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 此のタイトルは先行する以下URL記事と同様に、ピーター・フォーク主演のコメディ映画「呆れた呆れた大作戦」の捩りである。前回捩った時にも告白した事だが、此の映画を私は見ていない。ピーター・フォーク主演で且つ彼のお気に入りと来れば、これはもう「必見」だとは思うのだが、今のところ「思う」までだ。
 
呆れた呆れた朝日社説 -前原外相辞任 外国人と政治献金  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34872256.html
 
 だが、仲々印象的なタイトルなので、今回も捩らせてもらう。
 
 ピーター・フォーク主演・お気に入りのコメディ映画タイトルを捩って今回取り上げたのは、「三赤新聞」の下っ端、琉球新報と沖縄タイムスの社説。両社説が扱うのは、ケビン・メア在沖米総領事(当時)が本国に打った公電で与那国島を掃海拠点とした場合についての検討結果を報告したと言うウィキリークスの情報。ま、先ずは両紙の社説を御一読願おうか。
 
転載開始=========================================

琉球新報社説 メア氏与那国発言 総領事は背広を着た軍人か 

 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-181713-storytopic-11.html
2011年9月16日      Tweet
 「善き隣人」を掲げるその国は沖縄の民に公然とうそをつき、国益と軍事を最優先して恥じないようだ。内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米公電により、国境の島を舞台に米軍と在沖米総領事館の裏面が暴かれた。
 在日米海軍は2007年6月、県や与那国町の反対を押し切り、掃海艦2隻を与那国町の祖納港に県内民間港で初めて寄港させた。
 その際、台湾海峡有事の際の利用を想定し、港をつぶさに調べ上げていた。米海軍は「友好親善と乗員の休養」を寄港目的としていたが、真の狙いは軍事利用そのものだった。
 それを証明したのは、当時のケビン・メア在沖米総領事が本国に打った公電だ。メア氏は「海峡有事の際に、対機雷作戦の拠点になり得る」と極秘に報告していた。
 さらに、祖納港の深さを挙げ、「掃海艦4隻を一度に収容できる」「与那国空港を利用し、ヘリコプターを掃海艦支援に使えば、台湾に最も近い日本の前線領土として拠点になり得る」としていた。
 中国と台湾が紛争に突入したことを想定し、米軍は中国軍が洋上に機雷を敷設することを脅威と見なしている。寄港への抗議の声を過小評価しつつ、町民があずかり知らないところで軍事要塞(ようさい)化を図る驚くべき認識だ。民意を無視した米軍の掃海拠点化は許されない(*1)。
 在沖米総領事館は国務省の出先機関である。米国や米軍基地に対する沖縄の世論を適切に把握し、本国に伝える役回りがある。
 だが、メア氏の公電は、「総領事は背広を着た軍人なのか」という疑念を深めた。県民に背を向け、米国の国益を追い求める総領事館の一断面を浮かび上がらせた。
 「沖縄はゆすりの名人」とした蔑視発言で国務省を追われたメア氏特有の問題でなく、米国の沖縄社会に対する向き合い方を投影していると見るべきであろう。在沖総領事館にシビリアンはいるのか。米政府関係者は問題の深刻さを自覚すべきだ。
 外交努力によって紛争を未然に防ぐことを後回しにし、島民生活の命綱である港を軍事拠点化しようとする無神経さにあきれる。
 自衛隊配備は容認している外間守吉与那国町長は「米軍は依然として占領意識を持っている。とんでもない」と憤りを隠さない。
 友好親善を名目にした米軍艦寄港や米軍機の民間空港使用も軍事目的と見なした方が妥当だろう。
 

<注釈>

(*1) 言っている事がわかっているのかね。中国と台湾が紛争に突入しても、米海軍は祖納港に入港するなと、言っているのだぞ。良く言って一国平和主義どころか地域エゴ。普通に考えれば中国に対する利敵行為で売国行為だ。ま、琉球新報が売国奴なのは、既に明らかではあるが。それにしてもな。
 

沖縄タイムス社説[与那国・掃海拠点]どこが負担軽減なのか 

 http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-09-16_23511/
 2011年9月16日 09時46分 Tweet
 日米両政府が口を開けば繰り返す沖縄の負担軽減は、どこに行ったのか。(*1)
 在沖米総領事館が国境の島、与那国島を台湾海峡有事の際に中国の機雷を除去する掃海活動の拠点となり得る、と分析していたことが内部告発サイト「ウィキリークス」で明らかになった。
 米海軍の掃海艦2隻が2007年6月に同島・祖納港に初めて寄港した際、当時のケビン・メア総領事が「極秘」公電で、米本国に進言していた。
 県が自粛を求め、外間守吉町長が反対を表明していたが、激しい抗議の中、入港を強行した。
 米海軍は寄港目的を「乗組員の休養と友好親善」と通知していたが、公電では祖納港は「十分な深さがあり、4隻の掃海艦を同時に入れることができる」と見立てている。2千メートルの滑走路を持つ与那国空港との一体的な利用にも触れている。台湾海峡有事を念頭に、与那国島の軍事的価値を調べ上げていたのである。
 メア氏も「入港でいろんな情報が入る。水深が正しいかなどを確認する」などと調査を否定していなかった。
 掃海艦はその後、09年4月に石垣港、10年9月に平良港に入港し、既成事実を積み上げた。同じような調査が行われたとみられ、南西諸島を拠点化する意図がうかがえる。
 昨年12月に閣議決定された新たな「防衛計画の大綱」でも南西諸島の防衛強化を打ち出している。陸上自衛隊の配備が計画され、日米の軌を一にする動きである。(*2)
 沖縄の負担軽減は日米両政府の重要な政策課題だったはずだが、米軍も自衛隊も逆行するばかりだ(*3)。呪文のように唱えるだけで実効性が伴わない。出てくるのは自衛隊配備であり、掃海活動の拠点化である。異様というしかない。(*4)
 国境の島の可能性は住民レベルの民間外交にあるとして、観光、経済交流を模索している与那国花蓮縣交流発展協会(安里與助理事長)によると、実際にマイナスの影響が出ているという。
 陸自の配備計画が浮上してから、与那国島に進出するのはリスクが高いと台湾側の民間団体からホテルやショッピングセンターへの投資に二の足を踏むという声が直接、同協会に寄せられているという。(*5)
 経済交流の観点からは、陸自の配備は衣の下から鎧(よろい)が見えるようなものであり、周辺地域の軍事的緊張感を高めるだけだ。陸自の配備と経済交流は、両立し得ないと言わざるを得ない。(*6)
 日米両政府は国境の島を軍事要塞(ようさい)化し、冷戦時代に逆戻りさせるつもりなのか。(*7)
 海洋権益の拡大に固執する中国に自制を求めるのは当然だが、軍事力で相手を封じ込めようとすれば、軍拡競争という安全保障のジレンマに陥る。慎重な対応が必要だ。(*8)
 地域振興のために自衛隊誘致の姿勢を示している町や誘致派住民は、米軍については認めないと強調するが、平和な共存関係があってこその経済交流である。軍事的対立の構図をつくらない外交努力が求められる。(*9)
=================================転載完了
      http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35999748.html へ続く
 

<注釈>

(*1) そんなものはおまけだ。
 
(*2) 大変結構ではないか。
 
(*3) これもいつもの事ながら・・・我が国の安全保障に適う範囲での「沖縄の負担軽減」だ。我が国安全保障上必要とあれば、基地負担が増大するのも、ありうる事態だ。
 
(*4) 全く脳天気な話しだな。「有効友愛平和」と呪文のように唱え、異様なのは社民党であり鳩山であり沖縄二紙である。
 で、どちらが安全保障上安全側かと言えば、拠点化して部隊を配備するほうが安全側である。
 
(*5) 笑止な。そいつが与那国自衛隊配備の性だとは笑止千万なり。
 
(*6) 衣すらつけずに鎧を見せびらかす相手に、経済交流を優先して陸自部隊を配備するなと言うのは、単純に言えば敗北主義であろう。
 
(*7) それは国境の島の常態だろうが。冷戦に限った事ではない。琉球王国は島津と大陸に二重朝貢していたではないか。
 
(*8) と言って、何もしないのは、最悪状態であろうが。軍拡競争は、少なくとも、次善の策である。
 
(*9) 寝言。外交努力だけで軍事的対立がなくなるならば、戦争は起こらない。然り。戦争が起こる、起こりうるのだから、外交努力は失敗する可能性は常にあり、軍事力は不可欠である。