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 思わず吹き出してしまったのは、AFP通信の記事、特にタイトルだ。
 預言者」なんて肩書きは「自称」に決まっている。わざわざ特筆大書することかね。

 定義からすると「預言者」を定めて認定するのは「神」なんだろうけれど、「神の声」なんて物は誰にでも聞こえる物ではない。少なくとも私は音声として聞いたことはない。「神の声と察する」のがせいぜいだ。
 であるならば「何某は預言者である」という神の声が、その当人以外に聞こえるという可能性は極めて低いのだから、「預言者」なんて肩書きは、詰まるところ自称か、さもなければでっち上げ以外の何かであるとは思えない。
 
 であるならば、

 自称「預言者」もしくはでっち上げ「預言者」が何やら「予言」したところで、寝言以上の価値があるとは考えにくい。

 ま、万一に備えるというのは、悪いことではないがね。

 しかしその予言が「5月11日に巨大地震と津波が台湾を襲い、数百万人が犠牲になる」 であるのに対し、その対策が貨物コンテナは普通の建物より安全だとしてコンテナの中にいるようアドバイスしたと言うのだから、普通に考えたらこれは一月遅れのエイプリルフールだろう。
 「コンテナならば津波が来ても浮くから安全」という理屈が一応付きそうだが、多分、普通の貨物コンテナは水密じゃないから、浮かないぞ。
 であるというのに報道に依れば、コンテナ約170個をシェルターに改造する作業が進められている。」だそうである。好意的に解釈するならば、水密にしたコンテナ( 当然、写真に写っているコンテナの少なくとも出入り口、普通ならば窓も、水密の筈。)を高台に配置して、地震・洪水後の仮設住宅を先行設置した、と言うことだが・・・・
 
 「神の声を聞いた奇蹟の預言者の有り難い予言」である可能性よりも、「コンテナ改造業者の違法すれすれの宣伝が思わぬ効果を挙げた」可能性の方が、よっほど高いと思うぞ。