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沖縄二紙・琉球新報と沖縄タイムスは、朝日新聞と合わせて私が「三赤新聞」と呼び習わしている新聞だ。朝日が曲りなりにも全国紙である事に「敬意」を表し、朝日のほうが兄貴分、沖縄二紙のほうが下っ端とも、呼び習わしている。
私が根っからの、殆ど生まれつきの右翼であることは散々公言している通りだから、三赤新聞とはデフォルトで対立状態である。従って、三赤新聞の社説は、「社説を斬る!」シリーズの格好の対象である事も、何度も書いている通り。
それにしても今回斬る琉球新聞社説は出来が悪い。レベルが低い。まあ、先ずは御一読願おうか。題材は沖縄は八重山地区の教科書選定である。
私が根っからの、殆ど生まれつきの右翼であることは散々公言している通りだから、三赤新聞とはデフォルトで対立状態である。従って、三赤新聞の社説は、「社説を斬る!」シリーズの格好の対象である事も、何度も書いている通り。
それにしても今回斬る琉球新聞社説は出来が悪い。レベルが低い。まあ、先ずは御一読願おうか。題材は沖縄は八重山地区の教科書選定である。
転載開始=========================================
琉球新報社説 八重山教科書問題 教育の中立性放棄するのか
2011年10月20日 Tweet
意図的な法解釈と制度改定を繰り出すことが教育の中立性放棄につながらないか。
八重山地区の中学公民の教科書採択問題をめぐり、政府は、教科書無償措置法が地方教育行政法に対して、部分的に優先するとする答弁書を閣議決定した。
さらに、中川正春文部科学相が19日、「各市町村に任せればいい」と発言した。都道府県教育委員会が採択地区を決め、地区ごとに同じ教科書を選ぶ現行制度を改め、市町村ごとの採択に改める構想である。
特定の教科書採択を意図した「新しい歴史教科書をつくる会」系の団体が主導する非民主的かつ不透明な採択手法は、自治体単位だと導入しやすい。それにお墨付きを与えかねない。(*1)
教科書選定をめぐる地区協議会の結論に構成市町村教委から異議が出れば、再協議となる。市町村単位の採択になれば、問題含みの教科書採択に地域全体で歯止めをかける機能が失われ、教育の中立性を損なう危険性がある。(*2)
八重山の混迷の発端は、教科用図書採択地区協議会の玉津博克会長(石垣市教育長)が「改革」と称して、(1)調査員による順位付けを廃止(2)選定時の無記名投票の導入―など、独断で手続きの大幅変更を図ったことにある。それは「つくる会」が推奨する「密室性」が宿る手法と酷似する。(*3)
教科書選定には、地域の特性や歴史が反映される。地教法はその精神を踏まえ、可能な限り小規模な範囲で採択する制度を定め、採択権は市町村教委にあると記す。
石垣、竹富、与那国の3市町の教育委員全員が集い、玉津氏主導で選定された育鵬社でなく、東京書籍を採択したのは、地教法の趣旨に合致する(*4)。文科相の唐突な提案は制度の趣旨に沿う印象を振りまく。しかし、八重山の問題に頬かむりしたまま、次の構想に踏み込むのは問題のすり替えだ。過ちをきちんと正し、教科書選びへの信頼回復に努めるのが筋だ。
無償措置法は、国が教科書を無償で配る財政措置の要件を定めるにすぎない。地教法に優先するとの閣議決定は、本末転倒の法解釈に映る。あるいは、こうした恣意(しい)的解釈を全国に適用していく方針なのか(*5)。
教科書採択をめぐる混乱を全国に波及させないために、八重山の混乱をあるべき形で収拾し、公明正大な決着を図ることが先決だ
=================================転載完了
<注釈>
(*1) チョイと待てやこら。そのナントカ団体が「非民主的かつ不透明な採択手法」の普及喧伝に努めていると仮にしてもだ、その「非民主的かつ不透明な採択手法」を採択するのは自治体であろう。それは自治体の意思ではないのかね。それを糾弾するのだとしたら、「採択手法を喧伝し普及に努めている」ナントカ団体ではなく、自治体の方ではないのかね。さらに言うならば、「市町村ごとの採択に改める」事がどうしてそのナントカ団体のカントカ採択法の「導入しやすさ」につながるのかね。採択法を選ぶ自治体の数が増えるのだから、「民主的で透明な採択法」にだって、選択される機会は同じだけ増えるはずだろう。(*2) つまり市町村単位ではなくより大きな単位で教科書採択すれば「地域全体で歯止めをかける」と言う理屈だが、そりゃ教科書選択の単位が大きくなる分少数意見を排除はしやすかろうが、それは「教育の中立性」とは直接の関係はないだろう。(*3) 「酷似する」と言う事は、「似ているけれども同じじゃない」だよね。その「つくる会」は八重山地区の教科書用図書採択協議会に「非民主的で不透明な教科書採択法を主導した」のではなかったのかね。(*4) 大嘘だろう。この論法ならば地教法の精神に合致するのは、石垣、竹富、与那国が各個に許可書を選定する事であり、そうならば竹富だけが東京書籍、石垣と与那国は育鵬社と言う事になるはずだ。論旨を奇怪なまでに捻じ曲げているし、「教育の中立性」とは全く関係ない。(*5) 笑止千万。地教法を無理矢理恣意的に解釈して、その恣意的解釈で無償措置法より優先だと抜かしているは、琉球新報ではないか。
主張としては筋が通らず、サッパリ判らん
一体琉球新報はどういう意味で「教育の中立性」と言っているのだろうか。当該社説を読む限り「「新しい歴史教科書をつくる会」系の教科書排斥」と言う意味としか読み取れない。そんな恣意的な一方的な基準を「教育の中立性」と呼んでしまえるのは、大陸的厚顔無恥の為せる技だろうか。
でもまあ、そんな恣意的基準を「教育の中立性」と琉球新報は呼んでいるものだ、と考えるとしても、もっとわからないのは「「新しい歴史教科書をつくる会」系の団体」に対する当該社説の糾弾である。琉球新報社説によれば、この団体は「特定の教科書採択を意図し」「非民主的かつ不透明な(教科書)採択手法」を「主導」している事を以って糾弾されている。その「特定の教科書」(の一つ?)が育鵬社の教科書であると理解したとしても、「特定の教科書採択を意図して採択法を主導する」とは、一体この団体は何をやっているのか。「教科書を採択する」主体は自治体或いは自治体の下の教育委員会であるから、これらに対し贈賄や脅迫を仕掛けていると言う事だろうか。それならば「贈賄」或いは「脅迫」と明記するであろうし、それだけで立派な犯罪だろう。そうではなく抗議行動とかデモとかであるならばはなくなるが今度は「主導」の実効性が相当怪しくなる。例えば問題の八重山地区の教育委員会に対しては、そのナントカ団体は一体何をしたと、琉球新報は糾弾しているのか。
教科書採択法は「民主的で透明であるべきだ」と言う主張も背景にあるようだが(*1)、これもタイトルにまでなっている「教育の中立性」との関係がこれまたわからない。「民主的で透明な」教科書採択法をとったならば、その地域の住民なり教員なり教育委員のカラーが出るだろう。それを以って「教育の中立性が担保されている」と称するのかね。「民主的」の対象である「教科書選挙民(仮称)」を一般人まで拡大解釈すると、民意の反映ではあろうが「教育の中立性」は怪しくなる。逆に「教科書選挙民(仮称)」を教育委員に限定するならば、「教育の独立性」は強まろうから「教育の中立性」には近づきそうだが、「制限選挙」になる訳だから「民主的」が怪しくなる。
「教育の中立性」が上記の通り「「「新しい歴史教科書をつくる会」系の教科書排斥」であるならば、それは「民主的」とは全く相容れない、異論の排斥だ。一体琉球新報社説氏の頭の中で「教育の中立性」と「民主的で透明な教科書採択法」はどういう関係で同結びついているのか、実に興味深い。
さらに判らないのが中川正春文部科学相が示したとされる「(教科書選択を)市町村ごとの採択に改める構想」に対する当該社説の反論非難だ。先ず琉球新報社説は
1> 非民主的かつ不透明な採択手法は、自治体単位だと導入しやすい。それにお墨付きを与えかねない。
と言うのだが、此処からして判らない。教科書採択の単位が市町村に細分化されるのだから、教科書採択法がその数だけ増えるだろうと言うのは理解する。だが、その「新規教科書採択手法市場」は、「非民主的かつ不透明な採択手法」のと同じぐらい「民主的かつ透明な採択手法」に対しても開かれていそうなものだ。上記1>の「自治体単位だと導入しやすい」と言う意味がわからないし、「お墨付き」に至っては論外だ。
だが、こんな無茶苦茶な主張を琉球新報が社説として掲げる理由ならば、推察は着く。今回問題になっている八重山地区は、石垣、竹富、与那国の3市町から成り、この内、石垣と与那国の教育委員会は問題の育鵬社教科書を選定し、竹富のみが東京出版を選択氏、選定教科書が八重山地区内で分かれたのが発端だ。それを「八重山地区で東京書籍」に無理や利しようとするから、次のような記述になる。
2> 市町村単位の採択になれば、問題含みの教科書採択に地域全体で歯止めをかける機能が失われ、
3> 教育の中立性を損なう危険性がある。
早い話、「折角八重山地区で育鵬社教科書排斥に成功しかけていたのに、市町村単位なんかに細分化するじゃない!」でしかない。
と言う事は、だ、大仰に「教育の中立性を放棄するのか」とか、「民主的で透明な教科書採択手法」だの御託を並べているが、その題目に従うとサッパリ辻褄が合わず、要は「教育の中立性」も「民主的」も全く無関係でひたすら「育鵬社教科書排斥」と考えるとすんなり筋が通るこの社説は、社説=新聞社の主張と言うよりは、宣伝ビラなのである。
で、そんな宣伝ビラを、新聞の存在理由に、新聞社の顔に、掲げている訳だ、琉球新報は。
三赤新聞の下っ端とは言え、それで良いのかね。琉球新報は。(*2)
先回の八重山教科書問題記事で私は、「沖縄二紙はあれこれ理屈をこねて育鵬社教科書に反対するだろう」と予測はしていたが・・・こねた理屈がこれかね。幾ら地方紙の社説とは言え、酷過ぎないかね。
で、そんな宣伝ビラを、新聞の存在理由に、新聞社の顔に、掲げている訳だ、琉球新報は。
三赤新聞の下っ端とは言え、それで良いのかね。琉球新報は。(*2)
先回の八重山教科書問題記事で私は、「沖縄二紙はあれこれ理屈をこねて育鵬社教科書に反対するだろう」と予測はしていたが・・・こねた理屈がこれかね。幾ら地方紙の社説とは言え、酷過ぎないかね。
<注釈>
(*1) だからこそ、そのナントカ団体が主導する教科書採択法が「非民主的で不透明」と非難されているのだろう。(*2) 多分、「党の口舌になる準備万端」と言う事だから、「良い」のだろうが。
八重山地区教科書選択関連記事
(1)愚問承知で琉球新報社説のダブルスタンダードを問う! http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35958019.html
(2)続報・沖縄八重山地区教科書採択 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35980232.html http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35980305.html
(3)続々報・沖縄八重山地区教科書採択―沖縄タイムスの言い訳 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35987995.html
(3)続々報・沖縄八重山地区教科書採択―沖縄タイムスの言い訳 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35987995.html
(4)つまらない社説in沖縄二紙― 八重山教科書選定 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35996723.html