居なかった民主党政権(*2)、及び、今だそんな民主党政権を政府と戴く我が日本にとって、これを朗報と言わずして何と言おうか。
だが・・・どうもそんな「朗報」も、糠喜びに終るらしい。
以下に掲載するのは、「ようやく死刑を執行した」小川法相に対するインタビュー。先ずは御一読、願おうか。
転載開始=========================================
<注釈>
(*1) その一定数は「政権交代以前」の自民党政権の法相だが。なにしろ、粛々と確定死刑囚に死刑を執行すると、朝日新聞が「死神」呼ばわりするんだから、如何に異常事態が続いていたか、だ。(*2) ま、それを言うならば、民主党政権にはロクな大臣って、誰か居たっけ??
転載開始=========================================
法相・小川敏夫氏インタビュー 死刑執行「逃げるつもりない」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120125/trl12012501210000-n1.htm
2012.1.25 01:18 [死刑制度]合同インタビューに答える、法務大臣に就任した小川敏夫氏=23日、東京・霞が関の法務省(松本健吾撮影)
現在の確定死刑囚は130人にもなる。新たに法相に就任した小川敏夫氏(63)は執行に前向きな姿勢を示しており、産経新聞などのインタビューに、執行が避けられる傾向にあった国会中も「逃げるつもりはない」などと語った。× × ×--死刑執行に対する考えは「やりたいかやりたくないかといえば、やりたくないのが心情だ。だが、死刑の執行は法相の職責。法律で定められた職務を執行しないことは、許されない」--国会会期中は執行がない傾向がある「開会中に執行すると、質問されるから嫌だと逃げるつもりはない」--平成22年に元法相の千葉景子氏が省内に設置した死刑制度の勉強会への考えは「勉強会では、昔からある制度の存否に関する意見を聞くことが多かった。回を重ね同じ意見を聞くのは効率的ではない。存否ではなく、死刑の執行方法、確定死刑囚の処遇の問題については議論を進めたい」-取り組みたい政策課題は「検察への信頼回復と、ロースクールを中心とする法曹養成制度。法曹養成は当初理念と離れた状況にある。職域を拡大し、いい人材を輩出できる制度を実現したい」--おとり捜査など新たな捜査手法を導入すべきだと考えるか「現状は、新たな捜査手法がないと捜査ができないというまでの状況ではない。ただ、取り調べの可視化を導入すると、合理的に証拠を収集する捜査手法が必要だという議論がある。しっかり検討したい」--可視化は全事件、全過程で必要か「全事件、全過程といえば、交通違反など軽微な事件もあり、技術的に難しく、効率的にも悪い」--人権救済機関の設置について「反対される立場の方の意見を最大限尊重して、なるべく早く法案を成立させたい」(上塚真由)
=================================転載完了
何だやっぱり民主党
さて、如何であろうか。
民主党政権になって二人目の死刑執行法務大臣だから、一寸は期待したんだが・・・
ま、先ずは誉められるところを誉めよう。死刑そのものに対する小川法相の考え方は、「民主党には珍しいぐらいに」まともである。
> --死刑執行に対する考えは
1> 「やりたいかやりたくないかといえば、やりたくないのが心情だ。
2> だが、死刑の執行は法相の職責。
3> 法律で定められた職務を執行しないことは、許されない」
ま、先ずは誉められるところを誉めよう。死刑そのものに対する小川法相の考え方は、「民主党には珍しいぐらいに」まともである。
> --死刑執行に対する考えは
1> 「やりたいかやりたくないかといえば、やりたくないのが心情だ。
2> だが、死刑の執行は法相の職責。
3> 法律で定められた職務を執行しないことは、許されない」
> --国会会期中は執行がない傾向がある
4> 「開会中に執行すると、質問されるから嫌だと逃げるつもりはない」
4> 「開会中に執行すると、質問されるから嫌だと逃げるつもりはない」
> --平成22年に元法相の千葉景子氏が省内に設置した死刑制度の勉強会への考えは
5> 「勉強会では、昔からある制度の存否に関する意見を聞くことが多かった。
6> 回を重ね同じ意見を聞くのは効率的ではない。
7> 存否ではなく、死刑の執行方法、確定死刑囚の処遇の問題については議論を進めたい」
5> 「勉強会では、昔からある制度の存否に関する意見を聞くことが多かった。
6> 回を重ね同じ意見を聞くのは効率的ではない。
7> 存否ではなく、死刑の執行方法、確定死刑囚の処遇の問題については議論を進めたい」
上記1>は、当然の心情ではあろう。が、上記2>~3>と覚悟を決めて死刑を決裁するからこそ法相である。それをせずに済ませてきた歴代腰抜け法相共こそ、正に法相失格。小川法相以前に民主党政権で唯一死刑執行した千葉景子に至っては、「政治的パフォーマンスとしての死刑執行」なんだから、これこそ職権乱用の非人道的行為だろう。それだけに、小川法相の上記4>の覚悟や、上記5>~7>の「千葉景子以降の死刑執行躊躇口実」となった「死刑制度の勉強会」への酷評が光るところである。
だが、死刑制度以外について聞くと襤褸が出るようで・・・
> --人権救済機関の設置について
8> 「反対される立場の方の意見を最大限尊重して、なるべく早く法案を成立させたい」
・・・とまあ、この法務大臣殿、職責に従って死刑を執行するのは結構だが、「人権救済機関の設置」については「なるべく早く法案を成立させたい」そうだ。
だが、死刑制度以外について聞くと襤褸が出るようで・・・
> --人権救済機関の設置について
8> 「反対される立場の方の意見を最大限尊重して、なるべく早く法案を成立させたい」
・・・とまあ、この法務大臣殿、職責に従って死刑を執行するのは結構だが、「人権救済機関の設置」については「なるべく早く法案を成立させたい」そうだ。
「人権救済機関」。聞こえは良い。一見誰も反対できそうにないように見えるのは「真理省」や「平和省」や「愛情省」(*1)、特に「真理省」をモデルとしているからだろうな。
別途報道によると(*2)、人権救済機関は4/20にも閣議決定を予定しており、
(1) 深刻な人権侵害がある事案については刑事告発できる強力な権限を与えた。
(2) 当事者間の調停や仲裁を実施し、重大な人権侵害に勧告を行うことも盛り込んだ。
(3) 人権擁護委員については日本国籍の有無については明確に触れておらず、かりに永住外国人に地方参政権が付与されれば、外国人も就任できるようになる余地を残している。
と、報じられている。
別途報道によると(*2)、人権救済機関は4/20にも閣議決定を予定しており、
(1) 深刻な人権侵害がある事案については刑事告発できる強力な権限を与えた。
(2) 当事者間の調停や仲裁を実施し、重大な人権侵害に勧告を行うことも盛り込んだ。
(3) 人権擁護委員については日本国籍の有無については明確に触れておらず、かりに永住外国人に地方参政権が付与されれば、外国人も就任できるようになる余地を残している。
と、報じられている。
さらに付け加えるならば、元民主党党首にして、今だ国会議員、一時はあろうことか日本国首相でさえあった鳩山由紀夫が、折に触れて外国人参政権付与に積極的である事も(*3)、想起せずには居られない。否、是非にも想起すべきである。
所詮、民主党は民主党と言う事だ。
一寸ばかりまともな事を言っていても、全く信用できない。
如何に、小川法相。
所詮、民主党は民主党と言う事だ。
一寸ばかりまともな事を言っていても、全く信用できない。
如何に、小川法相。
<注釈>
(*1) ジョージ・オーウェル作「1984」参照の事(*2) 人権救済機関設置法案、20日閣議決定で調整 民主保守系反発、阻止へ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120403/plc12040301100001-n1.htm(*3) 永住外国人参政権実現に意欲 鳩山元首相 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120111/stt12011121320005-n1.htm