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今度こそ本当に発売...夢の空飛ぶ自家用車が道交法パスして公道走行可能に!
ついにこの日がやって来たか! (ギズモード・ジャパン)いまハンドルを握っている愛車が、そのまま翼を開いて空を飛べるようになったら...という夢をだれでも描いたことがあると思うんですけど、そんな少年のような想いをかなえてくれる空飛ぶ自家用車「Terrafugia Transition Flying Car」が、なんと米運輸省の国家道路交通安全局(NHTSA)で認可を受けたようですよ! いよいよ本当に発売されそうですね。実はTerrafugiaが独自のユニークなアイディアで開発を進めてきた空飛ぶ車は、当初は2009年の発売がアナウンスされていました。しかしながら、いろいろとパーツ調達面でのトラブルや道路交通法上の問題を乗り越えられず、あわや開発中止かというところまで追い込まれそうになっていたんだとか。幸い空を飛べる仕様に不可欠だった飛行機に使われるのと同じ特殊軽量ガラスおよび着陸時の衝撃にも耐え得る特製タイヤの使用が、この度、晴れてNHTSAから合法との判断を得られたことで、とうとう来年中の発売が確実になったと発表されています。ぜひとも日本国内でも普通に走れるような時代がやって来てほしいものですよね~
[Terrafugia via Wall Street Journal] http://blogs.wsj.com/drivers-seat/2011/07/05/flying-car-maker-gets-regulatory-clearance/
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チキチキバンバン Strike Back!
「空飛ぶ自動車」と言うコンセプトは、余り真新しい物ではない。有名なところではディック・ヴァン・ダイク主演のミュージカル映画「チキチキバンバン」がある。この映画でヴァン・ダイク演じる発明家の愛車は、空想世界で水上を走り、羽布張りの翼を広げて空を飛ぶ。(*1)原作は007シリーズで有名なイアン・フレミングの童話と言うのはかなり意外だが(*2)「空飛ぶ自動車」と言う言葉に込められた夢一杯の楽しい映画だ。(*3)もう一寸新しいところでは、特撮テレビにもなった「ロボット刑事K」のパトカー「ジョーカー」が空を飛ぶ(*4)。
実際に作られた「空飛ぶ自動車」もある。が、その多くは「軽自動車に主翼や尾翼などのアタッチメントをつけて飛行機にする」ものであるから、我が帝国陸軍が計画した( 計画のみだが)特三号戦車・クロ車(*5)と大差なく、「戦車でさえ飛べるのだから、自動車が飛べて当たり前だ。」と私なんぞは思ってしまう。
実際に作られた「空飛ぶ自動車」もある。が、その多くは「軽自動車に主翼や尾翼などのアタッチメントをつけて飛行機にする」ものであるから、我が帝国陸軍が計画した( 計画のみだが)特三号戦車・クロ車(*5)と大差なく、「戦車でさえ飛べるのだから、自動車が飛べて当たり前だ。」と私なんぞは思ってしまう。

だが、上掲記事で報じられているTerrafugia Transition Flying Carは違うようだ。写真などを見ると「自動車にしては妙な外形形状」をしており、「これはひょっとしてこのまま離陸できるのではないか。」と期待させられる。そう、映画「チキチキバンバン」の、あのシーンのように。

報じられているニュースは、窓ガラスとタイヤの材質が航空機用としても自動車用としても認められて、これでめでたく「法律的制限をクリアした」と言うニュース。元になっている記事のタイトルは「Flying Car Maker Gets Regulatory Clearance」だから、英語らしいより直轄的な表現だ。
言い換えれば、今回のニュースは当該Flying Carを「今計画している材料で製造しても良い」と言うだけ。自動車として公道を走る事はこれでクリアーだろうが、飛行機として空を飛ぶには連邦航空局FAAの型式証明か何かがまだ要りそうだから、油断は出来ない。それでも「空飛ぶ自動車」実現への一歩前進であることは間違いない。
実際に運用となると、「離着陸は空港または私有地に限る。少なくとも一般公道では制限。」とか、「飛行計画の提出と承認はどうするか」とか、「飛行違反の取り締まりはどうするか(*6)」などなど、あれこれ問題は生じそうだが、空港も離着陸できそうな私有地も沢山あるアメリカならば、一定の需要は見込めるのだろう。
問題は、上掲記事の述べている「夢」、我が国での「空飛ぶ自動車」普及。
上記の制限を考えると、残念ながら「自家用機並みの普及がやっと」、つまり滅多に持っている奴、乗っている奴は居ないということになると予想せざるを得ない。「いざと言うとき滑走路に使えるように、高速道路の一部を直線化しておく」なんて事さえ実施されていない我が国では、実質空港以外で離着陸は「空飛ぶ自動車」と雖も先ず不可能であり、且つその空港の数が限られているから。経営の苦しい地方空港の活性化には、役立つかも知れないが。
<注釈>
(*1) ばかりじゃないのは・・・最後まで御覧になった方は御存知だ。(*2) 尤も、イアン・フレミングの原作小説は、映画とは大分異なる。スーパーメカもボンドガールも映画のオリジナルである。そう言えば、「潜水する車」は映画007に登場するな。(*3) ま、ミュージカルってのは楽しいものだがね。ウエストサイドストーリーなんて、ストーリーだけならかなりシリアスな悲劇となるが、歌と踊りであれだけ明るい印象になる。(*4) 原作漫画で見る限りは普通の車がそのまま空を飛ぶようで・・・ジェット噴射だろうか。そりゃ噴流と熱風が近所迷惑だな。(*5) 95式軽戦車を装甲厚減らして軽量化し、主翼と尾翼をくっつけてグライダーのように牽引飛行させようという計画。因みに95式軽戦車は軽装甲を以って知られる我が帝国陸軍戦車の中でも装甲が薄い方だから・・・後は記述するに忍びない。
因みに95式軽戦車は童話「九番めのタンク」では主人公・タン九朗。95軽なので、空は飛ばない。(*6) 全国の警察にFlying Carを「空飛ぶパトカー」として配備?だとすると、警察Flying Carは公道での離着陸勝手??
元記事 WSJ
http://blogs.wsj.com/drivers-seat/2011/07/05/flying-car-maker-gets-regulatory-clearance/
Flying Car Maker Gets Regulatory Clearance
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By Jonathan Welsh
Terrafugia Inc.
Terrafugia Transition roadable aircraft. Terrafugia, Inc., the Woburn, Mass., company developing a flying car or “roadable aircraft” called the Transition, says it received special exemptions from the National Highway Traffic Safety Administration.The exemptions, which are particular to vehicles that fly and drive on roads, will allow the company to begin delivering the Transition when it is ready late next year. They allow the Transition to use plastic windows instead of standard automotive safety glass, and tires that aren’t normally allowed on multi-purpose vehicles.The company says laminated safety glass used on cars for decades would add too much weight and could fracture in a way that would obscure the pilot’s view through the windshield. Lightweight polycarbonate windshields used in aircraft are designed in part to withstand impacts with birds, which are generally more of a hazard to pilots than drivers.The vehicle’s tires are the same type used for flight testing and road testing in 2009. They are rated for highway speeds and designed for the stress of landings. The Transition has needed a number of special allowances from regulators because of conflicts between the ruled that certain rules that govern light aircraft and those that apply to passenger cars. Last year the Federal Aviation Administration gave the company permission for the vehicle to weigh 110 pounds more than is normally allowed in the light sport aircraft category.Last month Terrafugia said it would delay deliveries of the vehicle because of production challenges and problems with suppliers. The company says it expects to deliver the first production vehicle late next year. It previously said deliveries would start late this year.