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「原水禁」と言えば、日本じゃ「良い者」「正義の味方」、少なくとも正面切って喧嘩を売りにくい相手であろうし、「悪役視／悪役化」はもっとしづらい相手であろう。であるからして未だ「左翼の温床」ないし「避難場所」としての役割を果たしているものと、私は理解している。かつてジョージ･オーウェルは「愛国心は、ならず者の最後の拠り所」と非難したそうであるが、これを捩れば「反核は、左翼最後の拠点」と言えそうだ。
なにしろ「人類は核と共存できない」と素面で主張できてしまう方々、言い換えれば広島･長崎の原爆投下以来70年近くにわたって共存し続けてきた「核と人類(*1)」の実績をすっかり忘却できるような方々だから、私何ぞとは「宗教」も発想も異なるのは当然ではあろうが、それにしても此の「輪島市の「震災がれき」受け入れに対する声明」は、看過し難いものがある。
ま、先ずはその声明から、御一読願おうか。
なにしろ「人類は核と共存できない」と素面で主張できてしまう方々、言い換えれば広島･長崎の原爆投下以来70年近くにわたって共存し続けてきた「核と人類(*1)」の実績をすっかり忘却できるような方々だから、私何ぞとは「宗教」も発想も異なるのは当然ではあろうが、それにしても此の「輪島市の「震災がれき」受け入れに対する声明」は、看過し難いものがある。
ま、先ずはその声明から、御一読願おうか。
＜注釈＞
(*1) どちらも「共に存在した」と言う意味でも共存であるし、「どちらも個体数を増やした」と言う意味では「共存共栄」とすら言える。Any Question?
転載開始=========================================
輪島市の「震災がれき」受け入れに対する声明（石川）
輪島市の「震災がれき」受け入れに対する声明２０１２年２月１日石川県平和運動センター 代表 柚木 光輪島市は「震災がれき」を受け入れ、同市美谷町にある輪島クリーンセンターにて焼却する意向であることを１６日明らかにしました。
私たち石川県平和運動センターは、原水爆禁止石川県民会議、社会民主党など多くの団体、勤労者、県民とともに、核兵器とあらたなヒバクシャをつくらないため、一貫して原子力発電所、核燃料施設などに反対してきました。しかし、昨年３月１１日発生した東日本大震災により福島第一原子力発電所はレベル７の過酷事故を起こし、大量の放射性物質が日本全国にばらまかれました。多くの国民、とりわけ子どもたちを被曝の危険性にさらす重大な原発事故を繰り返さないため、より多くの市民、働く仲間、有識者などと共に「志賀原発の再稼働反対」の運動を取り組んでいるところです。
このような中で輪島市が、「被災地の復興を支援するため」「困ったときはお互いさま」という互助の精神で支援しようという姿勢は一定の理解はできるものの、こと放射性物質に汚染された「がれき」の受け入れ（焼却・埋め立て等）についてはまったく別物と考えます。なぜなら、放射性物質の拡散、ひいては新たなヒバクシャを生み出す危険性が高まるからです。
地震や津波により発生した大量の「震災がれき」は一般廃棄物として処分されていますが、放射性物質に汚染された「汚染がれき」は「慎重」に管理され処分されなければなりません。しかし被災地には、未処分の「震災がれき」が「汚染がれき」と区別なく放置されており、汚染石材が騒がれている今、福島県も国に対し「安全基準を示せ」と求めているのが現状なのです。
放射性物質に汚染された「がれき」の基準値は昨年６月、密室の中で「セシウム8000Bq／kg以下は一般廃棄物として埋め立て可」と決定されました。その根拠は、現場作業員が年間２５０日、一日４時間働いたとき、被曝量を１ミリSv未満にすることから算出された数字であり、埋め立て地の住民の健康や安全を考慮した数値ではまったくありません。
私たちは、以下の理由で「汚染がれき」の受け入れを止めるよう要請します。１ 輪島市は、放射線量などを事前に調査し「安全なもの」を受け入れるとしているが、その測定法は空間放射線量を計測し、そこから放射性物質の含有量を推定するしかありません。震災がれきの放射性物質の量を推計する基礎データはほとんどなく、環境省の推計式も実証分析を行った上でのデータではない。
２ 放射性物質ゆえ、「汚染がれき」の搬出・搬入には運搬車を含め密閉された環境など「高度」な対策が必要となる。また一般道や高速道路で、一般車との接触、放射性物質の漏洩などが起こる危険性が高まる。
３ 焼却施設のバグフィルターで「放射性物質」を「99.99％」除去できると環境省は言うが、これは「安定セシウム」の例であり、放射性セシウムでは「サッカーのゴールネットで野球の球をつかまえるようなもの」と青山貞一東京都市大学大学院教授は指摘している。
４ 放射性物質の含有量が少量であっても、焼却灰となれば１０倍から３３倍に濃縮されることは証明されている。数量が千トン単位となれば大量の放射性物質が焼却残物となる。8000Bq／kg 以下でも問題は山積しているが、8000Bq／kgを超えたものはどのように処分するのか。設備と労力、被曝対策など幾世代にも渡って途方もない予算と責任が伴うことになる。
５ 焼却後の残物は長期に管理する必要があるが、どのように維持管理するのかまったく明らかにされておらず不安を一層助長させている。いずれ、セシウムやストロンチウム、プルトニウムなどの猛毒が漏れ出し、農業や漁業などへの影響、環境に及ぼす影響は計り知れません。
６ 市町境界を越えて飛散する放射性物質は、輪島市住民のみならず、能登全域の住民に徹底した説明と論議を行わなければ実施するべきではない。
=================================転載完了
原水禁ならびに石川県平和運動センターに対する公開質問状
輪島市に汚染ガレキを受け入れないように貴方らが要請する六つの理由は、それだけでも噴飯ものだが、ここではただ一点だけ尋ねるとしよう。
【質問１】 貴方らは、「被災地は復興するな。無人地帯として放棄しろ。」と、主張しているのか。 Yes or No?
貴方らの主張に従えば、そうならざるを得まい。何しろ①「被災地には、未処分の「震災がれき」が「汚染がれき」と区別なく放置されており」、その「汚染がれき」は ②含有放射性物質の測定法が未確立で（理由１）、③ 運搬にすら危険があり（理由２）、④ 焼却施設のフィルターも役に立たず（理由３）、 ⑤ 焼却により放射性部室が濃縮されてその対策に莫大な費用と年月がかかり（理由４） ⑥ 焼却後の残物から猛毒が漏洩して農業、漁業、環境に大きな悪影響を与えかねない（理由５） とするならば、上記①～⑥の内、被災地に当てはまらないのは運搬距離が短い分の③のみであり、他は全て当てはまる。
尚且つ被災地は、少なくとも其処が復興し、人が住もうとする限り、貴方ら主張の③以外の全ての危険を引き受け、甘受せざるを得ない。被災地には「震災がれきを受け入れない」なんて選択肢はないからだ。
それを承知で斯様な主張をなし、斯様な要望を声明したのだな。原水禁は。石川県平和運動センターは。ああ、これは質問ではない、これは貴方らのHPに明示されている、自発的な自白に基づく事実に他ならない。 輪島市の「震災がれき」受け入れに対する声明（石川） http://www.peace-forum.com/gensuikin/seimei/120201seimei.html
であるならば、貴方らに尋ねるべきは、もう一点だけあるな。
【質問２】 質問１の答えがNoならば、「被災地の復興」に於いて「汚染がれき」はどう処分されるのか?
貴方らはその声明で、「困った時はお互い様」と「汚染がれきの処分受け入れ」は「全く別物」と主張し、その「汚染がれきの処分」共々「全てのがれきの処分」を被災地自身に押し付ける主張を為しているのだ。【質問2】に対して「知らない」では済まされまい。
【質問１】 貴方らは、「被災地は復興するな。無人地帯として放棄しろ。」と、主張しているのか。 Yes or No?
貴方らの主張に従えば、そうならざるを得まい。何しろ①「被災地には、未処分の「震災がれき」が「汚染がれき」と区別なく放置されており」、その「汚染がれき」は ②含有放射性物質の測定法が未確立で（理由１）、③ 運搬にすら危険があり（理由２）、④ 焼却施設のフィルターも役に立たず（理由３）、 ⑤ 焼却により放射性部室が濃縮されてその対策に莫大な費用と年月がかかり（理由４） ⑥ 焼却後の残物から猛毒が漏洩して農業、漁業、環境に大きな悪影響を与えかねない（理由５） とするならば、上記①～⑥の内、被災地に当てはまらないのは運搬距離が短い分の③のみであり、他は全て当てはまる。
尚且つ被災地は、少なくとも其処が復興し、人が住もうとする限り、貴方ら主張の③以外の全ての危険を引き受け、甘受せざるを得ない。被災地には「震災がれきを受け入れない」なんて選択肢はないからだ。
それを承知で斯様な主張をなし、斯様な要望を声明したのだな。原水禁は。石川県平和運動センターは。ああ、これは質問ではない、これは貴方らのHPに明示されている、自発的な自白に基づく事実に他ならない。 輪島市の「震災がれき」受け入れに対する声明（石川） http://www.peace-forum.com/gensuikin/seimei/120201seimei.html
であるならば、貴方らに尋ねるべきは、もう一点だけあるな。
【質問２】 質問１の答えがNoならば、「被災地の復興」に於いて「汚染がれき」はどう処分されるのか?
貴方らはその声明で、「困った時はお互い様」と「汚染がれきの処分受け入れ」は「全く別物」と主張し、その「汚染がれきの処分」共々「全てのがれきの処分」を被災地自身に押し付ける主張を為しているのだ。【質問2】に対して「知らない」では済まされまい。
もし【質問1】の答えがYesであるか、【質問2】に対し有効な回答がないならば、貴方らの主張は被災地に対する追い討ちと言う非人道的措置であり、被災地の差別を助長する言説であると断じる。その上で、「平和運動」の美名の下に、非人道的処置と差別を助長する、「石川県平和運動センター」の偽善と欺瞞を弾劾する。
返答や、如何に。
返答や、如何に。
我が同胞にこれだけ腹が立つことがある、とは思わなかった
「怒り」には二種類あり、「熱い」怒りと、「冷たい」怒りがある、とは、東日本大震災直後のシーシェパード（略称 SS）のクソッタレ共がその被害を寿ぐ詩を発表した際の記事に書いた(*1)。後者の方が、深く、重く、殺意に近い「怒り」であるとも。
その時は、その「冷たい怒り」はSSどもへ向けられた。SSには何をトチ狂ったのか日本人も参加しているそうである(*2)が、その主体は白ヒゲ代表と同じ白人であるから、主たる「冷たい怒り」の対象は白人だ。
だが、原水禁となると主体は日本人。我が同胞である。同胞であるが･･･今回私はその同胞に、原水禁に、「冷たい怒り」を禁じえない。
彼奴らの無知にではない。彼奴らの非論理性にではない。彼奴らの不合理不条理な独善性にではない。
原水禁の、被災地に対する蔑視と無責任さ故である。余りに被災地の事を、他人事としているからである。
彼奴らは、自身何処まで信じているのか不明だが「汚染がれき」として放射能の恐怖を煽り、尚且つその煽った恐怖を「震災がれき受け入れ拒否」として全て被災地に、被災者に、押し付けようというのである。それは正に「ケガレ思想」そのものだ。
「非国民」と言う表現は好きではない。何しろ、戦前戦中の「軍国主義」と直結しているから、意図的に避けているのも否めない。
だが、此の原水禁の、「石川県平和運動センター」の声明を読んでは････思わざるを得ないな。「非国民」と。「恥を知れ」と。
その時は、その「冷たい怒り」はSSどもへ向けられた。SSには何をトチ狂ったのか日本人も参加しているそうである(*2)が、その主体は白ヒゲ代表と同じ白人であるから、主たる「冷たい怒り」の対象は白人だ。
だが、原水禁となると主体は日本人。我が同胞である。同胞であるが･･･今回私はその同胞に、原水禁に、「冷たい怒り」を禁じえない。
彼奴らの無知にではない。彼奴らの非論理性にではない。彼奴らの不合理不条理な独善性にではない。
原水禁の、被災地に対する蔑視と無責任さ故である。余りに被災地の事を、他人事としているからである。
彼奴らは、自身何処まで信じているのか不明だが「汚染がれき」として放射能の恐怖を煽り、尚且つその煽った恐怖を「震災がれき受け入れ拒否」として全て被災地に、被災者に、押し付けようというのである。それは正に「ケガレ思想」そのものだ。
「非国民」と言う表現は好きではない。何しろ、戦前戦中の「軍国主義」と直結しているから、意図的に避けているのも否めない。
だが、此の原水禁の、「石川県平和運動センター」の声明を読んでは････思わざるを得ないな。「非国民」と。「恥を知れ」と。
＜注釈＞
(*1) 手前ぇら、人間じゃねぇ！－ＳＳ 捕鯨妨害で震災支援に貢献したとPR http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34969844.html
Sea Shepherds are not human being! -SS appeals their terrorism to save victim of the great earthquake http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34970469.html(*2) 「裏切り者」と呼ぶよりは、「痴れ者」と呼びたくなるような輩だな。未だ居ると言う鳩山由紀夫支持者共々、是非ともじっくりお話を聞きたいフィアアンチ（チャッ）だ。