応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
 
転載開始==========================================

中国、夏場に3千万キロワット不足

 1日発行の中国紙、中国エネルギー報によると、中国電力企業連合会は同日までに、中国内の電力不足が深刻化しており、夏場に3000万キロワットの不足が生じる可能性があるとの見通しを発表した。
 電力規制により、広東省などで日系企業が影響を受ける可能性もある。
 日本では東日本大震災の影響により東京電力管内で夏場に最大1500万キロワットの電力不足になる恐れがあるが、中国の不足量見通しはその倍に相当する。
 中国では経済成長に伴い電力需要が急増しており、2011年は前年比約12%増の約4兆7千億キロワット時に達する見通しという。(共同)
==========================================転載完了
 
 報じられているのは、我が国ならぬ「お隣り(*1)」中国の今年夏に予想される電力不足。
 
 言うまでもないだろうが、中国は別にマグニチュード9の大地震を喰った訳でも、沖合で波高10mに達する津波を受けた訳でも、原発事故で原発が停止した訳でもない。ひょっとすると「福島原発事故の影響」は被るかも知れないが、一党独裁政権下で「原発の安全性」がいかほどの問題であろうか。
 
 つまり、中国の電力不足は、地震や天災の影響ではなく、電力需要に供給が追いつかなかった結果であり、報道によるとその不足分は、東日本大震災を喰らった我が国の倍、3000万キロワットであるという。
 
 問題は、中国が、かような電力不足を、どうやって解消しようとするか、だ。
 
 建設に時間のかかるダムを作り始めるだろうか?
 エコに目覚めて「再生可能なエネルギー」太陽光や風力発電を始めるだろうか?
 
 とんでも無い。
 
 ポーズや宣伝工作はいざ知らず、賭けても良いが彼らはこの電力不足を、火力発電所と原子力発電所で賄おうとするだろう。
 
  中国はCOP15でも「1990年の6倍のに酸化炭素を排出する」と実質宣言しているのだ。電力不足は最も手っ取り早い方法でまかなうに決まっているし、その結果二酸化炭素排出量が増えたところで、気にとめるような中国人ではなかろう。

中国の暴走-COP15直前 各国二酸化炭素排出数値目標の比較 見える化版- ttp://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/30844339.html
 
 更に留意すべきは、中国の原発であろう。
 
 警戒せよ、中国に!

<注釈>

(*1): 間に日本海も半島もあるし、それ以上にその膨張主義、中華思想、侵略的傾向などは、あまり「お隣」と言いたくない国ではある。が、嫌でも応でも黄砂は飛んでくるし、尖閣諸島から沖縄まで「核心的利益」などと領土的野心をむき出しにする国を、意識しないわけには行くまい。
 忘れちゃいけないな。多くの戦争は、「お隣同志の国」が行うものだ。
 隣人とは仲良くするのが得策かも知れないが、隣国とのデフォルト状態は、むしろ対立関係であると心得るべきだ。