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朝日が、社説で特集を組むそうである。タイトルは「政治を鍛える」と来た。
「コリャまた大きく出たね」と言うのが、第一印象だ。何しろ、朝日新聞様が、政治家を教導し、「鍛えよう」と言うのだから。言うまでもなさそうであるが、私は「殆ど生まれつきの右翼」を宣言・公言しており、三赤新聞筆頭にして「左の横綱」朝日とは、デフォルトで対立・敵対関係だ。
そうは言っても、同時に「魂の自由を愛する者」と宣言している私は、異論異説を、異論異説のみを理由に排斥・糾弾・弾劾することは肯んじない。異論異説に対する寛容は民主主義の根幹であり、民主主義をチャーチル言うところの「最悪だがこれ以上の体制はない」という評を痛感しつつ受け入れている(※1) 私は、それ故に朝日の言説を受け入れ、貴重なモノとさえ思っている。
とは言え、彼我の意見の相違は散々「社説比較」シリーズないし「社説を斬る」シリーズで記事にしてきたところ。その朝日が、大上段に振りかぶって「政治を鍛える」というのである。
こりゃ空襲警報発令じゃあ済まない、緊急事態だ。
元より、意外かも知れないが「政治を鍛える」転じて政治を司る(筈の)「国民の政治意識を鍛える」という点では、私も大いに賛同するモノがある。当ブログの未だ一番目立つところに、「民主主義国家の国民には、一定レベルの軍事的知識が不可欠である」と言う啓蒙記事を掲げ続けているのも、そのためだ。
「コリャまた大きく出たね」と言うのが、第一印象だ。何しろ、朝日新聞様が、政治家を教導し、「鍛えよう」と言うのだから。言うまでもなさそうであるが、私は「殆ど生まれつきの右翼」を宣言・公言しており、三赤新聞筆頭にして「左の横綱」朝日とは、デフォルトで対立・敵対関係だ。
そうは言っても、同時に「魂の自由を愛する者」と宣言している私は、異論異説を、異論異説のみを理由に排斥・糾弾・弾劾することは肯んじない。異論異説に対する寛容は民主主義の根幹であり、民主主義をチャーチル言うところの「最悪だがこれ以上の体制はない」という評を痛感しつつ受け入れている(※1) 私は、それ故に朝日の言説を受け入れ、貴重なモノとさえ思っている。
とは言え、彼我の意見の相違は散々「社説比較」シリーズないし「社説を斬る」シリーズで記事にしてきたところ。その朝日が、大上段に振りかぶって「政治を鍛える」というのである。
こりゃ空襲警報発令じゃあ済まない、緊急事態だ。
元より、意外かも知れないが「政治を鍛える」転じて政治を司る(筈の)「国民の政治意識を鍛える」という点では、私も大いに賛同するモノがある。当ブログの未だ一番目立つところに、「民主主義国家の国民には、一定レベルの軍事的知識が不可欠である」と言う啓蒙記事を掲げ続けているのも、そのためだ。
で、私とは敵対関係にありながら、私も同意できるような「政治を鍛える」を掲げた朝日は、如何様な言辞を為しているのだろうか。
まずは朝日社説、とくとご覧じよ。
まずは朝日社説、とくとご覧じよ。
<注釈>
(※1) だから、民主党が政権与党に居座る現状に、革命も反乱も暗殺も亡命も起こさず、甘んじている。
転載開始=========================================
政治を鍛える〈序論〉―民主主義の技量を磨く改革を
http://www.asahi.com/paper/editorial20111107.html?ref=any
政治を変える願いを込めて、有権者がみずからの一票で選んだ政権交代だった。なのに2年を過ぎても、政治はふがいないままだ。民主党のマニフェストは、多くが空手形だった。沖縄の普天間問題のように、言葉は踊るが成果を出せない政権の無力さも目を覆うばかりだ。大震災への対応そっちのけで展開された内閣不信任決議案をめぐる抗争は、政治への失望感を深く刻みこんだ。なぜ、政治はこれほどの機能不全に陥っているのか。問題の根源を見さだめ、処方箋(せん)を探らねばならない。■だれの代表なのか経済産業省前に10月末、「原発いらない福島の女たち」が座り込んだ。福島県川俣町の佐藤幸子さん(53)は「子どもたちを炎の海に放置したままなのは、命を未来につなぐ母性が許しません」と訴えた。むろん「炎」とは放射能のことだ。なぜ、政府は脱原発依存といいながら再稼働を急ぎ、輸出も進めるのか。なぜ、民主党や自民党の原発政策は煮え切らないのか――。こうした思いを抱く人々が、3日間で延べ2371人、(※1)詰めかけた。米国では、ウォール街を占拠した人々が、グローバル社会の「格差」を問う。世界規模の競争を勝ち抜いた一握りの成功者が、富を独占する。雇用は人件費の安い国外に流出し、街には失業者があふれる。なぜ、政治は「99%」の庶民の側に立たないのか。だれの代表なのか――。世界中で「反格差」が叫ばれた10月、東京・新宿のデモでフリーター園良太さん(30)は各地との連帯を唱えた。「権力は生活や命より経済体制を守ることばかり考える。日本は民主主義にみえるが、まったく違う」原発でも格差でも「生きる権利を脅かされているのに、政治に声が届かない」と憤る人々が増えている。まさに「民主主義の欠乏」への異議申し立てだ。その思いは「アラブの春」の民主化要求とも通じる。■選挙めあての甘言一方で、いまの政治のていたらくは「民主主義の結果」であることも間違いない。日本はすでに少子高齢社会に突入し、グローバル化の荒波にもまれている。そのうえ原発事故が未知の領域に入ってしまった。右肩上がりで経済が成長した時代の余裕はもうない。もし、子ども向けの支出を増やすなら、高齢者向けなど別の支出を削るか、増税か、いずれにしても痛みを伴う厳しい選択が避けられない。しかし、選挙で有権者にそっぽを向かれるのを恐れる議員が多く、負担を求める決断ができない。どの予算にも担当省庁があり受益者がいる。こんな既得権の構造を見直すことこそ政治の力仕事だが、それができない。とりわけ民主党が罪深いのは何を削るのかを示さずに、「むだを削れば財源はできる」と言い張ったことだ。難しい現実を解決するために汗をかくよりも、選挙めあてに甘言を弄(ろう)する。そんな浅薄な民主主義観の表れに見えてならない。民主主義国で、有権者に痛みを求めることがいかに難しいかは、ギリシャを見ればわかる。国境を超えて即決を迫る経済のスピードに、民意を束ねる政治がついていけない。危機の足音は、主要7カ国の一角、イタリアにまで迫る。日本も、政治の鍛え直しを急がねばならない。■聞く、選ぶ、説く金権腐敗批判と冷戦の終結を機に本格化した90年代の政治改革は、2大政党を生み、政権交代をもたらした。ただ、その中身は選挙制度の手直しや政党への税金投入にとどまった。いま必要なのは、政治の機能不全をただす「次なる政治改革」だ。このままでは、政治不信の嵐が政治への冷笑や、強力な指導者の待望論に変質する危険すらある。痛みを分かち合わなければならない厳しい時代には、すべての政治家にこれまでより高度な民主主義の技量が求められる。まず、聞く力だ。票や金を出す支援組織だけでなく、政治に届きにくい声にこそ耳を傾けねばならない。もちろん、多数意見に流されてもいけない。つぎに選ぶ力だ。真に必要な政策に優先順位をつけるのは難しい。だが、ひとつの判断基準として「生きる権利」を守り、将来を担う子どもたちへの投資を手厚くするのは当然だろう。そして説く力だ。政策決定の透明性を高め、甘い幻想の代わりに苦い現実を正直に語る。それなしに痛みを引き受けてもらえるはずがない。時代にふさわしい民主主義を築くために、何をすべきか。次回から具体策を提言していく。◇「提言 政治を鍛える」は来週から日曜日に掲載します。
=================================転載完了
<注釈>
(※1) 一日平均800人以下ではないか。
「政治家は政治家たれ」と言うのは良かろう。新聞は、果たして新聞か?
さーてと、やるとするか。
仲々美事なお為ごかしである。私でさえ、同意できるような点があるほどに。それほど、「反論の余地」が少ないような言説である。
朝1> 痛みを分かち合わなければならない厳しい時代には、
朝2> すべての政治家にこれまでより高度な民主主義の技量が求められる。
仲々美事なお為ごかしである。私でさえ、同意できるような点があるほどに。それほど、「反論の余地」が少ないような言説である。
朝1> 痛みを分かち合わなければならない厳しい時代には、
朝2> すべての政治家にこれまでより高度な民主主義の技量が求められる。
と、朝日社説は高らかに宣言し、以下の一説でその社説を締める。
朝3> 時代にふさわしい民主主義を築くために、何をすべきか。
朝4> 次回から具体策を提言していく。
朝4> 次回から具体策を提言していく。
一寸待て。
上記朝3>は言い換えれば、「現状に於いて、時代に相応しい民主主義は築かれていない。」である。
その現状は、当該朝日社説の冒頭にもある、「一応の二大政党制」の成果としての民主党政権である。
その民主党政権が成立し、「一応の二大政党制」が実現するに当たって、朝日新聞は何ら功績ないし罪過がないと言うつもりか。
一昨年夏の民主党による政権奪取「政権交代」の悪夢実現にあたり、散々民主党を擁護し、その欠点に目をつぶり、「都合の良い事実」をばらまいて、「政権交代」の後押しをしたのは誰か。
その民主党政権の、例えば二代目であるスーパーゾンビ(氏名不詳)を散々持ち上げ、その延命に賛成する言説を為していたのは誰か。
言い換えれば、民主党政権という政治を大いに甘やかし続けたのは一体誰か。
無論、国民もある。私を含まない国民は、一昨年夏の「政権交代」を支持した。
だが、朝日は、社会の木鐸足るはずのマスコミである朝日は。世論のオピニオンリーダーと自負しているだろう朝日は・・・「責任は免れまい」などと言う表現ではもの足るまい。
正真正銘掛け値無し、民主党政権成立の屈指の功労者にしてA級戦犯(※1)の一人は、正しく朝日新聞ではないか。
「政治を鍛える」だぁ?先ず、隗より始めよ。
下世話な言い方では、人の振りみて、我が振り直せ、と言うことだ。
上記朝3>は言い換えれば、「現状に於いて、時代に相応しい民主主義は築かれていない。」である。
その現状は、当該朝日社説の冒頭にもある、「一応の二大政党制」の成果としての民主党政権である。
その民主党政権が成立し、「一応の二大政党制」が実現するに当たって、朝日新聞は何ら功績ないし罪過がないと言うつもりか。
一昨年夏の民主党による政権奪取「政権交代」の悪夢実現にあたり、散々民主党を擁護し、その欠点に目をつぶり、「都合の良い事実」をばらまいて、「政権交代」の後押しをしたのは誰か。
その民主党政権の、例えば二代目であるスーパーゾンビ(氏名不詳)を散々持ち上げ、その延命に賛成する言説を為していたのは誰か。
言い換えれば、民主党政権という政治を大いに甘やかし続けたのは一体誰か。
無論、国民もある。私を含まない国民は、一昨年夏の「政権交代」を支持した。
だが、朝日は、社会の木鐸足るはずのマスコミである朝日は。世論のオピニオンリーダーと自負しているだろう朝日は・・・「責任は免れまい」などと言う表現ではもの足るまい。
正真正銘掛け値無し、民主党政権成立の屈指の功労者にしてA級戦犯(※1)の一人は、正しく朝日新聞ではないか。
「政治を鍛える」だぁ?先ず、隗より始めよ。
下世話な言い方では、人の振りみて、我が振り直せ、と言うことだ。
<注釈>
(※1) 言うまでもないだろうが、屈指の功労者とA級戦犯は、普通は同義語だ。