応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
 
 言うも更ナリであるが、私は民主党が嫌いだ。政権与党になってしまう前の野党時代から、「国家に不忠なる野党」として嫌いであったし、これが一昨年夏の忌まわしき「政権交代」により「国家に不忠なる与党」になり果せて以来は、それこそ大嫌いであり、あまつさえまりの売国行為と反民主主義的行動により、「日本の敵にして民主主義の敵」と断じて宣戦布告まで為してしまっている(※1)ほどだ。
 
 そんな民主党の中にも、いくらかでもまともな者が居ないのかと、ルーピーやその女房やスーパーゾンビや「我が敵」ばかりでもあるまいと考えていた頃には「前原」はいくらか見所があるかに見えた事も、正直あったが、所詮、民主党である。北朝鮮訪問時にテロリストの日本赤軍と記念撮影し、これに対し妙な弁明しか出来ないようでは、御里も知れようと言うものだ。
 
 その前原が、靖国神社についてなにやら言っている。ま、どうせろくな事にならないのは目に見えているが、先ずは御一読、願おうか。

 

<注釈>

(※1) 民主党に対する宣戦布告 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34685282.html  
 
転載開始========================================= 

民主、前原政調会長、靖国側は「A級戦犯」分祀を  

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111212/plc11121219490006-n1.htm
2011.12.12 19:48 [歴史認識]
 民主党の前原誠司政調会長は12日、都内で講演し、靖国神社に合祀(ごうし)されているいわゆるA級戦犯について、「政治が分祀を求めることはないが、自主的判断で措置が取られることを望んでいる。そうなれば天皇陛下、首相が参拝していただける環境が整う」と述べた。
 前原氏は「歴史問題は被害を受けた立場に立って物事を考えることが大変重要だ」とも述べ、A級戦犯の分祀を求めている中韓両国への配慮も必要だと強調した。
 野田佳彦首相はA級戦犯について、「戦争犯罪人ではない」との立場を取り、9月の衆院本会議では中韓両国の分祀要求に「不当な内政干渉には断固とした態度を取るべきだ」と強調している。
=================================転載完了

なんと姑息であることか。如何にも民主党だ

 さて、如何であろうか。
 
 「A級戦犯分祀論」そのものは真新しい物ではない。噴飯物の売国的提案であることは以前にも記事にした通り(※1)であるが、要点だけ記すならば、以下のようになろう。
 
 (1) 靖国神社は、祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の御霊を祀る場所である。そん御霊には、A級だのB級だのC級だの戦犯だのは全く関係ない。

 (2) 上記の戦犯だのナントカ級だのに関わらず靖国神社に英霊として祀るのは、「死んでしまえば仏様」と言う日本人の精神的風土による物である。それは大陸とも半島とも異なろうが、異なったからとて半島や大陸に「あわせる」必要は全くない。祭られているのは、我らのご先祖様であり、祭っているのは、我等なのだから。他人にとやかく言われる筋合いは毛頭無い。それで「感情が傷つく」と言うのは、彼らの勝手である。

 (3) 靖国神社に祭られている英霊は、今祭られている英霊で最後とは限らない。今後我が国を守る為に命を落とす英霊が必要となることはありうるし、その未来の英霊の為にも、今祭られている英霊は、少なくとも蔑ろにされるべきではない。

 (4) であるならば、半島だの大陸だのに阿って英霊の中に「格差」を生じさせ、以って英霊を貶める分祀だの、「無宗教の参拝私設」だのと言うのは、全く無意味な自己満足で終ればまだしも、我が国の安全保障を脅かす大問題である。
 
 であるならば、「A級戦犯分祀論」なんてものは、それだけで糾弾さるべきものであるが、さらに今回の前原発言と来た日には・・・
 
前1> 「政治が分祀を求めることはないが、自主的判断で措置が取られることを望んでいる。
前2>  そうなれば天皇陛下、首相が参拝していただける環境が整う」
 
 上記前1> 「政治が分祀を求めることはないと言いつつ、上記前1>「 自主的判断で措置が取られることを望んでいる。」 と言うのは、何たる姑息であろうか。
 
 ああつまりは靖国神社の自主的判断で「A級戦犯の分祀」が決定され、政府はこれを諒とすると言う、中国人体当たり攻撃「漁船」船長釈放の「地検の判断」と同じ形式にしようと言う訳だ。それなら中国様も、ついでに半島様もお喜びになる、と。ついでに政府はその歴史的責任を免れる訳だ。如何にも民主党らしいことよ。
 
 Nutz!ふざけるな。
 
 天皇陛下も、陸海空三軍の最高指揮官たる首相も、A級戦犯も含めて合祀されている今の靖国神社に公式参拝すべきである。それでこそ未来の英霊に、我が国の安全保障に資するのである。

 

<注釈>

(※1) 日本国の首相は靖国神社に公式参拝すべきである  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/14443428.html