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石原都知事発言―日本核武装論

http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/35636146.html より続く
 
10>「日本は核兵器を持つべきだと思っています」 
11>「持ったって、絶対に使えない。
12> しかし日本が核兵器開発のためのコンピュータを使ってシミュレーションするだけで、
13> 日本の存在感は変わってくると思います」
 
 締めに登場するのは石原都知事の核武装論であるが・・・どうもその前の発言( =原発代替としての新型天然ガス火力発電)とはつながりが悪い。ここでAFP通信が新ためて日本の核武装について問うたと見るのが至当であろう。
 それに対する石原都知事の答え、上記10>から13>は先ずAFP通信の期待通りと言うところだろう。特に上記10>のインパクトは大きい。8月も近い事だしな。

 但し、石原都知事が求めるのは核兵器の抑止力であってその破壊力ではない事は上記12>からも明白だ。要は「核兵器を持とうとする構え」だけでも抑止力になりうると言う事だ。またそれは、以下URLで先行記事にで定義した抑止力=「戦争を仕掛けてくるかも知れ居ない国に、その戦争を思いとどまらせる力」とも合致するものである。
 
「抑止力」を考える http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34787241.html
 
 イラクはサダム・フセインがオシラック原子炉をイスラエルに爆撃される事なく核兵器を手に入れていたら、今頃は中東にもう一つの(*1)「北朝鮮」が登場していた公算大であろう(*2)。
 
 要するに、石原都知事の抑止力論に従い、核武装は真剣に論じられるべきであると言うのが、私の主張である。
 
14> 「日本みたいな国が、世界でどこにありますか。
15> 北朝鮮、ロシア、中国とこんな間近に日本に敵意を持った国が3つも国境を接してある、
16> こういう危険なシチュエーションにある国は世界中に日本しかないと思います」
 
  付け加えるならば、そんな危険なシチュエーションにありつつ、核武装を真剣に検討できる国としては、我が国以外に韓国を挙げるべきだろう(*3)。台湾は北朝鮮とロシアから離れている分、我が国ほど「間近」ではない。そうは言っても目の前にいるのがあの帝国主義的膨張国家、中国共産党政権なのであるから、一番枕は低そうだ。
 

<注釈>

(*1) それも油田と言う資源を握った
 
(*2) 「大義がなかった。」とか「誤情報におどろされた誤った戦争」とか、とかく非難される米国の対イラク戦争=第二次湾岸戦争を、私が支持する理由が此処にある。結果として「大量殺戮兵器はなかった」としても、「大量殺戮平気を隠し持っているかも知れないサダム・フセインが未だ支配するイラク」と言う状態よりも、現状のほうが、はるかにマシだと考えるが故であり、その状態を現出させたのが、直接的には米国の対イラク戦争であると、認めるからだ。
 
(*3) 一寸、ロシアからは離れているが・・・北朝鮮が「緩衝国」になっている・・・あんまり緩衝効果はないな。