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タイトルにした「向上心のない奴は馬鹿だ。」と言うのは夏目漱石の小説に登場する決め台詞(*1)。「三四郎」だか「それから」だか「こころ」だか忘れたが、主人公の台詞だ。元は主人公の親友の口癖だったのだが、その親友からある女性に対する秘めた恋心を打ち明けられた際、その告白で親友が「恋敵」である事を知った主人公が親友に投げつけたのがその親友の口癖。
「向上心のない奴は馬鹿だ。」
自分自身の口癖をかかる場面で投げつけられた親友に対する効果は覿面で、親友はその秘めていた恋を恥じ、後に自殺を遂げてしまう。それぐらい強烈な効果を持った決め台詞だから、理系であり文学史嫌いである私でも覚えている。
そんな必殺の決め台詞を引用したのは、退陣間近ながらもいまだ日本国首相であるスーパーゾンビ首相にして千年に一度の大臣災・菅直人が、そのゾンビ首相としての(*2)「功績」を誇っているらしいと言う報道に接したから。
先ずはその報道をご一読願おうか。
「向上心のない奴は馬鹿だ。」
自分自身の口癖をかかる場面で投げつけられた親友に対する効果は覿面で、親友はその秘めていた恋を恥じ、後に自殺を遂げてしまう。それぐらい強烈な効果を持った決め台詞だから、理系であり文学史嫌いである私でも覚えている。
そんな必殺の決め台詞を引用したのは、退陣間近ながらもいまだ日本国首相であるスーパーゾンビ首相にして千年に一度の大臣災・菅直人が、そのゾンビ首相としての(*2)「功績」を誇っているらしいと言う報道に接したから。
先ずはその報道をご一読願おうか。
<注釈>
(*1) 理系であり文学史大嫌いな私であっても、文学作品を読むことぐらいあるのだ。滅多にない事だが。(*2) ソリャまあ、ハナッからゾンビ首相であった訳ではないが、思い返してみるとゾンビ化しても大差はないな。正に「生ける屍、リビングデッド」。
転載開始===========================================================
「間違ったことやったからではない」 菅首相が“失政退陣”を完全否定
クリックして拡大する参院財政金融委員会で自民党の西田昌司氏の質問に答える菅直人首相。右は野田佳彦財務相=23日午後、国会・参院第3委員会室(宮川浩和撮影)
「首相を辞する決意をしたのは、何か間違ったことをやったから責任を取るということではありません」。菅直人首相は23日の参院財政金融委員会で、東日本大震災の対応などこれまでの政権運営の正当性を訴え、「失政」によって退陣に追い込まれたわけではないとの認識を示した。たちあがれ日本の中山恭子参院幹事長代理は、震災や福島第1原発事故の対応のほか、米軍普天間基地の移設問題、領土問題など菅政権が積み残した課題を列挙。そのうえで「こうした問題がまだ解決していない。この責任を取って退陣するのだろう」と詰め寄ると首相は完全否定した。首相はまた、低迷する内閣支持率について「世論調査の厳しい数字は率直に受け止めなければならない」としつつも、「脱原発依存」宣言などを念頭に「私が提起した政策が否定されたのかというと、同じ世論調査でもそうではない数字が出ている」と強調。この日も自己正当化とも受け止められる答弁に終始した。
退陣前に菅政権が自画自賛の冊子作成 鳩山前政権に責任転嫁も
首相官邸に入る菅首相=25日午前
菅政権は25日、発足から約1年3カ月の取り組みを冊子にまとめた。社会保障と税の一体改革やエネルギー政策の見直し着手などを列挙し「極めて多くの成果を挙げた」と自賛。一方で東日本大震災への対応は「総じて不十分かつ遅れがちだったことは否めない」と総括している。首相側近の阿久津幸彦内閣府政務官と国家戦略室スタッフが中心となり作成した。ただ首相退陣の遅れが内政、外交の停滞を招いたとの批判も強く、自己アピールの内容は与野党の反発を招きそうだ。短期政権の理由については(1)衆参両院の「ねじれ」(2)民主党内の結束の乱れ(3)内閣支持率の低さ-と説明。同時に「これらは民主党政権の最初の年の失敗に起因する面も大きい」と鳩山前政権への責任転嫁と受け取られかねない記述も。首相の政治手法では「言葉が足りない、あるいは一貫していないという問題はあった」と指摘しつつ「『市民目線』などの底流は一貫している」と強調した。
==================================================================転載完了
飛ぶ鳥後を濁さず、の喩えが在るが・・・・
如何であろうか。
二本並べた管直人の「退陣直前自画自賛」記事だが、産経webから取って来たのが悪いのか、菅直人やら小冊子やらが自賛している「菅直人政権の功績」と言うのは、上記記事からは以下の諸点しか読み取れない。
二本並べた管直人の「退陣直前自画自賛」記事だが、産経webから取って来たのが悪いのか、菅直人やら小冊子やらが自賛している「菅直人政権の功績」と言うのは、上記記事からは以下の諸点しか読み取れない。
(1) 何か間違ったことをやったから責任を取るということではありません
(2) 私が提起した政策が否定されたのかというと、同じ世論調査でもそうではない数字が出ている
(3) 社会保障と税の一体改革
(4) エネルギー政策の見直し着手
上記(1)~(2)が前者の記事、上記(3)~(4)が後者の記事から抽出したものだが、僅かに4点。五指にさえ余る。一年余の政権担当期間で、平穏無事なときであっても国家予算一回分はフルに編成する期間に、党首選挙が一回に、危うく可決されてしまいそうになった不信任決議が一回あったとは言え、尖閣沖中国「漁船」体当たり攻撃とその船長逮捕と釈放。さらにはその体当たり攻撃ビデオの非公開と流出。今春の東日本大震災と福島原発事故と、平穏無事どころか見せ場山場盛りだくさんの政権担当期間1年余で、功績に数えられるのが僅かに四点。これに私から「東日本大震災直後の自衛隊10万人動員体制」を瓢箪から駒承知で付け加えたとしても、片手で足りる情けなさだ。
大体上記(2)はなんだ。「世論調査の結果の中には、世論が賛成していると言える菅直人提起政策もある。」としか言っていない。幾ら所詮は市民運動家であって首相の器ではない菅直人とは言え、「世論調査で悪くない数字もある」が己が提起した政策の評価基準とは、情けなくて涙も出ないぞ。
喩え世論は非難ごうごうで、国会議事堂がデモ隊に包囲されるような事態に至っても、或いはさらに極端に国会が軍隊や警察力で武力制圧された状態でも、十年百年先の国家の大計を慮り、通すべき政策を通してこそ政治家であろうが。左様な事態には任期中に至らなかったとて、「世論調査の数字」で事足れりとは何事であるか。
上記(3)の「功績」って何の事だぁ?あの「2015年まで」を止めて「2010年代半ばまで」に「消費税を10%にまで引き上げる」とした「東日本大震災の復興基本方針」の事を言っているのか?
「復興増税」 民主、文言修正で急場しのぎ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110729/stt11072901230001-n1.htm
ソリャま民主党は、鳩山党首(当時)が「40年かかる税制改革を20年でやる」等と党首討論で寝言抜かして「政権交代」果たしちまったような党だから「2010年代半ば」ならば遅めに見ても7年先で、民主党にしちゃ上出来なのかも知れないが、「消費税を10%に引き上げれば全て解決」なわけでもないし、とてもじゃないが2015年までだって民主党政権が存続するとは思えない( /思いたくない)のに「2010年代半ばまで」に「消費税を10%にまで引き上げる」なんて事を言っただけで「功績」とは恐れ入る。
逆に言うと、そんなものでも数えないと、功績がないのだろう、とは思うが。
上記(4)は言わずもがなの「首相の個人的見解」たる「脱原発」と「再生エネルギー法」のことを言いたいのだろうが、どちらも私に言わせれば噴飯物である事は、散々記事にした通りだ。
① 本末転倒―朝日社説 「再生エネ法案 将来見据えた議論を 」を斬る! http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35714171.html
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35714236.html
② 私の「自然エネルギー推進論」―フクシマ後も原発推進の立場から― http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35778036.html http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35778053.html http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35778071.html
挙句の果てに上記(1)と来たもんだ。少なくとも震災前まで追求厳しかった外国人献金と半島関連団体への不審な金の動きについては全く無視している。無視しているだけに、怪しいともいえるが。
上記(1)が、「何も正しい事をやらなかった責任を取るのであります。」と言う事を逆に表現したのだとすれば,大いに納得の行くところではある。但しそれでも、かくも無能で無策なまま日本の最高権力者としてゾンビとしてでさえ2ヶ月以上も君臨した、それも東日本大震災からの復興にかかろうと言う時期に君臨した事は、大抵の「功績」を帳消しにするのに充分な罪過であるが、いかんせん菅直人には帳消しにするほどの功績もないから、罪過ばかりの「マイナス政府」なのである。
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35864262.html へ続く