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「平和ボケ」日本の象徴-防衛大臣-
さて、如何であろうか。
上掲四本の記事を要約すると以下のようになろう。
上掲①:田中新防衛相がテレビ番組で妙な事口走ったのを「迷走」と揶揄した報道
上掲②:上掲①の田中発言要旨。普天間基地問題と、PKOに於ける武器使用基準に関するやり取り
上掲③:上掲①、②の田中発言を擁護する田中真紀子元外相のコメント
上掲④:上掲①、②の発言を弁護する田中新防衛相コメント
上掲①で「迷走」と揶揄された発言を上掲②から拾うと、以下の通りであろう。
> --名護市辺野古での埋め立て申請の時期は
上掲②:上掲①の田中発言要旨。普天間基地問題と、PKOに於ける武器使用基準に関するやり取り
上掲③:上掲①、②の田中発言を擁護する田中真紀子元外相のコメント
上掲④:上掲①、②の発言を弁護する田中新防衛相コメント
上掲①で「迷走」と揶揄された発言を上掲②から拾うと、以下の通りであろう。
> --名護市辺野古での埋め立て申請の時期は
田1> 「環境影響評価書への知事意見が来て修正を加えながらご相談する。(代替施設は)年内に着工できるかどうかが当面の手順」
> --自衛隊員の武器使用基準の見直しは
田2> 「武器輸出三原則を見直し、PKOで使った機械なんかは置いてこられるようなことを検討している」
> --確認だが、武器使用基準のことだ
田3> 「はい。PKOで使ったものは自衛隊が使えば武器という範(はん)疇(ちゅう)に入る」
> --武器を使って安全を担保する基準のことだが
田4> 「官房長官が発表した基準をどういうふうにやっていくか検討する」
上記田1>は、「普天間基地の辺野古移設着工を年内に実施」と言う事で、早速沖縄二紙が社説で噛み付いている(*1)。噛み付いてはいるが、噛み付いているだけだ。中身の方はあいも変わらず、社民党のアホダラ経「ケンガイダァ、コクガイダァ」と変わりはない。ルーピーの「最低でも県外」と言うのは「民主党の公約」ではなく当時民主党党首だったルーピーの( 勝手な口 )約束と言う事に民主党公式見解でなってしまっているし、日本国の安全保障上沖縄に米海兵隊を日本国は必要としている以上、沖縄県民が一人の例外もなく「県外移設」と言う民意を示したところで、日本政府はその「沖縄県の民意」を無視しうる。辺野古沖への普天間移設は現行法では知事の了解が要るそうだが、普天間基地継続使用ならそれは要らないし、日本国・日本政府としては普天間基地継続使用でも何の問題もない。それでは上記田1>「年内に辺野古移設着工」にならないし、現行日米合意にも反するし、「基地負担軽減にならない」と言うのは私も同意する。が、普天間基地継続使用で対米交渉を開始するのはさして難しくないであろうし、「基地負担軽減」は二義的目標であって我が国の安全保証が優先だ。
故に、この田中新防衛相「年内着工」発言に咬み付く沖縄二紙の主張は、日本国としては全く受け入れられない。
従って、これら沖縄二紙の書き立てる「沖縄の民意」は、留意懸念ぐらいはしても、充分条件でも必要条件でもない。つまり、特段取り上げる必要すらない。
一方産経社説(*2)は、上記田1>の「県内着工」発言を「正しい」と擁護し、その線に沿って田中防衛相も野田首相も努力しろと発破をかける。これはこれで筋は通っており、私も首肯しうるところだ。私よりも産経社説の方が「沖縄の基地負担軽減」を重視している、と言う事になるのだろう。
言い換えれば、上記田1>「普天間辺野古移設年内着工」発言は、相応の筋を通せば問題発言ではなく、上掲③の擁護や上掲④の自己弁護は、不要と言う事だ。
それでは、上記田2>~田4>の発言はどうだろうか。
最初に明言されている通り、問われているのはPKOに於ける武器使用機準のことだ。だが、上記田2>で明らかに「武器輸出三原則」と混同している。
ソリャま、神ならぬ身の人の為す事、聞き違い勘違いは世の常であるが、上記田3>では「PKOで使ったものは自衛隊が使えば武器という範(はん)疇(ちゅう)に入る」と、話が咬みあわない。此の田中新「防衛相」の認識に従うならば、PKOで車を運転してもブルトーザーを操縦してもそれらは武器であり、「武器の使用」と言う事になる。言葉の定義としては奇妙ではあるがそれは構わない。が。「武器使用基準」と言うのは、「武器の使用に条件・制約をつける」ものだ。上記田中新「防衛相」の認識に従うならば、PKOに参加する自衛隊員たちは、徒手空拳尚且つ徒歩であるのが「標準」であり「全く武器使用基準に抵触する恐れがない状態」と言う事になる。
「徒手空拳で自衛隊員を送り出すとは、自衛隊員にケンシロウであれと要求するのか!」とは以前記事に書いたところ(*3)だが、「北斗の拳」にだってバイクぐらいは登場するというのに、田中新「防衛相」は徒歩で行けと言う認識らしい。
これが、陸海空の幕僚長の上の、統合幕僚長(*4)の上の防衛大臣様である。
上掲③で田中真紀子がけなげにも擁護し、自身は上掲④で、
田5> 「防衛問題、安全保障の基本はしっかり持っている」と強調した。
そうであるが・・・・何が「防衛問題、安全保障の基本」かを認識しているかどうかも怪しいぞ。
従って、これら沖縄二紙の書き立てる「沖縄の民意」は、留意懸念ぐらいはしても、充分条件でも必要条件でもない。つまり、特段取り上げる必要すらない。
一方産経社説(*2)は、上記田1>の「県内着工」発言を「正しい」と擁護し、その線に沿って田中防衛相も野田首相も努力しろと発破をかける。これはこれで筋は通っており、私も首肯しうるところだ。私よりも産経社説の方が「沖縄の基地負担軽減」を重視している、と言う事になるのだろう。
言い換えれば、上記田1>「普天間辺野古移設年内着工」発言は、相応の筋を通せば問題発言ではなく、上掲③の擁護や上掲④の自己弁護は、不要と言う事だ。
それでは、上記田2>~田4>の発言はどうだろうか。
最初に明言されている通り、問われているのはPKOに於ける武器使用機準のことだ。だが、上記田2>で明らかに「武器輸出三原則」と混同している。
ソリャま、神ならぬ身の人の為す事、聞き違い勘違いは世の常であるが、上記田3>では「PKOで使ったものは自衛隊が使えば武器という範(はん)疇(ちゅう)に入る」と、話が咬みあわない。此の田中新「防衛相」の認識に従うならば、PKOで車を運転してもブルトーザーを操縦してもそれらは武器であり、「武器の使用」と言う事になる。言葉の定義としては奇妙ではあるがそれは構わない。が。「武器使用基準」と言うのは、「武器の使用に条件・制約をつける」ものだ。上記田中新「防衛相」の認識に従うならば、PKOに参加する自衛隊員たちは、徒手空拳尚且つ徒歩であるのが「標準」であり「全く武器使用基準に抵触する恐れがない状態」と言う事になる。
「徒手空拳で自衛隊員を送り出すとは、自衛隊員にケンシロウであれと要求するのか!」とは以前記事に書いたところ(*3)だが、「北斗の拳」にだってバイクぐらいは登場するというのに、田中新「防衛相」は徒歩で行けと言う認識らしい。
これが、陸海空の幕僚長の上の、統合幕僚長(*4)の上の防衛大臣様である。
上掲③で田中真紀子がけなげにも擁護し、自身は上掲④で、
田5> 「防衛問題、安全保障の基本はしっかり持っている」と強調した。
そうであるが・・・・何が「防衛問題、安全保障の基本」かを認識しているかどうかも怪しいぞ。
私が考えるに、「防衛問題、安全保障の基本」と言うのは、「まともな主権意識・国防意識」であり、続いて「愛国心」と言う事になろう。
何しろ民主党は、マニュフェストにこそないが、INDEXにしっかりと「外国人参政権」を謳い、先の政権交代を果たした当時の党首ルーピーが「今年こそ外国人参政権」と民団に「約束」したような党である。確かに、綱領さえないような骨なし芯なし選挙互助会であるから、ひょっとすると田中新「防衛相」に民主党の中では例外的に「まともな主権意識・国防意識」があるという可能性も、否定はし難いが・・・・トテモシンジラレナイ。
そんな「まともな主権意識・国防意識」さえ怪しい、トテモシンジラレナイ国防省が厳然として存在してしまう事こそ、正しく章題にもした通り、「平和ボケ日本の象徴」なのである。
如何に、国民。
そんな「まともな主権意識・国防意識」さえ怪しい、トテモシンジラレナイ国防省が厳然として存在してしまう事こそ、正しく章題にもした通り、「平和ボケ日本の象徴」なのである。
如何に、国民。
<注釈>
(*1) (1) 琉球新報社説 辺野古年内着工 民意直視し合意見直せ http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-186335-storytopic-11.html(2) 沖縄タイムス社説[年内着工発言]強権では解決できない http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-01-17_28609/(*2) (3) 産経社説 田中防衛相発言 「年内着工」方針は正しい http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120118/plc12011803150002-n1.htm(*3) 表現は違ったと思う・・・どの記事かは忘れた。(*4) 幕僚長は、将官だ。自衛隊の将官は将と将補の2クラスしかないが、その上の防衛相は「軍隊で言ったら少なくとも(准将、少将の上の)中将」と言う事である。下手すると、(少将、中将の上の)大将・・・ となると、首相は、「元帥」・・・・