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 承知している。菅直人は既に過去の人である。ゾンビですらない。
 だが、彼奴が「千年に一度の大臣災」となって我が国にもたらした災厄や、それ以外にも東日本大震災で追及の手がゆるみ、ゆるんでいる間にさらに拡大発展した外国人献金の問題や、尖閣諸島沖「漁船」体当たり攻撃の際の中国人「船長」釈放の責任など、追記すべき罪状は「首相退陣」如きでチャラになるものではない。彼奴はルーピー共々未だ国会議員であるし、民主党議員なのである。
 
 で、報じられているのはその菅直人が「福島原発事故を人災と認めた」と言う報道。但し、タイトルでネタバラシしているとおり、「東電の引き起こした人災」と言う「弁明」である。
 
 ま、短い記事だがご一読願おうか。
 
転載開始========================================= 

原発事故は人災、説明も伝言ゲーム…菅前首相  

 福島原発
 
インタビューに答える菅前首相=清水敏明撮影 菅直人前首相は5日、東京電力福島第一原子力発電所の事故対応を巡る読売新聞のインタビューに応じ、「事故前から色んな意見があったのに、しっかりした備えをしなかったという意味で人災だ」と事故を振り返った。
 そのうえで、経済産業省原子力安全・保安院や原子力安全委員会について「全電源喪失などを想定していなかったため、それに対応できなかった」と述べた。東電の情報伝達にも問題があったとし、同原発の吉田昌郎所長にも自ら電話をかけ、状況把握に努めたことを明らかにした。
 菅氏は事故後、前線本部となるオフサイトセンターに人員が集まれなかったことなどを挙げ、「想定していたシミュレーションがほとんど機能しなかった」と総括。東電についても、「(格納容器内の蒸気を放出する)ベントをするよう指示を出しても、実行されず、理由もはっきりしない。説明を求めても伝言ゲームのようで、誰の意見なのか分からなかった」とした。
 退陣表明後の8月27日に福島県を訪れ、長期間住めなくなる地域が出るとの見通しを伝え、汚染物質の中間貯蔵施設の県内設置を要請したことについては、「被災者の皆さんには大変申し訳ないことだが、3・11の時の総理として、一番厳しい見通しについて話をするのは自分の責任と考えた」と述べた。
(2011年9月6日08時41分  読売新聞)
=================================転載完了

責任は他人のもの。手柄は俺のもの。

 さて、如何であろうか。
 
 先ずは誉められる点を誉めて置こうじゃないか。菅直人はこの記事で「売新聞のインタビューに応じ」ている。首相時代にゾンビ期間は特に「ぶら下がり取材」に全く応じなかった菅直人だから、「長足の進歩」と評してやっても良いぐらいだ。尤もその「ぶら下がり取材拒否」期間でも、週刊朝日かなにかの「独占インタビュー」には応じているから、単に「読売新聞が菅直人にとって都合の良い報道機関と断じた」だけなのかも知れない。
 
 事実、報じられるインタビューは言い訳ばかりである。弁明ですらない。報じられている記事から、管直人の発言を拾うと以下の様になる。
 
1> 「事故前から色んな意見があったのに、しっかりした備えをしなかったという意味で人災だ」
 
 聞き様によってはこれは反省の弁だ。「人災」と言うキーワードも登場し、これが問う記事のタイトルにもなっている。だが、辞める振りをしてて不信任案可決を回避した後にゾンビ首相として2ヶ月以上も日本国首相の座に君臨し続けた「千年に一度の大臣災」に、そんな人並みの反省があろう筈もない。
 
2> 「想定していたシミュレーションがほとんど機能しなかった」
 
3> (格納容器内の蒸気を放出する)ベントをするよう指示を出しても、実行されず、理由もはっきりしない。
4> 説明を求めても伝言ゲームのようで、誰の意見なのか分からなかった

 
 あれこれ言っているが、要は「皆東電が悪い。」としか言っていない。タイトルにもした通り、自分の責任でなければ人災と認める訳だ。

 第一、上記3>「ベントをするよう指示を出しても、実行されず」等と、その「ベントをするように指示」しながら現地視察に福島原発へ飛んだ口で良くもまあ抜かせるものだと感心する。何度も記事にした通り、私は「菅直人が自身のみを省みず、ベント指示を出しつつ現地視察を敢行した」なんて全く信じない。水素爆発以降は雨が降っただけで福島原発「視察」を取りやめるような小心者が、水素爆発以前で炉心溶融判明以前とは言え相応のトラブルは判明していた福島原発にあの軽装で出かけたのだから、「(菅直人が現地に居る間の)ベントはありえない」と確信していたか、そもそも「ベントしろ」と指示していないかのいずれかであろう。
 
(1) 信じられぬ「勇気」― 毎日「検証・大震災」に於ける菅直人の福島原発初動対処を考える  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35033381.html  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35033434.html
(2) 菅直人の根拠不明な弁明 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34994215.html 
(3) 再検証 管直人の原発事故対応  
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35883403.html   http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35883434.html
 
 さらに、上掲記事が報じるところによれば、以下の如し。
 
5>  退陣表明後の8月27日に福島県を訪れ、
6> 長期間住めなくなる地域が出るとの見通しを伝え、
7> 汚染物質の中間貯蔵施設の県内設置を要請したことについては、
8> 「被災者の皆さんには大変申し訳ないことだが、
9> 3・11の時の総理として、一番厳しい見通しについて話をするのは自分の責任と考えた」
 
 上記6>が上記9>で菅直人が言うとおり「一番厳しい見通し」であることには私も同意する。余りにも「厳しい見通し」なので、一体どこのことを言っているのか私には心当たりがないくらいだ。
 だが、先述の通り「自分の責任でないとなれば、福島原発事故を人災と呼んで憚らない」菅直人が、ゾンビ首相を漸く辞めての上記6>~7>の「一番厳しい見通し」であるから、「首相ではなくなったのだから、「一番厳しい見通し」を話しても責任は追求されないだろう。」と言う読みがあるように思えて仕方がない。
 
 保身と責任逃れに汲々とするだけの、所詮首相の器ではない市民運動家・菅直人。だが、彼奴がゾンビ機関を含めて1年以上の長きにわたって日本国首相の座にあり、数多の人災、それも菅直人自身の責による人災を我が国にもたらした事を、看過する訳には行くまい。
 
 菅、斬る可し。菅、斬る可し。菅、なお、斬る可し。
 
Kill KAN! Kill KAN!! Kill KAN perfectly!!!!