応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/ http://www.269rank.com/
タイトルに補足説明をしておこう。「君子」とは理想的な為政者を現す漢語。特に儒教道徳の体現者・具現者を意味する。「豹変す」とは豹のマダラ迷彩のように鮮やかに変わる事。元々は「過ちをあらたむるに憚る事なかれ」の発展形で、君子=理想的為政者は己が過ちを忽ち悟り、豹のように鮮やかに変身する/変身すべきだと言う「変身の勧め」が原義である。が、今では「豹変」とは無節操の同義語と考えられ、相当悪いイメージである。
今回如何に取り上げるのは、「今をときめく」政治スター・橋本市長が東日本大震災による震災がれきの処理受け入れに消極的な市議会民生保険委員会を非難した、と言う記事。先ずは例に拠って、御一読願おうか。
今回如何に取り上げるのは、「今をときめく」政治スター・橋本市長が東日本大震災による震災がれきの処理受け入れに消極的な市議会民生保険委員会を非難した、と言う記事。先ずは例に拠って、御一読願おうか。
転載開始=========================================
【激動!橋下維新】
がれき慎重派に「情けない」 屈辱の日本に失望感
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120222/waf12022220570035-n1.htm
2012.2.22 20:55 [west政治]
東日本大震災で発生したがれきの処理をめぐり、大阪市の橋下徹市長は22日、市議会民生保健委員会で、がれきの受け入れに慎重な意見が委員から相次いだことを受け、「湾岸戦争のときに金だけ出して世界からばかにされたときの屈辱を思い出す。こんな情けない日本は子孫に残したくない」と痛烈に批判した。委員会では 大阪府内の市町村長で唯一、受け入れに前向きな橋下市長に対し、市民の間に不安の声が上がっているとして、委員から「放射能のリスクが回避されないかぎり受け入れることはできない」などと否定的な意見が続出した。これに対し、橋下市長は「普通に考えれば府の(放射線量の)受け入れ基準は許容範囲」とした上で、「憲法論議するつもりはないが、世界では人命を救うために自らの命を落としてでも困難に立ち向かっている。日本だけがそれをやらない。震災直後に絆とか支え合いと言っていたのは何だったのか」と訴えた。
=================================転載完了
学習か、迎合か
当ブログが今大人気と言ってよい橋本市長に対し相当辛辣である事は否めないだろう。最近でも発表された「船中八策」なる橋本氏率いる大阪維新の会の基本方針について、「ベーシックインカムの導入」ぐらいしか述べておらず、その「ベーシックインカム」が如何に愚作暴挙であるかを説明した記事を書いたばかりである(*1)。遡れば、福島産橋桁から屁の突っ張りのような放射能が検出されて例に拠って例の如く「大騒ぎ」となったとき、その大騒ぎした「大阪府民」に謝罪して見せたのが橋本府知事(当時)であり(*2)、此の記事以来当ブログは、どうにも橋本氏にも、「大阪委員の会」にも、胡散臭さと大衆迎合振りを取り上げ、非難し続けている。
が、今回報じられる橋本市長の「東日本だし震災がれき受け入れに対する(間接的ながら)積極姿勢」は、私も首肯するし、大いに支持してしまう。
1> 「普通に考えれば府の(放射線量の)受け入れ基準は許容範囲」とした上で、
2> 「憲法論議するつもりはないが、世界では人命を救うために自らの命を落としてでも困難に立ち向かっている。
3> 日本だけがそれをやらない。
4> 震災直後に絆とか支え合いと言っていたのは何だったのか」
との言も尤もである。と同時に、「放射能のリスクが回避されないかぎり受け入れることはできない」などと否定的な意見をのうのうと出しやぁがる「大阪市議会民生保健委員会」の奴バラには、原水禁に対するのと同様の殺意にも似た怒り(*3)を感じる。
1> 「普通に考えれば府の(放射線量の)受け入れ基準は許容範囲」とした上で、
2> 「憲法論議するつもりはないが、世界では人命を救うために自らの命を落としてでも困難に立ち向かっている。
3> 日本だけがそれをやらない。
4> 震災直後に絆とか支え合いと言っていたのは何だったのか」
との言も尤もである。と同時に、「放射能のリスクが回避されないかぎり受け入れることはできない」などと否定的な意見をのうのうと出しやぁがる「大阪市議会民生保健委員会」の奴バラには、原水禁に対するのと同様の殺意にも似た怒り(*3)を感じる。
今回の橋本市長の「震災がれき受け入れ(間接的)積極姿勢」と「震災がれき受け入れ慎重派批判」は大いに結構なのであるが・・・先行記事にした放射能を検出した福島産橋桁への橋本府知事(当時)の対応は、正に今回橋本氏が非難している「震災がれき受け入れ慎重派」と同根の、放射能アレルギーを示していた。
で、章題及び表題につながってくる。「果たして、橋本市長・元府知事は、放射能に対する正しい知識を学習し、それに応じて今回震災がれき受け入れ(間接的)積極姿勢を表明したのか?」と。
私にはどうも、石原都知事の人気にあやかっただけ、と言う気がして仕方がないのであるが。
如何に、橋本氏。
私にはどうも、石原都知事の人気にあやかっただけ、と言う気がして仕方がないのであるが。
如何に、橋本氏。
<注釈>
(*1) やっぱり唯のポピュリズム―維新の会「船中八策」公表に「ベーシックインカム」http://www.blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/36699046.html(*2) 橋本府知事の福島差別と大衆迎合―福島産橋桁「汚染が心配」で府民に謝罪 - http://www.blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/36090048.html(*3) 原水禁に対する公開質問状―「震災がれき」をどう始末する心算か http://www.blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/36720672.html